2015.09.11

夏の地図遊び・おバカ編・・・の巻




「アナタ、なぜもっと美しい名前、探さないですか?」
  などと、遠藤周作の小説に登場する外国人宣教師に諭されそうだが、どうもこっちの方面に片寄りがちなのはわが品性お下劣ぶりのなせる業か……。



  洋の東西を問わず案外多いのがバカシリーズである。



  太田蘭三の名作群を「男版ハーレクイン」呼ばわりしたYちゃんことバカユカをふと思い出した。お元気ですか(笑)?



  こうしてみるとなんの変哲のない言葉のようだねぇ。



  アホだって負けちゃいられんだろうよ。



   Stupid School?  すでに廃校のようだが、なにもそこまで開き直らなくても……。

Bakaie01

  大韓語では「バカ」は「パボ(바보)」だが、コレは日本語を借用したらしい「바카의 집バカの家)」。オレの家のことじゃなくて、ちょっとだけホっといたしMASITA。
バカの家(別画面でDAUM地図が開きます)



  それにして、も。乞食はないよねぇ(゜゜;)(゜゜;)(゜゜;)



  話かわりますけど。麻雀系。これはまぁ、単なる雀荘なんだろうけど。



  満貫?  面断平ドラドラとかあれこれ検索してみたのは言うまでもなし(日本の雀荘にはそのテの屋号は雨あられだが・笑)。

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2015.08.30

夏の地図遊び・しもじもな噺編・・・の巻


  前回に引き続きネット地図で遊んでみMASITA。



  台湾の繁華街にヌっと現われた巨大便所。こいつぁ、実物を押さえに行かないとо(^ヮ^)о



  そんなワケで、今回はちょっとシモのお話にしてみたのだが、どうもこういうVOW的ネタを探すとついつい子どものようになってしまう。だって、子どものころにこういうのを喜んだ経験を持ってるヒトって多いでしょう?  中野マリ子女史の便おっと弁ではないが。



  どうやらチェーン店のようである。探せば大韓にも類似物件があるハズ(トイレ博物館も4649!)



  しかしまぁ、喰ったら出すというのは健康な証拠。とはいえ、「大便餐庁」とはなんぞや?



  やはりねぇ、喰うのと出すのとは別々にしませんとねぇ。大きなお世話ではごぢいますが。



  こういうのを世界地図上でみつけて社会科の時間の楽しみにしていたヒトも多いハズ。関係ないが、ハンガリー語で「アンコール」というのが「ウンコ」と聞こえるらしく、「ハンガリーのプログレライブ(CD)を買ったら、『ウンコ!  ウンコ!』の大合唱であっけにとられた」とかつてラッシャーが大笑いしていたのを思い出した。でもコレ、「ウンコホールディング」だよ。「ホールディングウンコ」ではないワケだが。



  こういうのも定番だろうねぇ。しかもしゅぽ(超市=슈퍼)だし。こういう巡り合わせってのはうまくできているものなのだ。



  金玉と快餐との組み合わせに、なにか別のシロモノを想像してしまいそうだ……。そいや、朝日連峰に「金玉水(きんぎょくすい)」という有名な水場があるが、それなんかは「快餐」に通ずるモノがありはしまいか?



  美女と隧道……。現場の「紹興市」ってのは一杯やりたくなりますね。



  凸凹?  人生ってそんなもの……。



「淫房」とはなんぞや?  どうやって見つけたんだと訊かれても困りますが……。

Sexandthecity01

  別段なんてこたぁない屋号だが、道往く市井のひとびとにどう思われているかは???
SEX and the CITY(別画面でDAUM地図が開きます。掲載画面はDAUM地図からのスクリーンショットを使用しました。以下同)

Inpopia01

  呻吟のひとびとアリ。類似品に「〜マスター」とか「橋」なんて物件もあるが、「橋」の近所にあったそのものズバリの「인포」バス停は、大規模な道路工事の影響で仮バス停になってしまい、ドンっと主張していた「인포」の文字もなくなってしまっていた……。
インポピア

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2015.08.24

夏の地図遊び・ホラー編・・・の巻

Gaijinkyuudan01

  あの「恐怖の外人球団」(VHS)を入手。たっぷりと堪能о(^ヮ^)о
  一部マニア(?)にはあまりにも有名な作品だが、この絶妙なるB級もといケンチャナヨ感はまさにお宝なのである。

