2015.01.08

オレ的には企画室・・・の巻

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  本年リポート第1段は、さる12月に訪れた大韓散歩にてスタートо(^ヮ^)о
  とある郊外の街角にイカした壁画発見!

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  まんまドテンと「肥桶門」……。

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  内部。色彩がステキ(゜゜;)

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  やってきたのは「トイレ博物館」。なにしろあらゆる博物館がお出ましになる大韓である。ひょっとしてこんなのもありはしまいかと思い、ネットで「화장실박물관=ファジャンシルパンムルグァン(トイレ博物館)」と検索をかけてみたところ、これがそのままズバリでヒット。そうなれば訪ねないワケにもいかないのが一連の“大韓ケンチャナヨ散歩”だ。そこで、ソウル駅前から水原方面ゆきバスを捉まえてやってきたのでありMASITA。

※ココ요:해우재 화장실박물관

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  もちろんいたって真面目な施設である。以下、パンフレットからの抜粋。

  トイレ文化展示館である解憂斎は、寺のお手洗いを意味する解憂所という言葉にちなんで、憂いや心配を解く家という意味で名付けられた。故・沈載徳(シム・ジェドク)さんは、世界トイレ協会の設立を記念して世界の人々にトイレの重要性を伝えるため、30年あまり暮らした自宅を便器の形に改築して「解憂斎」と名付けた。
  解憂斎は2007年11月11日に完成し(中略)、展示、体験、教育などの機能を備えたトイレ文化センターおよび世界トイレ体験館を建設し、世界初のトイレテーマパークを完成させる予定だ。(引用ここまで。解憂斎=ヘウジェ)

  という次第で、館内と野外にあれこれ展示物があって楽しい。

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  済州島名産・黒豚。
「済州島の黒豚はなぜ旨いか?」(抄録)
  と記したのは、桑原史成氏だったと思うが……。

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  子の心、親知らず?

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  こういうシャレっ気がイイんだよねо(^ヮ^)о。
  ふと思った。文字どおり黄金のウンコオブジェを道楽でつくってみたいもんだ(実行した御仁は、世界中に500人はいるハズ)。

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  ドサクサに紛れてホンモノを設えてみたいという衝動が起きないでもない(笑)。

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  ソウルの定宿で居合わせたオーストラリア人男性にコレをみせたところ、「おおっ、ロダン、ロダン!」と大爆笑で大喜び。相棒の女性に「今日はココにゆく是!」とハリキっていた。

  ところで、ココ「トイレ博物館」の直訳は「化粧室博物館」。トイレを化粧室と言い換えるのは日本と同様である。ホントにあそこで化粧を施している女性がどれだけいるかはとくに男にとっては深遠なナゾではあるけれど、どうも違うような気がするよなァと思わないでもない。どうでもいい話ではあるが、自宅のトイレには雑誌やら書籍やら地図帳やらが山積みになっている(ひところ「ガラスの仮面」が山積みになっていたのは作曲家・デラTの自宅トイレ)。で、ようはそんなのをテキトーに拾い読みしながらあれこれ戦略を練っているのである。大韓散歩のアイデアであるとか、ただいま目論んでいる某国散歩コースなどなど。まぁ、企画の場なワケですよ。ということは、むしろ「企画室」とするのがトイレにふさわしい呼び名なんじゃないかと思うのだがいかがであろうか。

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  展示館。道路向かいにある建物(文化中心)の屋上からこのトイレ形が俯瞰できるが、工事中につき館内のポスターで雰囲気を。

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  万国トイレピクトグラム。タイ、カナダ、トルコがお気に入りだが、SMチック(?)なブラジルも楽しい。

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  子どもはウンコが大好き(中野まり子の便おっと弁を思い浮かべた)。しかし、「企画室」では大きいのばかりじゃなく小さいのもお出ましになる。ところが、クローズアップされているのはでかいほうばかりで、これではションベンの立場がないではないか(笑)。소변차별금지(小便差別禁止)(゜゜;)(゜゜;)(゜゜;)

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  転用法。

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  ヘウジェファジャンシルパンムルグァンのみなさん。감사합니다m(__)m

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  オリジナルグッズの数々。手提げを持って汽車に乗っていたら、乗り合わせた若い女性グループにチェックされた(笑)。

  行き方。ソウル駅前バス乗り場から7900、7800番などで「동원고교・해우재입구(トンウォンコギョ・ヘウジェイック)=東園高校・解憂斎入口」下車、徒歩5分。地下鉄1号線・成均館大駅からマウルバス3-2も利用可(ヘウジェ下車)。
  つづくо(^ヮ^)о

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2014.12.21

ドイツVOW?...の巻

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  ズィルト島で、北海を望むベンチに座ってひと休みしようとしたら、目の前にこんな顔(゜゜;)(゜゜;)(゜゜;)

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  同じくズィルトにはマラドーナの宿敵通り。

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  隣はエボラ駅か?

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  雨なんて名前の駅も……。しかし、駅のナリのわりには詰所(?)には豪華なメカニックが満載。

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  ハンブルクにも『深夜特急』の愛読者がいたか?

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  そのハンブルクでみかけた「質問はわたしがします」。

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  っと思ったら、「ミニチュアワンダーランド」のビデオ上映にキムガプス登場!  コレはちょっと微妙かもしれないが、ほんの20秒前ぐらいの表情はクリソツであった。立ち止まって激似を待つほどのモノでもないのでコレでスルーしたが。

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  朝のハンブルクを疾走するナゾのミニカー軍団(全部で10台ぐらい)。

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  その刹那、ふと振りかえると親しみのあるイラストが……。しかし、同じ落書きでも、グラフィティなんかよかよほど味わいがあるってもんだ。

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  で、コレが“飾り窓”だったらちょっと恐いなと思ってみたり(゜゜;)(゜゜;)(゜゜;)

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  でも、こっちだったら萌え系飾り窓になってしまうではないかо(^ヮ^)о

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  それでこんなのもあるワケです(事情があって屋号の一部をボカしMASITA)。

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  ドナウワース駅のホーム連絡通路にはこんな自動販売機が。ためしに買って使ってみたところ、ブカブカでショックを受けMASITA……というのはいま思いついたベタなネタ。

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  こういうどうでもいいものについ目がいってしまうのは楽しいが、ときにはこんな物体があってココロが和む(拡大注意)

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  しかしコレでは客が魚に喰われちゃうのと違うか?