<野球をとるか、愛をとるか、一人の女性をめぐって宿命のライバルがコリアン・シリーズで激突する!(中略)「タイガース」を追われた野球の鬼ソン監督の下に結集した韓国プロ野球界の6人の外人(ウェーイン=はぐれ者)たち。絶海の孤島で地獄の特訓後、最下位球団「カウボーイズ」に入団。そして奇跡の50連勝でコリアン・シリーズに出場し「タイガース」と対決。人は、彼らを「外人球団」と呼ぶのであった。>(パッケージ解説より)

  絶海の孤島での地獄の特訓……。丸太を担いで磯を駆けたり崖をよじ登っては突き落とされたり……。ソウルに凱旋するのだって全力疾走だ是!  ようは特訓ったって野球の「や」の字もやってないのよね(゜゜;)(゜゜;)(゜゜;)  なんてあたりが話題になったりもするけれど、オレの目的はあのケミワンことチョサングの立ち居振る舞い、その1点にあった。……たまらん♪  名優アンソンギすら喰い散らかしかねない怪優ぶりに溜飲が下がりっぱなしでありMASITA。

  で、当然のようにこんな酒場があるのも大韓のイイところ。
恐怖の外人酒団(공포의 외인주당──以前、DAUM地図の埋め込み用タグを使ったところブラウザによっては正常に反映しなかったので作戦変更。クリックで別画面=ロードビューが開きます。以下、該当箇所同)

  恐怖つながりではこんな店もありまッスムニダ。
恐怖の生サムギョプサル(공포의 생삼겹살)

  という次第で──このところデスクワークつづきでモンモンとしてるし・笑──、夏の地図遊びホラー編のはじまりはじまり〜о(^ヮ^)о



  トップバッターは中国上海でお出ましになった「恐怖病院」。なんだってこんなのをみつけたかといえば、グーグル地図の検索窓に「恐怖」まで入れたところで勝手にラインナップしてくれただけの話なのだが……。中国地図サイト上でもこのブツの存在が確認できる。
恐怖病院(別画面で開きます)



  恐怖病院の親戚なのかは知らないが、北京には「恐怖公寓」てなアパートがある。
恐怖公寓

  真夜中に発掘して大爆笑の巻ではあったが、どうやらこいつらの正体はお化け屋敷の類らしい……。が〜……。



  コイツはモノホン(死語・笑)。狂人肉舖。コレが仮に英語で「クレイジーミート」なんてなってたら「まっ、そういう屋号もあるわな」のひとことで片づいてしまいそうだが、そうで済まないところが漢字のイイところだ。



  この「気のふれたバイクのお店」だって負けてないワケだが……。



「狂人保健品」にはとても勝てないなぁと思いMASITA。至極真っ当な施設だったりするとゴメンナサイではあるけれど(゜゜;)(゜゜;)(゜゜;)



  なにげにグっときたのがこの「流血」。ぜひどんなところなのか足を運んでみたいところだけど、迂闊に近寄って流血沙汰になってもねぇ……。
流血



「殺人坑」ですよ、アナタ。しかしコレだって「キラーホール」とかになってたらドッチラケ。幸か不幸か、「流血」にくらべればはるかに訪れやすそうだ。



  ひとごろしのアナってのもすごかったが、こっちはもっとストレートに「殺人魔王」。でも、「魔王」ってのが芝居ががっていて気に喰わんというムキもございましょう。



  そんな御要望にお応えしたのがこの「殺人王」。みたところ、なんでもない穏やかな農村のようではあるのだが……。
殺人王



  ころしの港。いったいだれを沈めようというのか。
殺人港



  殺人シリーズは物件数豊富。日本のテレビドラマと一緒。しかし「殺人嶺」ってのは太田蘭三みたいでイイですね。かつてバカユカ(近日登場予定)に「男のハーレクインね」とか言われたが……。

  天国と地獄?



  その名も「須美地獄」。別府などの温泉地でみられる「地獄」の類かと思ったが、どうも違うようだ。この界隈にはちょっと不思議な地名がちらほら……。



  招待されてもなァ・・・と思いMASITA。



  ココはホラーではないが、ちょっと行ってみたいと思った物件。

  そういうワケで、夏の地図遊びホラー編でごぢいMASITA。
※おまけ:大韓忠南唐津市牛江面恐怖里

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2015.04.26

下世話な(?)オマケほか・・・の巻

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  くむじ@中国成都。このテはいくつかみかけたが、やはりむくじはハングル(금지)じゃないと気分が出ないということがわかった。コレはベルリンの壁っぽくてイイ味わいではあるが。

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  中国共産党系スローガン跡……。

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  品目がちょっと……。できればお世話になりたくないカテゴリではありますな。

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  勤め人をしていたころ、取引先Dの社長が上司のN副部長に「香港みやげ(だったと記憶)」を。そしたら、「お前にあげるよ」とN氏から手渡されたそのブツっていうのが「印度神油(ヒンズーゴッドローション)」なんてなアヤシゲなスプレーでさ、効能については想像にお任せするけれど(そんなモンなくてもあのころはケンチャナヨだった。なんの話だ?)、「ぁあ、きっとこんな店で買ったんだろうなァ……」などとどうでもいいことを思い出したという場面である。内部をチラっとみたら、若奥さん風情の女性が店主となにやら話していた。ヘンな想像をするほうが下世話なのであって、これはこれで健全な店なのであろう。

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  大学生のときの話。同級生にK(現・某大学助教授だか教授だか?)ってのがいたのだが、あるときお互いの高校生のころの話になった。Kいわく……。

「漢文の先生に高山(たぶん仮名)ってのがいてよ、授業のときに教科書を読ませるじゃない、そしたらあてられた女が途中までいって先に進まなくなっちゃったんだな。そこで高山が言うんだよ。
『どうした?  なぜ読まない?  ……それは“マンコウ”と読むー!』
  そしたらその女もバカでよ、泣いちゃったんだよな。なにも泣くことない雀よ(笑)」

  でまぁ、以来オレたちの間でその「それはマンコウと読むー!」(マンコウ=maenkou=しゃがれ声を意識しつつaにアクセントをつけるのがコツ。手前の「それは」はアタマに16分休符を置いた16分音符でサラとっかつマルカートにね)ってのが流行ったワケなんだが、そのKのモノマネがコレまた高山っていう教諭にクリソツなんだな。Kとオレとは郷里も出身校も違うから、オレが高山某を知ってるワケないんだけどわかるんですよ、コレはホンモノと瓜二つだってね。

  でまぁ、コレは道すがらそんなことを思い出したというひとコマなワケです。

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  麻雀をやりたくなってきた。

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  そうか。注意は「小心」か。多分に詩的に思えるけど、「地滑」にズッコケそうになった。この「あっ、あぁぁ〜〜〜っ!」って雰囲気がイイネ。

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  市場の看板はあれど、敷地内は単なる更地……。

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  羅平の公園にて。こういうのがもっとあるのかなぁなどと思っていたが……。そいや、中国の公園で太極拳じゃなくてダンス(?)かなにかを大音響のBGMとともに楽しむ集団が流行っていて、騒音が問題になっているらしいみたいな話をSが送ってよこした。羅平の宿の周囲でそれらしいのがいた。それも2カ所で。うち1カ所は夕方(といっても陽が長いので、この季節でも19時半ごろまで明るい)だけじゃなく早朝からおっぱじめていた。しかしそれはいいとして、羅平の宿の界隈に真夜中から断続的に騒ぐニワトリがいて、むしろそっちの騒音にヘキエキとさせられMASITA。コォケコッコ〜〜〜〜!

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  前に女流麻雀プロの横山明香さんを取材させてもらったとき、彼女が「雀荘で一緒に打つおじさんって、いちいちダジャレを言ったりするんですよ」と笑い出した。で、「たとえば?」と訊いたところ……。
「西(シャー。シャァじゃないよ)を切りながら『にしはじめ!』といつも言うひととか(笑)」
「わはははは(出合い頭の大爆笑)!」

  というネタだけのために撮った1カットでごぢいます。

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  成都のバスのなかからショット。どっかでみたようなたたずまい。

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  汽車のなかには火星人柄。

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  コレが換票証。検札のさい、寝台券を車掌に預け、代わりにコレを受け取る。下車駅(おおむね30分前)になると車掌が再び寝台券と交換に現われる。慣れない外国のことだし、安心感のある仕組みだと思った。コレを撮ろうとしたら、同室のおじさんが「ココをつければいいよ」と灯をつけてくれた。

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  帰路はアップグレードでビジネスクラスにした。たいした距離でもないが、フライトが深夜0時20分発、仁川に4時40分だかに着いて乗り換えの成田ゆきが9時発。いくらかでも楽をしたいというのと、気分転換を兼ねているのである。ラウンジにはシャワールームもあるハズだしということもあった。
  で、ココは成都空港のビジネスクラス(ファースト兼用)ラウンジ。深夜ということもあったのだろうけど、飲み物や軽食類があまりに乏しく、なんとも寂しいラウンジでちょっと残念。おまけに「シャワールームはないんです」とのチェックインカウンターでの案内だったのに、去り際にトイレに寄ったらちゃんとしたのがあった。まぁ、トラジットの仁川で朝シャワーを。スッキリ。