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  何カ所かでみかけた記念メダル製造機。1ユーロ硬貨と5セント硬貨を入れてハンドルを回すと、5セント硬貨がメダルに早変わりということなのだが、おカネを粗末にしてはいけませんという古風なオレは、試す気にはなれなかった(笑)。

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  帰り際、フランクフルト中央駅でみかけた異色の汽車。フォルムといい顔といい配色といい、あなたこのオレ好み♪  調べてみると、タウヌスバーンという第2種鉄道事業者(日本式には)の車両で、営業区間はわずか36.9キロ──フランクフルト〜バルトソルムス(?  Waldsolms)──ながら、沿線の車窓は以外と変化に富んでいるようだ。つぎの機会にはぜひ乗ってみたいと思う。

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  そういう次第で、無事にフランクフルト空港から飛び立ったのでありMASITA。なにかと得るところの多い充実したドイツ散歩だった。……っと、舌の根も乾かぬうちに(?)、ただいま国外逃亡中だったりするのだが。
  なぜか、つづく(゜゜;)(゜゜;)(゜゜;)

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2013.12.26

暖...の巻

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  ネコの冬じたく。

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  ホントなら徹底的につくり直してホンモノのオンドルにしたいのだが、そんなワケにもいかないので妥協のうえ電気カーペットを買ってみた。そしたら、さっそくこんな具合にо(^ヮ^)о
  ところで。「暖かい」の大韓語は「따뜻하다(タットゥッタダ)」。あのふぁんこでもっともイヤ〜ンな第15話でさんしらがつぶやいてMASU네……。
환커15회その1

상실아:따뜻해,이상하지.이제 곧 겨울인뎨,꼭 봄 같아,이렇계 있으니까,겨울이 오지 않을 겉어나.
  問題のイヤ〜ンすぎる場面(゜゜;)(゜゜;)(゜゜;)
환커15회その2・장철수,너 찾으러 온거야?

상실아:볼리한 건 다 잊을 거야.이것도 다잊을 거야. 그러니까 잠깐만……잠깐만……,이대로 있어…….
상실아:이계 됐어.잊을 수 있을 것 같애…….안녕……,장철수.그리고 내이름은 조안나야.
  訳はご随意にドウゾо(^ヮ^)о  ん?  なんか話がどっかに飛んで……、まっ、いいや。

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  寝返ってるし。

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  それにして、も。でかい……。ぁあ、「巨大」(大韓語の「거대」でも可)で画像検索すると、イロイロと愉快なシロモノがお出ましになったりする。ひとびとが「でかいモノ」になにを連想するのかというちょっとした見本……か?

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  ネコは寝床さがしの天才だからねぇ。

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  ところで。一畸人(褒め言葉)の趣味に端を発したと思われる千葉県某所の大電飾大会は今年も絶好調。

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  最寄り駅からのシャトルバスがそれなりとはいえ賑わっているのをみたのも今年がはじめてだが、駅に戻ったからといって汽車に接続しているとは限らないところもミソ。

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  駅もこんな具合になって久しい。駅前にはしゅぽから成り下がった(失礼)と思しき便利店(コンビニ)が1軒。

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  なんか年の締めくくりに同じのをアップしてるような気がしないでもないが、変わらないことにだって価値があるのだ。

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  という次第で……。

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  今年もお世話になりMASITA。来年もどうぞよろしくお願い申し上げますm(__)m

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  おまけ。近所のしゅぽ(スーパーというか「ドラッグストア」だが)でマッコリを買ったら「588円」でしたねー(意味なしもふ・笑)。

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2012.09.14

ふと、秋?...の巻

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 ィ夜。ベッドで寝転がっていると虫の音が耳ににぎやか。

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 いつごろからかはわからないけれど、夏の終幕はアンコールの余韻に収斂されてゆくということのようだ。

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 まっ、しかし実りの秋。

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 野山をのぞけばこんなのがちらほら。で……。

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 生首参上(>_<)……。

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 どちらがお好みですかな?

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 もとより生首だけなら珍しいモノでもないが(フントかよ?)、立ち止まってみればラジオ(AM)の音が生首の下のビニール袋に閉じ込められたラジオから漂ってくるんですよ。ある種の妖気とともに。ある種のとはもちろん畸人のそれである。別の日に通りかかったら家主と思われるおっさんが電動草刈り機を手にウロウロしていた。勝手な思い込みにて失礼といったところかもしれないが、ちょっとオソロシげなスポットである。ちなみにココは、なんどかアップした畸人の館のすぐ近所。トマンガ(逃げろ)〜!

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 すぐ近くの道ばたでは野菜で動物づくり。どなたかココで亡くなったのだろうか……?
 それにしてもふと思ったんだが、雨の日はどうしてるんだろうねぇ。濡れた髪の行方やいかに。

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 そんな房総。なんと3度目のケートラとの邂逅だぁ(コチラもドウゾ)。

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 이봐 개!
 だからどうしたってワケでもないのだが、なんかくだらなくてウレシイよねo(^ヮ^)o

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 이봐 개!
 ちなみに、あとをつけていったらとある駅前のしゅぽに横づけされた。
 

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 そういう秋の訪れでありMASITA。

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2011.12.31

イロイロウロウロ...の巻

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 大晦日とは、ホントに1年は早いものでございます……。
 今年も大韓とは切っても切れない日々をすごしてきたが、某編集者とのミニ忘年会がこれまた“大韓街”として名高い新大久保であったところがア デイ インザ ライフ……。

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 会社勤めしているときは、もちろん都内で1杯ひっかけることは日常だったけれど、ここ数年は、都内よりも韓国のどこかで飲んでるほうが多くなったというのも因果な話。
 それにしても。ここ半年だかなんだかで、新大久保駅の乗降客数が3割以上増えたなどという話も耳にするほどの“大韓街”ブームだが、この日も飲食店は軒並み満員御礼。ああらためてその賑わいを実感させられた。ものたりないのは玄関で、オレが駅長だったら、構内放送に韓国語を加えたりちょっとした調度品に工夫を凝らしたりするところ(そんな権限があるのかどうかは知らないが)。系列の旅行代理店とも提携し、新大久保支店限定の“韓流ツアー”なんてのも面白そうだ。まっ、そんな商売気なしにぶっきらぼうに構えてるのも、それはそれで味わいがないともいえないのだが……。

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 で、そんなところでのんびり忘年会をやっていれば、帰宅するのも億劫になっちゃうので、そのまま毎度おなじみの作曲家デラTの家で厄介になる(画像はヤツが焼いたガレット。器用なものですにゃぁ)。いつものことながら、朝方6時ごろまで硬軟織りまぜた話題で盛り上がったが、さしあたり大爆笑したのがヤツが収録した「トンイ」の録画であった。
 第何話だったか、トンイと兄貴ぶんのチョンスとが再会した場面で、「にいさんっ!」「トンイ……」とか見つめあいつつ風雲急を告げているまさにそのとき、チョンスの背後を大きなネズミ(韓国語で「チュイ=쥐」なんですよね。ついでですが)がスルスルスルスルピョッってなふうに走ってるんですよo(^ヮ^)o ガはとく飛んでるし、「イサン」ではすでに死んだソンヨンが病床のイサンを見舞うという幻想の場面で、ソンヨンの手にハエが止まってたりしたもんだが、このネズミ、ゲストの立ち居振る舞いということではアカデミー賞クラスの活躍ですにゃぁとウレシくなってしまった。で、帰宅して検索してみたら、こんなのがありMASITA요!
「동이&쥐@Yongin」

「だれもこの面白さをわかってくれそうなのがいなくてさぁ」とはデラTの弁だがケンチャナヨだ。この世に少なくとも500人は共有できる友がいる。

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 年末ってのは、こんな電飾系もイロイロ。

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 この近所には、記憶にあるかぎりではかれこれ十余年前から自宅にド派手な電飾を施してきた畸人(もちろん誉め言葉)がおられるのだが、気がついてみれば行政を巻き込んでこのありさま……。

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 その最寄り駅もこんなふうで、来訪者もひっきりなしだったが、当然のようにみなクルマ。1日数本の汽車ではさすがに……ってものかも。

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 使用前。

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 電飾はけっして嫌いではないけれど、なんのかんのいっても、こんな小さな彩りにはかなわない。やっぱ天然ですよ、天然。
 ということで、今年もお世話になりMASITA。来年もよろしくお願い申し上げますm(_ _)m

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2011.06.04

イラスト対決?....の巻

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 どこかでみかけた顔……。

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 上からo(^ヮ^)o

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 ふと思いだしたら、サンシルさ(ざ)まあるいはハンィエスルにハマってからほぼ1年が経っていた。だからどうしたってな話ではあるけど、われながらよくもまぁ飽きないもんだと呆れつつ、「1周年記念」のシャレにこんなのを買ってしまったのでありMASITA。
 ちょっと地味な存在ではあったが、「ファンタスティックカップル」でチャンチョルスの家に転がってたりソファのうえに乗せられてたりしたぬいぐるみ「ミヤンイ」でありまッスムニダ。
 じつは、大韓に行けばいまでも売ってるかもとあれこれ探したところ、とりあえず「オプソヨ(ありません)」。いちどはソウルの巨大書店「教保文庫」(雑貨とかもイロイロあり)で調べてもらった挙げ句、データベース上にひとつだけある在庫を探しまわってもらったりしたことも……。
「明洞の露店とか東大門あたりを探せばまだあるかもしれないですが」
 とアドバイスをもらったのだが、その途上で「ミヤンイ」という発音を確かめることができたのはちょっとしたオマケ。つづりから「ミヤンギ」ないし「ミヤギ」と聞こえるんじゃないかと推測していたのがスッキリしたのだった。
 で、最近になってネットを調べたら、大韓のプロパーとそう変わらない値段でしかも送料込みというのを発見。迷わずムダ遣いをしたというワケなんですにゃぁ(笑)。でもコレ、想像以上にかなりショボイ(>_<) 大中小とあって「小」を買ったんだけど、サンシルがヘソクリを隠していたようなお腹の袋もなかったし。
 イイ歳してなにやってんだと思わんでもないが、「でも、やるんだよっ!」。

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 そんなこんなで、ついでにカメラを1台買った。ニコンの一眼レフである。
 写真は凝れば凝るだけの価値があると思っているが、個人的にはだからといって機材優先で荷物ばかり増やしたりというのを是としていないので、デジタル化してからは一眼レフを避けてきた。ところが、いま愛用している一体型に代わる同レベルのカメラがないのである。つまり、最低でもレンズが28〜200mm(35mm換算)の手動ズーム、F値2.8〜3.5ていど、大きめのCMOS(ないしCCD)を装備……。予算はどもかくようはたったこれだけの条件なのに、探した範囲ではオプソヨ。なかでも使い勝手の点で手動ズームは必要条件である。もはや一眼にするしかないのか?