  しかしそれより残念だったのが、実際にはほとんど使える時間がないってことだった。出国審査前の構内に食堂の類がほとんどなく、開いていたのはケンタッキーだけという有り様。そこで、受けつけ開始とともにチェックインをしたところ、こんどは出国審査への道順案内が不親切で、オレのほかにも迷っているひとを何人かみかけたほど。たいして大きくもない空港だっていうのによ。●~*

  で、やっとこさ出国審査まで来たら、これがまたノロノロと列がなかなか進まない。入国ならともかく、出国になぜそこまで……との思いはあったが、それぞれ国によって都合やしきたりはあるのだから仕方がない(日本だって外国人にとってはどうだか?)。ところが、ラウンジには「ファーストクラスラウンジ」とあるだけで、これでは「ビジネスクラス」はどこなのと思いますわな。そのラウンジのカウンターで訊いたら「ココ(兼用)なんです」と笑顔で案内してくれたのだが。でまぁ、そんなこんなでラウンジ滞在時間はせいぜい30分。まっ、オマケみたいなものだからどうてもいいっていやいえるんだけどねぇ……。
  청두공항 꼬라지 하고는〜

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  成都〜仁川間は小型のA321で座席も小さめ(隣の通路側が空席だったのでゆったりと過ごせた)だったが、仁川〜成田間はB747コンビのファーストクラス席だったо(^ヮ^)о
  なんか客室乗務員がウレシそうに案内してくれたので、
「ココですか?  ファーストクラス席ですよね。ココははじめてです^^」
  などと素直に感激してみせたところ、彼女のほうも満更でない笑顔で応えてくれてこちらもニッコリ(サプライズを得意がっているふうでもあった。じつは事前にネットで座席指定をしたさいにわかっていたのだが・笑)。航空会社らしい粋なサービスかと思っていたところ、よくよく時刻表をみればあったハズの「F(ファーストクラス)」の記号がなく、「C/Y(ビジネス/エコノミー)」だけになっている。つまり、本来はファーストクラス用の座席をビジネスクラスとして運用しているワケだ。調べてみると、B747も貨物兼用機(コンビ)に差し換えられており、ようは日韓間の旅客減少の影響もあるのかもしれない。

  乗り心地はさすがによかった。が〜。正規運賃を払ってまで乗ろうと思うほどでもないなぁ(長距離であってもビジネスクラスで十分。近ごろは半個室のファーストクラスもあるようで、乗り物記事を書く身としては興味はあるけれど、寝台車と飛行機とはこっちの捉え方も違うからねぇ)。

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  中国の時刻表。とっても楽しい読みものо(^ヮ^)о

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  その「表4(裏表紙)」。写真選びが逆なんじゃないかと思わないでもないが、広告や広報、プロパガンダに明け暮れてるどっかの御用新聞よかセンスがあるわな。ちなみに、時刻表内には同じ出版社の広告がある。「著名海戦記なんとか」に混ざって「世界十大神秘恐怖之地」だとか「世界著名女間諜(世界セレブ女スパイ……ってことか)」なんてのもあるから楽しい。

◆ちょっとお役立ち情報?◆
  今回の中国散歩では、汽車と宿のィ予約に「Ctrip(シートリップ)」を活用した。はじめての利用で外国資本ということもありちょっと不安もあったが、フォローがきちんとしており、安心感が高かった。予約関連で疑問が生じたため、メールで問い合わせたところ、国際電話でていねいな説明をしてくれて助かったし、かなり細かなところまでフォロー体制が整っているのである。予約履歴ページにエラーが生じていたマイナスはあったものの、サイトも総じてみやすく好感が持てる。中国再訪のさいにはまた利用してみたい。
※コチラ:シートリップ・携程




  オマケ。さすが「中国4000年」といったところか。たぶんあるに違いないと思ったら、ちゃんとあるんだもんなァ。……麻雀か。どんなところなんだろう♨

  あくまで今回の散策における範疇での瞥見にはすぎないが、総じてわりと旅行しやすい国だという印象だ。景勝地をはじめ真っ当な観光地はそれこそ数え切れないほどあるだろうし、そうでなくても歩いてみたい街も多い。まぁ、大韓散歩に比べ体力を要したことは事実だが……。
  再見、中国о(^ヮ^)о

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2015.04.20

しゅぽ、こらじはごぬん(中国広州雲南成都編)・・・の巻

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  超市瞧瞧那鬼样.
  というワケで、お約束(?)のしゅぽめぐり中国編о(^ヮ^)о
  トップバッターは広州白雲空港から乗った広州駅ゆきバスを降りた途端に遭遇した「大型生活超市」。ちょっと風景がアメリカン……か?