 そしたら、ニコンの普及型に軽くて機能的にもまぁまぁなのがあった。レンズを調べると、タムロンの18〜200mm(換算28〜300mm。ただしF値は3.5〜6.3と暗めで手ブレ機能がない)が1万5000円ていどにダンピングされていたりで、「これならシンプルに使えてよさそうだ」と購入するに至ったワケです。ちなみに、こういうときのためのポイントなども使いつつ合計4万円ほど(ケースとメディア込み)。既存の一体型のときより割安であった。
 だが、あらためてみてみると、件の一体型のほうに明らかな優位点があった。視野率がニコンの約95%に対しほぼ100%なのである。この差が影響するのかどうかはわからないけど、ちょっとばかりウォーミングアップが必要かもしれない。
 ・・・というのは前置きで、新しいカメラに冒頭の画像ような加工を施す機能がついてるのがこりゃ愉快という話でございMASITAo(^ヮ^)o まっ、こういうこと以外に使うことはないと思いますが……。

 ついでに。銀塩の一眼レフはキヤノンを使ってきた。それがなぜニコンに鞍替えしたかというと、これがキヤノンの経営者のお陰なのだ。製品そのものは信頼できるし、キヤノンを選べば、もしかしたらストロボなんかの転用もできるかもと思わないでもなかったが、あんな庶民にとっての“逆族的”経営者が牛耳る企業にビタ一文とてカネなんぞ払うつもりはない。ほかにもそういうひと(同志?)がいるんだが、ファジャンシリ コラジガクレソトゥエゲッソ?

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 イラストといえば、デラTこと斉藤恒芳(作曲家ほかイロイロ)が上手いんですよ。ハンイェスル(というかサンシル)をみて「カン尚宮のほうがいい女じゃん!!」なんて力説してるような男なんですがね。──念のため……カン尚宮ってのは「イサン」の大后づきのアジュンマ。「トンイ」にも第8話から登場していて(もちろん大喜びのデラTであった)とっても味わいのある役者だけどさ、ちょっとカテゴリが違うよねぇ……? ──というちょっと不思議なデラTではあるが、こんなのをサササッと描いてしまう。
「この前、山手線のなかでヒマだったもんだから、座ってこんなのを描いてたんだよ。なんか隣に座ってたサラリーマンが横目でみてたりするんだけど、出来上がったのをそのままデリートしたら、“あっ!”とか驚いた声が聞こえてくるんだよね」
 だってさ。そりゃそうでしょうよ。

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▲画:斉藤恒芳(禁無断転載・笑)。制作所要時間およそ3分!
 しかしまぁ、オレ的にはそんなデラTが「♪」。クリエイティブな畸人はステキである(じつは、イェスルもちょっとした畸人というかアシッドが入ってるんじゃないかと想像してるんだけど)。

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 話かわりますけど。

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 ちょび昼寝。なんかトグロを巻いてる大蛇のごとし。

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 こっちに気づくとイソイソとやってくる。

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 話もどりますけど。

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 昨年6月21日に買った「ファンタスティックカップル」のDVD。年明けぐらいまでにかれこれ15周ほどしたらやっとこさ「落ち着いた」(ついでに字幕なしでも大丈夫になったが)。ところが、つい先ごろ地上波でテレビ放映されてた「クリスマスに雪は降りますか?」をみていて「ぁあ、○○○○(想像にお任せします〜)」となんど呟いたかわからず、いつ衝動買いをするか知れたものではない今日このごろ。しかも、日本のテレビ放映の常とはいえ、どこまで原型を留めているのやらというレベルのカット版で、本当はどういう話だったのさというのも気にかかる。しかしまぁ、その前に真面目に仕事しないとねぇ。ただいまカンヅメ状態にて仕事に勤しんでおりますo(^ヮ^)o

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 ちょびもこんな感じ。
 毎度のヨタ話的近況でございMASITA。

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2011.03.30

春のおやつ...の巻

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 台湾の汽車も面白い! ……だからというワケでもないけれど、「台湾鉄道の旅完全ガイド」(イカロス出版)の制作に参加しMASITA(「全駅ガイド」を担当)。入門者から極マニアまで(?)楽しめるオススメの1冊でございます。大規模な震災かつ人災のさなかにあって、とても旅行にでかけるどころじゃないともいえそうだが、こうした楽しみを含め、暮らしや社会の一刻も早い復旧を願ってやまない。

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 話はいきなり飛ぶけれど……。友人約2名──R&音楽家デラT──が「エースを狙え!」のファンというかマニアなんですよ(案外、Sにもその素質があったりするが)。もう、いっちいちセリフや絵面の細かいところまで覚えている。だから、たとえば海辺に立つやいなや「雄波がひとつ……」とつぶやくなんてのはごく入門編で、信州といえば「そばまんじゅう」に直結しなければならないし、蜘蛛の巣柄の浴衣にウンチクを並べてみたりという話。
 で、つい先日もデラTとそんな話になって、「そういや、中学生のころに買った『エース』のサントラやらドラマLPがどっかにあったハズ」というのを思いだした。もはや自宅での再生はできないが、しからばヤツにプレゼントしようと思って物置をゴソゴソ。でも、数次の引っ越しのドサクサのせいかにわかには発掘できず、代わりに「ザ・ヘリコプターズ」のLPが二十余年(30年か?)ぶりに日の目をみたのであった。

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「ザ・ヘリコプターズ」は郷津晴彦氏らによるユニットで、この1枚から受けた衝撃は当時をしてなかなか強烈なものがあった。

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■A面
・1:便り
・2:南京玉すだれ
・3:ソレイユ
・4:納豆
・5:しつこいやくざ
・6:少年兵
・7:ストレインジャーズ・ブルーズ
・8:天狗の面

■B面
・1:源平メドレー(a.源氏ボタル b.平家ガニ)
・2:ギターとオルガンのための小品
・3:二度栗山温泉
・4:ハンといとこ〜ブロッツマンの娘
・5:君と僕
・6:すごいパンク
・7:ゴメスの浮気
──以上、ラインナップ!

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 なんかふざけたような──というか、実際そうだったのかもしれないが?──曲名であり曲だけれど、これが味わいのあるサウンドなのである。
 そういや、デラTとの電話で、「この前仕事したひとが『イデオン』をほめまくってた」みたいなことをヤツが言っていたが(ヤツはアニメのサントラなども手掛けている)、「伝説巨神イデオン」はオレにとっても思い入れの大きな作品。すぎやまこういち氏のサントラに中学生のころシビレていたものだったが、「イデオンにショスタコービッチ。で、CKB。説得力のある流れだろ?」「たしかに」なんていう話にもなった。しかし、ショスタコービッチと踵を接してヘリコプターズのサウンドもあったんだなァなどと、しばし思い出にふけってしまった(ユニットにあの近藤等則氏が参加しているのに気づくひともいるハズ)。なんかバランバランなようだけど、音色(おといろ)としてこれは正しいと勝手に思い込んでいるのだ。

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 ちなみに、「二度栗山温泉」ってホントにあるんですよ。当時、与野(埼玉)にあるのを発見して(たしかSが発見したのだが、インターネットのない時代、どうやってそんなのに遭遇したんだろ?)、さっそく探訪。温泉そのものは会員制で外来入浴はできなかったが、隣接して二度栗山大師ってのがあって、以後3〜4年間は初詣での舞台となったのであった。わざわざ千葉から。いちどは寝起き(?)のHを「ちょっとそこまで」と騙くらかして連れていったこともあったが、だからってなにが面白かったのかねぇ……。でもやるんだよっ!

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 ぁあ、この「健康的でイイ調子」なポンチャック画像は話と関係ありまっせんでスムニダ。いや、微妙に関係しあってるのかも。

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 フランス生まれでイタリア育ち?(写真はS提供)
 案外、こんなのもなんらかに影響している……といっても「なんだそりゃ?」の世界ですよね。すみません。

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 なんかイイ時代だったといえばいえるんだろうなぁ……?

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2010.12.28

師走のひなた...の巻

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「愛してるっ!! 韓国ドラマ 特別編集」が発売中! ドラマやK-POPの最新情報が満載の1冊でございます。いまや“聖地”と化した感のある新大久保の街歩きガイドも必見。……こちらには寄稿していませんでスムニダ(念のため)。
 また、11月号に引続き、NHKの韓国語講座「まいにちハングル講座」のテキストブックに写真を提供しました。「愛韓」編集長・康熙奉氏の連載コラム「韓流の贈り物」の口絵で、今回は韓国料理がテーマになっています。講座と併せお楽しみいただければ幸いです。

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 テニスコートの休日。

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 片づけをしていたら寝床から飛び出してきたちょび。ゴロンゴロンとゴキゲンな午後。

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 ネコはひなたが好きだからねぇ……。

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 そんな年の瀬。Sが送ってよこした「のぐり」画像。
 ソウルでテレビをつけたら水原のゴルフ練習場で勃発したタヌキ救出大作戦の巻をやってて、「そういや韓国語では“のぐり”だったにゃ」と思いつつその話をしたら、このていたらく(笑)。しかもわっざわざ勤務先近くの韓国料理店に頼んで仕入れてもらったらしい……。
 そりゃそれとしても響きがいいよねぇ。のぐり。ノグリじゃなくてのぐり。検索してみたら同じような感性のひともちらほらいて、なかには「流行語大賞」なんてノミネートもo(^ヮ^)o なんかCM動画をうぷしてるヒトもいるし……。
のぐり너구리のぐり

Nitamoyou3751

 わが家の“のぐり”柄2匹。「너구리」で画像検索すると、似たネコが出てくる。

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 恒例の畸人イルミネーション。

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 年々派手になっているような気配。最寄り駅(小湊鉄道・月崎駅)とを結ぶ無料送迎バスまで登場してたけど、バスはあっても乗継ぎの列車がほとんどないのではアルマイトの弁当箱?

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 今年もお世話になりMASITA。来年もよろしくお願い申し上げますm(_ _)m

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2010.04.25

漫画摩天楼・・・の巻

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 ソウルからの帰途。ふと窓の外を窺うとこんな風景が……。
「そういや、足立(倫行)さんにもしばらくお目にかかってないなぁ……」
 などと思いながら、足立さんの故郷・境港付近の俯瞰を楽しむ。

Daisen5316

 大山。
 せっかくなので、ご無沙汰の挨拶とともに足立さんに送ってみるかと思っていた矢先、その足立さんからご著書が届きMASITA。ささやかな“宇宙”を実感した瞬間である。

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『妖怪と歩く─ドキュメント・水木しげる』(新潮文庫)は漫画家の水木しげる氏に密着した日々を綴ったルポルタージュである。単行本での初出は1994年。その後に文春文庫にラインナップされた旧作が装丁を新たにして登場したのは、いうまでもなくNHKの“朝ドラ”にあやかったがゆえであろうけれど、巷にあふれがちなジジクサイ便乗商品とはもちろん一線を画す。
「面談時間30分厳守!!」とただし書きが施された一室で邂逅して以来、東京を拠点に共通の故郷・境港はもちろん、アメリカ合州国、ニューギニア……と続けられた旅を通じて、水木しげるという人間そのものがあぶり出されてゆく。熱を帯びた取材は、まさに「妖怪と歩く」。水木氏の人生が「妖怪と歩く」そのものであったことが描き出されるなか、著者もまたほかならぬ「妖怪と歩」いていたことに気づくのである。そこにみられるのは「でもやるんだよっ!」の体現といえるが、文字どおりの密着を試みる一方で、取材対象とともに著者自身が自らの“熱”すらを一歩突き放すかのような冷静さが行間を埋めている。ひとりの人間の描写を試みる作業のなかで、人間・足立倫行はなにを思いどのように変化していったのか。読みながら「ルポルタージュの醍醐味ここにありっ!」となんどもヒザを叩いてしまった。オススメの1冊でございます。