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  超市瞧瞧那鬼样.
  広州のィ夜散歩。
  ぁあ、「?」という方のためにつけくわえておくと、「超市」はすなわち「スーパーマーケット」。大韓なら「しゅぽ(슈퍼)」。しかし、ともに日本(たぶんアメリカ合州国なんかも日本式に近いと思うが)でいうところの「スーパー」とは異なる存在。しかし、こんなところにこそ旅の趣があるってこった(゜゜;)(゜゜;)(゜゜;)

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  超市瞧瞧那鬼样.
  広州駅構内にも有超市。ココは軟席待合室のある2階だが、それにしても人通りがまばら。このあと歩いた昆明駅や成都駅の喧噪がウソのような静けさで、ココだけをみたらとんだ誤解をしてしまうところであった。
  汽車に乗る前に、ココではなく駅前広場の超市でカップ麺とペットボトル飲料などを仕入れたが、汽車のなかに飲用の熱湯サーバーはあるし(コップとティーバッグは持参した)、車内販売はこまめに巡回しているし、手ぶらでも十分な感じではあった。

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  超市瞧瞧那鬼样.
  羅平駅前にもしゅぽらしいしゅぽおっと超市が。

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  超市瞧瞧那鬼样.
  菜の花の名所・金鶏村にもそれっぽいしゅぽおっと超市あり。この道の先のほうでビルの解体中。ひょっとしてアスベストなんかが……と恐れをなしたので、ココで引き返した。そういや、クルマやバイクのナンバーがローマ字だ。日本はひらがな、大韓はハングル。まぁ、漢字だとこういうのにはあまり向かないということなのだろうか。

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  超市瞧瞧那鬼样
  羅平市街。まぁ、いくらかスーパーっぽいっていえばいえなくもないが……。

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  超市瞧瞧那鬼样
  超市ではあるようだが、どうみても食堂。

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  超市瞧瞧那鬼样
  羅平の町はずれに源源酒店というわりと立派なホテルがあるが、その隣に源源超市が。両者の関係は不明だが。

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  超市瞧瞧那鬼样
  あまり裕福そうにはみえませんなぁ……。

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  超市瞧瞧那鬼样
  羅平のィ夜散歩のあと宿に戻る前に飲み物と軽食類を仕入れたのももちろん超市(広州にはコンビニもあったが、羅平は超市がたより)。が〜。ペットボトルが冷えてないのは「そういうものだろう」と納得できたが、買った2本とも表面がホコリっぽかったのがなんともステキ。パンがなかったのでマドレーヌを湿っぽくしたような甘いお菓子が日本にもあるけれど、そんなのを買った。小袋8コ入り。あとで袋をしげしげ眺めたら、昨年11月某日の日づけが……。日本式に「消費ないし賞味期限」でないことを祈り、かつ「半年ぐらいは大丈夫だろ?」との思い込みに挑戦しつつおそるおそる中味をチェック。
  結果的には腹が不機嫌になったりということはなかったが、それを盟友Sに教えたら「あんたもギャンブラーですな」ときた。

  前に、『レベル4/致死性ウイルス』(JBマコーミック&Sフィッシャー=ホウク/早川書房)を当ブログで紹介したことがある。そのなかでエボラ出血熱の調査にマコーミック博士が繰り出す場面がある。現場はザイール(現・コンゴ民主共和国)北部の奥地。ほかに手を上げる同僚がいなかったので、ザイール人運転手とランドローバーを駆ってのふたり旅である。
  マコーミック博士が、ふと気がついた。密林だかサバンナだかのなかにときおり現われては調査に歩いた村々のどこにも調達できるような食料がないのである。市場と呼べるようなものすらなかったらしい。そこで、出発前にザイール当局から渡された軍の食料を開けてみることにした。ただし、「30年モノの缶詰め」である。「チキン」と「ターキー」。カンを開けるのを怪訝な顔で見守っている運転手に「ターキー」を、自分の手元に「チキン」を残す。なかには肉料理とチーズ、スープなどが納められていたというのだが、「美味といっていい」という幸いな顛末だったそうな。

  とまぁ、「30年モノの」軍の食料ほどじゃないにせよ、件の菓子はそれに近いビンテージ系ではありMASITAね。じつは、成昆線の車内で同室のご夫妻に勧めてみた。様子を窺いつつ、無事を判断する材料にしようと思ったのだ。しかし、彼らはニコニコ顔で袋を眺めただけで、「ありがとう。でもいらないですよ」……。う〜〜む………。
  という超市だと思ってコレをリサイズしておいたのだが、よくみたら違う店のようだ。まっ、こんな風情の店だったということです。