Nemotozenei01

 足立さんの『妖怪と歩く』の直前に入手して読んでいたのが『特殊まんが前衛の道』(根本敬著・東京キララ社/河出書房新社)だったというのも、ちょっとした“宇宙”だった。著者の根本敬氏が水木しげる氏を尊敬してやまないことはよく知られた話で、本書の「はじめに」からしてその思いが語られているのである。
 しかしその“思い”が素晴らしすぎる。なんでも、[「根本敬」と認知されてから、最低三回はお会いしているが]、ともあれ何度か遭遇したそのうちの1回を除いて[会話や挨拶もそこそこに「トイレはどこですか?」と訊かれ、「あの突き当たりを右に入ったところです」]といったやりとりが繰り返されたという。なにも感知できなければただそれだけのできごとかもしれないが、そのエピソードを語るうえで根本氏がインドのカースト制度を引き合い(前ふり)に出したところに絶妙なセンスをみる。いわく[カースト制度には、例えば。バラモンの読書中に生涯頁を捲るだけの、只、それだけの役割のカーストがある(中略)という]。……あとは省略するが、件のNHKドラマはここまでのべ15分みたかどうかだというのにこの小宇宙。みえざる時空がからみあいながらワナをしかけているがごとしである(蛇足だが、「でもやんだよ!」はわが座右の銘。根本敬氏からのインスパイアなのはいうまでもない)。

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 根本氏は、「現在のまんがの八割は辿れば手塚治虫を始祖として、残り二割をその他のまんが家とするが、その二割のうち、多くの割合を占めるのが水木しげる先生だ」と前掲書に記しているが、漫画家ではないけけれど、梶原一騎氏もまたマンガの世界を築いた巨人のひとりなのは間違いないだろう。本書はジャーナリストの斉藤貴男氏がその巨人に挑んだ異色のルポルタージュである。
「巨人の星」「あしたのジョー」「タイガーマスク」……。オレ自身からして子どものころ夢中になって読んだりテレビアニメにかじりついた作品の数々。いや、いまもってみても、十分にのめり込める作品の多くが、この梶原氏のペンから生み出されたという事実はやはり重い。だがしかし……。
 ひとつの優れたルポルタージュとして本書に触れる一方で、どこかしら冷静になりきれない読者になってしまったようだ。おもに絶版のマンガを復刊している「マンガショップ」の作品目録には[かつて梶原一騎は甲子園について、高校球児が全力を尽くして戦う青春の聖地と語った]とある。しかし、ルポルタージュにはそれと相反するかのような梶原像が浮かび上がってきたのだ。生前にあった“悪い噂”はとにかく、マンガ原作者を代表するストーリーテラーであるだけに、小さなショックを覚えたのも事実である。もっとも、それゆえ斉藤氏が梶原氏に向き合いたくなったその理由が窺えてくるような気がするのではあるが。

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 光あるところに影ありというのはあまりに陳腐なたとえだが、たとえでもなんでもなく光を浴びることのない世界というのもまた、マンガ(あるいは出版業界)にはあるのである。
 だが、だからどうしたのというのだ。したたかに。一見斜に構えているようでいて、じつは“狂気”に近い熱中をもって本づくりをするひとびとがいる。マンガにせよルポルタージュにせよなんにせよ、描くこと書くことが好きなのはあたりまえ。でも、じつはもっと大切なのは本をつくりたいという気持ち(熱意と言い換えてもいいかもしれないが)や興味なのではないか。戦後のカストリ雑誌『奇譚クラブ』をめぐるひとびとを描いた『「奇譚クラブ」の人々』(北原童夢・早乙女宏美著/河出文庫)でも一部描き出されているが、本にとりつかれた(?)ひとびとと接するのは、形はさまざまあれど心地よい刺激を伴うものである。
 ところで……。エロマンガといえば、なぜか河川敷とか荒れ地とか裏山の類に打ち捨てられているものだけど、いつだったかSと散歩していてまさにそんなのに遭遇したことがある。「なんか絵に描いたようだねぇ」と苦笑しながら拾ってみたら、これがまたいつの時代のマンガだよと思わせるぐらいレトロな作品のオンパレードなんだ。で、よくよくみると、「昭和58年作品」とかただし書きが添えられてある。ようはすべてが書き下ろしってワケではないらしい。それならあの風情もわかるってものだが、本書『エロ漫画の黄金時代』を読んだら、そうしたエロマンガ業界の裏側がおのずと理解できたのであった。
 ちなみに落ちていたエロマンガはボロボロだったしそのまま放置してきたが、後日になって、わっざわざ新しいのをSが買ってきた。しかも弘前のコンビニで(笑)。そのゲンブツがコレ(“免疫”のないひとはクリックしないほうが無難)である。Sがやったのは「(別段読むつもりもなく)こんなのをわざわざ弘前くんだりで買ってきたというパフォーマンス」の一種ともいえる。ただし“観客”はオレひとり(でもきっと世の中の498人にはわかってもらえるだろう)。バカバカしいといえばいえるんだが、でもやるんだよっ!

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 ちょっと話が飛躍するけれど(笑)、SFも好きである。で、SFマンガとして個人的にもっとも評価しているのがこの『スター・レッド』(全3巻。萩尾望都・小学館)。
 火星人(といっても地球からの移民者の子孫である)の主人公と火星をめぐって展開するストーリーは、異星人との接触や超能力など一見するとこうした作品の定番的アイテムを駆使する一方で、突出した説得力を持つ世界を描き出している。地球人と火星人との間に大きな確執と争いとが渦巻いている未来世界。ちょうどいまなお綿々として存在する国家間や民族間のそれのように。ちょっと唸ったのは、それ(対立や差別)を乗り越えうる手立てが、さりげなく描かれているところである。ひとつは偶然の邂逅から生まれた友情によって。あるいはまたつぎのようなやりとりによって……。
「あなたが火星人にそんなに友好的だとは知らなかったわ」
「火星人も人間だ」
「まあ…! わたしたちだってそう思ってるわ…!」
「彼はわたしの友人だった」
 この本、買ったのは高校生のときだと思うけど(奥付には昭和56年11刷とある)、よくもまぁ飽きずに持ち続けているものだとわれながら感心するほかはない。しかし、いま読み返しても面白く納得できるSFである。じつは以前からことあるごとにそっちの業界の友人に「アニメ化希望!」を主張しているのだが、はたして“夢”は実現するのかどうか……? ぁあ、ついでながら流行りの実写版でやるのであれば、原画に頓着せずにショート髪の美女に主人公を演じてもらうのを希望したい。たとえば……(笑)
 それはそれとして。究極的宇宙航法や超兵器、タイムマシン、超能力など、新旧のSF(およびSFもどき)からあれこれ生み出されてきたが、携帯電話とその普及や、パソコンの一般化、それもインターネットの世界が予言された作品ってあるのだろうか? 『スター・レッド』もまたそこまでには至らず、テレビ電話が使われる一方でアナログふうなファックスが活躍。野外での呼び出しはポケットベル……という案配であった。地球から火星までわずか4時間で到達できる“時代”だというのに。こうしたことはSF愛好家にはとっくに議論されている話題だと思うけれど、事実は小説よりなんとやらではある。

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 そうそう。麻雀マンガもなかなか捨て難い魅力があるのです요。ええ、ええ。でも、単行本まで買ってしまったのはこの『殺気ゆえ』(全2巻。木村直己・不動チカラ/竹書房)だけなんだけれど……。
 ストーリー紹介は割愛するとして、麻雀マンガってのはおそるべきジャンルではありますにゃぁ。いうまでもなく、野球やサッカー、ボクシングなどのスポーツマンガのように、特定の世界をモチーフにしたマンガは数多いけれど、それにしたって雑誌のなかではさまざまあるマンガのひとつにすぎないだろう。『「週刊少年ジャンプ」の「キャプテン翼」』とか『「週刊少年チャンピオン」の「ドカベン」』のように。ところが、麻雀には「近代麻雀」というれっきとした専門誌があり、そこを舞台に脈々と麻雀マンガが生み出されているのである。野球やサッカーにだって専門誌は数知れずだが、そうそうマンガに割かれているわけではない。ところが、「近麻」では主役がまさに麻雀マンガなのだ。
 趣味の世界でいえば、たとえば魚釣りの愛好者は多いし、専門誌も一時ほどではないにせよいくつもあるが、では「釣りマンガは?」となると、矢口高雄氏の『釣りキチ三平』が代表作にしてほとんど孤高の作になってしまう。ほかにもいくつかの釣りマンガがあるにせよ、『釣りキチ三平』がかくも支持を得られたのは矢口氏というたぐい稀な描き手があったがゆえのことであり、釣りという趣味そのものとマンガとの間に親和性があるかどうかということになると、どうもあやしくなる。ところが麻雀マンガときたら、よくもまぁこんなにネタがあるもんだと呆れるやら感心するやらである(矢口作品は、釣りをモチーフにしてはいるものの、描かれているのはあくまで主人公の三平くんとそれをとりまく世界である)。
 ところで、本作の“闘牌”符はちょっと酷いなぁ……。ところどころ「おっ!」と思うところもあるけれど、大味にして難解にすぎるしいくつもの矛盾がみられる(事情は大方の想像がついているが省略)。お読みになった方はいかがでしょうか? ついでながら、やはり「近代麻雀」で連載されていた「リスキー・エッジ」(押川雲太郎)の描く“闘牌”はコクがたっぷりで楽しめた。ありゃぁまさにカタルシスですよ。ぁあ、なんか話が逸れてしまいMASITAネ……。

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2008.09.12

秋だから、読書の話?...の巻


 某日。久方ぶりにカラオケに繰り出す。居酒屋で一杯やってから四十路男女5人組が2時間あまり騒いだ結果がコレ(クリックで画像がでます)。
 1〜2カ所リクエスト間違いもあるけれど、下から順番に上に向かって歌ったのでございます。ラストが「木彫りの龍」ってのがイイでしょ?
 で、CDを買っても歌詞カードを開かないことが多く、こうしてカラオケで歌ってみて「ああ、ここはこういう歌詞だったのか……」と納得することがしばしばあるというのは以前にも記したことがある話。もちろんカードを読まなくてもわかってるのがほとんとだとしても、ちょっとした発見ってのはあって、今回「おおっ!」と思ったのがクレイジーケンバンドの「人間摩天楼」であった(アルバム「ZORO」に収録)。曰く「power to the people!」。この言葉、近ごろはやや軽い感じで用いられているフシもあるけれど、「All power to the people!」ってのは、ブラックパンサーのスローガンですからねぇ。剣さんがマルコムXやチェ=ゲバラにリスペクトしてるという話もあるが、最初に曲を聞いて「タダモノじゃない」と直感したとおり、「人間摩天楼」はシビレる1曲。10月31日の横浜では期待しております。
 ところで。剣さんといえば、個人的にはエロ話のセンスがイイ兄貴ということでも尊敬しているわけで、今回はちょっとそっちの方向の話を。