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  超市瞧瞧那鬼样
  羅平駅にほど近い通り。このあたりは適度に寂れていてグっときた。

  ところで、なんの気なしに中国サイトで羅平の地図を眺めていたら、「魅力的女人生活館」というのが目に止まった。「イイ女生活館」?  よくわからんけど、看板でも撮っておけばVOWだろうと思ったのだが、ウッカリメモを忘れ、そういうなんかヘンなのがあったハズなんだがと思い出しただけで、名前も場所も思い出せないままの羅平散歩ではあった。

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  超市瞧瞧那鬼样
  羅平駅構内(切符売り場)にもしゅぽテイストの超市。ステキо(^ヮ^)о

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  超市瞧瞧那鬼样
  昆明に着くや、その雑踏に圧倒される。

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  超市瞧瞧那鬼样
  今回歩いた町(広州、羅平、昆明、成都)のなかで、もっとも迫力があったのがココ昆明だったかもしれない。

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  超市瞧瞧那鬼样
  やはりどうみても「スーパー」じゃなくて「しゅぽ」だよねぇ……。

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  超市瞧瞧那鬼样
  昆明駅の出発側構内には、その名も旅行超市。ココに入る前に「三品検査(手荷物検査)」があった。つまり、なんらかの有効な切符がなければココにも入れない仕組みなのである。

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  超市瞧瞧那鬼样
  手前に「鉄観音」。しかし主役は奥の「超市」。

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  超市瞧瞧那鬼样
  成都地下街にはパンダグッズも。しかし被写体は「四川特産食品超市」だが。
  あと1か〜ぃ♪

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2015.04.14

本場でパンダ♪...の巻

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  成都駅。右側の巨大な建物が出改札口などの集まる駅舎主要部。出口はその左側にオマケのようについている。今日は成都泊まりで、明日はまる1日を成都散策で過ごす予定。

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  ホテルは、ネットで「西蔵ホテル」というのを予約しておいた。庶民的な安宿めぐりがモットーなことからすればだいぶ“高級”なホテルらしいが、タマタマ通常の半値以下というプランがあったうえ、朝食つきだというので比較の意味も込めて泊まってみることにしたのである。しかも、チェックインが正午から可能。さすれば成昆線明けにシャワーを浴びてひと休みするにはもってこいだ。

  成都駅からは地下鉄でひと駅。乗ってもよかったが、地下鉄入口のあまりの混雑ぶりにヘキエキとしたので、街散歩の足で訪れることにした。表通りは東京あたりのちょっと古めなオフィス街と変わらないようなノッペリとした風情で(ただしかなり埃っぽい)、カメラを携えていてもなんら撮影欲が刺激されない。そこで裏通りに足を運んでみたら、いくらかは溜飲を下げることができた。

  しかし、これは今回の中国散歩におけるごく大雑把な印象に過ぎないけれど、人込みの迫力や道路の騒音はともかくとして、街そのものに行儀がよすぎるような感じがした(道路の信号なんかは、むしろ大韓よりも安心して渡れたほど)。正直、イイ意味でもっと渾沌とした賑わいに満ちていると思っていたのに、どうにも整然としているように思えてならなかったのである。こうした通りを歩けば「ぁあ、イイなぁ」とは思ったし、商われている庶民的な食堂や軽食類にも引かれはしたが、あえてたとえれば学園祭の模擬店のようにすら感じられてしまうのだ。いったいコレはなんなのだろう。たとえばベトナムのような、あるいは大韓のような……、よくも悪くもそんなエネルギーにあふれた賑わいはないのだろうか。これではむしろ日本に近いではないか……(日本にも地域差がだいぶあるが)。
  広州でも昆明でも羅平でも同じような印象を抱いた。いや、ココは中国。しかも中国はあまりに広大だ。こんなのは、きっと宇宙から地球の大沙漠に不時着した印象だけを鵜呑みにしてしまうようなものなのであろう。今後、旅を重ねるごとにいい意味で裏切られてゆくに違いない(このあとバスの車窓からみえた庶民的市場にはソソられた)。

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  そんな散歩ののち、西蔵ホテルにチェックイン。さっそくシャワーを浴びて、小1時間ほど昼寝をむさぼる。

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  部屋にあったナゾの小筒と手づくり感いっぱいのメッセージ。どうやら客室係がしたててくれたサービスらしい。フタを開けたら、なかには杏仁豆腐ふうのデザートが。ココロの温まるサービスだと思ったし、旨そうだなとも思ったけれど、なにぶん肝心のメッセージが解読できない。ドアマンが常駐するようなホテルだし、食べるには問題ないとは思ったものの、己の胃腸を過信するのを戒めた。

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  成都といえば四川料理。しかもあの麻婆豆腐発祥の地だというのは有名な話。その元祖が陳麻婆豆腐というワケで、せっかくだし地下鉄に乗って乗り込んでみた。麻婆豆腐は好きな料理のひとつ。ところが、いざとなったらこの炒めものにソソられてしまい(メニューは写真入り)、主役は注文しなかった。なんつうか、ニンニクの風味に誘われてしまったのだろうなァ……。実際、すこぶる旨かった。コクと野菜(ニンニクの芽だと思うのだが、日本で食べるものとは異なる食感だった)の炒め具合が絶妙で、件の細長い米飯にもピッタリ。ちなみに、当てずっぽうで頼んでみた「王老吉」は大韓の「シッケ(식혜)」に近い風味。

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  ところで。当初のプランでは成都訪問はまったくの予定の埒外だった。あくまで羅平が主菜であって、広州から汽車で羅平、羅平から汽車かバスで昆明、昆明で1泊+散策ののちに空路で広州へ……という、いま思えばなんだってそんなスケッチを描いたのかという大味な案だったのだ。ところが、「中国?  パンダでも見物に行くんかい?」とRがひとこと。「ぁあ、そういやパンダは成都が有名か。昆明まで行けば、成都まであの成昆線に乗ることになるじゃないか!」ということに気がついて、すぐさまスケッチを描き直した次第。
  ちなみに、パンダ(たぶん白黒オールカラーのあれ以外の種類も)って実物を拝んだことがなかったんですよ。子どものころ、上野動物園に中国から寄贈され大人気となったけれど、度を越した行列に混ざってまで見たいとも思わなかったし、当時をしてオヤに見物をねだったこともなかった。長じてからも「じゃぁパンダ見物でも……」なんてことはただの1度もなかったからねぇ。ゆえに、生涯はじめてやっとこさパンダにお目にかかることになったのでありまッスムニダ。

  で、一夜を開けて、成都でパンダをみるならココという「成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地」へと繰り出した。某有名旅行案内書によれば、どこから乗ればいいのかさっぱりわからない路線バスだかタクシーだかで市街地南部にあるバスターミナルに行き、そこから路線バスに乗るべしとある。しかし、目的地は成都駅からならたった10キロほどの距離(案内書のバスターミナルは駅のはるか南)。その程度の距離なら最初からタクシーで行くほうがよほど合理的じゃないかと思うのだが、あらためてネットで公式サイトをみてみれば、旅行案内書のよりは格段にわかりやすい交通案内があったので、それに従ってみることにした。

  まず、成都駅を背に、駅前を横切っている道路を右側へ。1〜2分程度でバスターミナルに着くので、そこで9番バスを捉まえればいい。9番バス乗り場はバスターミナルの敷地を道路ぞいに通り越した最初の交差点付近。わりと頻繁運転なので簡単に捉まえられるハズだ。そのバスで動物園まで乗ると、走ってきた道路に面して小規模なバスターミナルがあるので、そこで87番ないし198番に乗り換えればOK。動物園乗り場にはきちんとした路線図(停留所案内図)も掲げられていたし、パンダ見物のひとも乗り合わせており、はじめてでもさして難しい行程ではなかった(公式サイトによれば、成都駅からだとタクシーでおよそ30元との由)。

成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地公式サイト

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  ついにパンダとご対面〜о(^ヮ^)о

Panda0321

  ホントにこんな座り方をするんだねぇ……。

Panda0326

  はたして、ヤツらは見物客の視線を意識しているのか否か?  客のほうに近寄ってきては、こんなポーズをとる輩が多かったが。
  ところで。パンダって、あの白鵬に似てはいまいか?  しゅぽのおばさんのようでもあるが。

Panda0360

  樹に登るんだねぇ。こうしたパンダの仕種は微笑ましいが、そんなのを見物して喜んでいる人間もまた他愛ないといえばいえる……のかな(゜゜;)(゜゜;)(゜゜;)

Panda0365

  それにして、も。いったい何頭のパンダがいるのか……。こんなのが次から次へと現われるのだから楽しくなってしまう。

  ところで、単純にパンダと書いてきたけれど、ここまで並べた白黒オールカラーのは、正しくは大猫熊、すなわちジャイアントパンダである。とすれば、ジャイアントキャットがいてもいいじゃないかと思ったので、さっそく「giant cat」で画像検索をしてみた。そしたら、ウチのちょびどころでない巨大なネコのオンパレードで、しばらく笑いが止まらなかった(ご興味のある方はぜひおためしを!)。いやぁ、ィ世の中、でかいネコっているんですねぇ。