Mitinoku

 前々から気になっていた『みちのく艶笑譚』(佐々木徳夫編・未來社)を先ごろ購入。これがなかなかイカす1冊で、なんの本かといえば東北地方(と越後)の民話を集めたものなのだが、民話といってもご想像のとおりエロ話である。もちろんふざけた内容ではなく、「これまで日本民俗学の主流柳田派で疎外されてきた性的民俗の空白の部分を、微力ながらカバーできれば」(同書あとがき)という志の書なのであった。
 これが読んでゆくとあっけからんとした面白さがあって。まぁ、際どい話も多いのであまり紹介できないけれど、亡き亭主の墓参りをしている未亡人に「仏にあげたものは坊主のものだ」とかなんとかエロ坊主が言いがかりをつけてきて……とか、マツタケの落書きを擦って消そうとしたら「擦れば擦るほど」なんとかとか、まぁイロイロとそんな話が満載なのでございます。なんつうか、あけっぴろげで明るくて、「人間同士、裸でなにが悪い?」ぐらいの開き直りの感動がありMASITA。野坂昭如氏じゃないけれど「男と女はもっとなかよくするほうがいい」(CKBライブCD「青山246の夜」)という話です。
 で、さらにウケたのが、たとえば遠野の民話だとシメがこうなっているんですにゃぁ。
「どんどはれ」(ママ)

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 こうした牧歌的世界に対して、現代を席巻したのがいわゆるAVだろうか。
 が〜。じつはほとんどみないんですよ、AVって。なぜかといえばつまらないから(とりあえずAVそのものの是非は別として)。タマに取材旅行先のビジネスホテルなどで100円入れてみてみても、例外なく「ああ、やっぱり」でおしまい。いつだったか、雑誌のグラビアだかで「あらまっ♥」と仰天するほどのカワイコちゃんを発見して(実際問題、「へぇ〜」って思うモデルは何人かいるのだが)、ネット上を捜しまわって動画のクリップをみたことがあった。動いているとこれがまたカワイイ。う〜む……、1本ぐらい買っちゃおうかな。ところが、相方の男ってのがそんなカワイコちゃんの相手という大いなる役得だってのに、なにが面白くないのかブス〜〜〜〜っとした仏頂面なんですよ。まっ、内心はどうだかわからないし、感情の表現にもイロイロあるとは思うけれど、なんかとってもウソっぽい。全然うれしそうじゃなくて、みているこっちまでしらけてくる。だからやっぱそんなもんだと思ってますます疎遠になる(このテの指摘はこのあと紹介するバクシーシ山下監督の著書にもあるが)。
 じゃぁまったく興味がないかといえばそんなことはなくて、作品そのものにはほどんと関心がなくても、つくっているひとびとには興味が湧くのであります。そんな思いを“心の師”のひとりである足立倫行さん(ノンフィクション作家)が世に問うたのが『アダルトな人びと』(講談社文庫)。AV業界に暮らすさまざまなひとや舞台に密着した必読のルポルタージュ。現代エロのロータリーである。
 あまり書くと語弊があるけれど、足立さんと一杯やると、たいていこっちの話になってしまう(こっちが誘導しているのかもしれないが)。なんかのときに、「●●のくだり、ホントに楽しそうですねぇ。筆が踊ってますよ」と感想を述べたら、足立さん、満更でもない“苦笑”を浮かべてMASITA。

Bakusisi

 で、足立さんの取材舞台のひとつに登場するのがV&Rプランニングである。
『セックス障害者たち』(太田出版)の著者・バクシーシ山下氏はその当時この会社で監督として活躍していたが、その「筆が踊ってますよ」と思ったのは、このV&Rのくだりだったのである(同社の作品は、ちょっとした事情があって1本みたことがあるだけだが)。
 この山下監督の本には、作品の舞台裏(というより社会の一面)でうごめくワケありあるいはなんにもなしのひとびとが大勢登場する。いわゆる“変態”ならまだしも、そんな範疇にすら入りえない不可解なひとびとだ。これもあまり紹介するわけにはいかないけれど、ちょっとしたモノをむさぼり食うぐらいならむしろあたりまえ……みたいな。パラレルな人間模様である。当然の流れとして、足立さんもそうしたひとびとに遭遇する。
 とりわけ足立さんをうれしがらせたのが、たぶんライト柳田(興味のある方はネットで検索してみてください)。あるときライトの話になって、「そういや、あいつどうしてるんだ?」って訊いてくるんですよ、こっちに。そんなこと訊かれても本を通してしか知らないので答えようがないわけで、でも、その直前にネットでみかけた“最新情報”を教えてみたら大爆笑する足立さん。なんか、関係者が居酒屋で飲ませてやっていたら、切れたタバコを「買ってきます」と席を立ったきりそのまま行方不明というエピソードだったと思うのだけれど、たぶん取材で感じたまんまの“その後”だったんだろうにゃぁ。
 そんなことなんだが、『セックス障害者たち』をあらためて読むと、じつは山下監督も足立さんをかなり慕っているのではないかという気がしてきてうれしくなる。現場取材に足立さんが来るとき、「足立さんへのサービスの意味で、ライト柳田を呼んだんです」(同書112ページ)とかなんとか。何カ所かでさりげに話題にされているのであった。まぁ、「(取材のときに)“酔った女がみたい”って言ってたの、(本で)バラされてましたよ」と足立さんに教えても「なにそれ?」みたいだったんですがね(笑)。
 というわけで、今回は秋の読書の話でした。
 どんどはれ。

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