  なかには「Woman-holding-a-Giant-Cat」なんてな画像もあったりするのだが、そのネコ(茶トラ)ときたら、顔(頭)の大きさからして抱えている西洋人女性とさして変わらないまさにジャイアント。身長170センチ弱ぐらいと思しき女性の首のあたりにネコの顔があって、後ろ足とシッポが女性のヒザあたりまで達している……。なによりもおかしかったのが、それぞれ抱えているひとびとの表情だ。これがもう、とってもウレシそうにしてるんだけど、なかにはその道のドクターらしき女性もいて、コレがなんとも困ったような顔で抱えようとしてるんだな。……まぁ、巨大ネコをつい自慢したくなっちゃう気持ちは、オレもよくわかるよо(^ヮ^)о

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  一方、こちらはレッサーパンダ。えーとなんだったっけ、そのむかし「ヤングジャンプ」で連載してたマンガ──ずっとタイトルが思い出せなかったが、あるとき突然に思い出された「ナマケモノが見てた」(村上たかし)──にありましたよねぇ、腹黒いレッサーパンダくんとか。写真をみればわかるように、たしかにお腹の部分が黒い。で、このレッサーパンダを目の当たりにしてみて、ホントに腹黒いんだなァと感心させられたのが、この上の画像と下の画像との対比である。

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  すごいでしょうо(^ヮ^)о  ひとに構ってもらっているときはあんなつぶらな瞳だってのに、いざひとりで毛づくろいなんかしてるとこの目つき。まさに裏表をみせられた思いですよ(笑)。あの腹黒美女S姐も真っ青(゜゜;)(゜゜;)(゜゜;)

  でもねぇ、彼らも理不尽な仕打ちを受けてるんですよ。さっきも引き合いに出した某旅行案内書にもレッサーパンダがいることが触れられているんだけど、写真のキャプションには「〜いる」なんてなってるんだから。「ついで」感満載のこの扱い(笑)。そりゃスネるわな。……それにしても、このシッポがたまらん♪

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  旅の主菜群はパンダ見物までで、あとは深夜0時20分発の飛行機に乗るだけである。つまり、それまで時間があるというかなにもしなければ持て余してしまうので、いくつかの観光地に足を運んでみた。

  ココは武候祠の近隣に整備された老街ふうの観光商店街。「三国志」にはなんの造詣もなければたいして興味もないが(自慢にもなんにもならない)、諸葛孔明廟といわれる武候祠は成都の観光案内上の主役格。今回の旅は自主的な企画とはいえ、(いつものように)仕事には違いないので職業意識におされて訪問したワケである。そしたら、境内(というのか?)の土産屋で小ぶりな麻雀牌セットが売られていた。280元だったと思うが、このあと晩飯も食うし、飛行場には行かなければならないし、そこで2〜3の土産ぐらいはと思っていたし、なによりたいして現金を用意しなかったこともあってそのときは購入を見送った。ところが、境内を出てから念のため手元の戦力を点検してみると、まだ潤沢な資金が残っていることが明らかになったのである(ホテル代をクレジットカードで清算したせいもある)。麻雀牌は成都の名物でもあるらしい。さすれば、この界隈のどこかにあるだろうと思って捜しまわったのだが、とうとうみつけることができなかった……。あまりに悔しくて、飛行場の売店でも麻雀牌の所在を訊ねてしまった。
「麻雀牌?  くったんごおぷそよ(こりゃ大韓語・그딴거없어요)」
  再訪すっかな、麻雀牌を買いに。

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  こちらも老街ふうに設えられた観光商店街の寛窄巷子。スタバも街並に合わせた造作で、西洋人グループがカメラ(スマホ)を向けていた。「ぁあ、こういうのが楽しいワケか」と納得して彼らがいる風景をカメラに納めようと思ったけど、彼らは1カット撮って満足したのか、こちらより先にどこかに行ってしまいMASITA。街はずれの屋台には警察官が数人。なにごとかと思って覗いてみたら、そこの主人と思しきおっさんが仰向けにぶっ倒れていた。救急隊でなく警察官がということは、すでに……?
  それはそれとして。歩いて楽しい街だったが、あいにく麻雀牌を商う店はなかった……。
  つづく(゜゜;)(゜゜;)(゜゜;)

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2015.04.08

あこがれの成昆線に乗る・・・の巻

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  昆明での短い滞在を終え、成都へと向かう。
  これから乗るのは成都ゆき「K146次」列車。昆明発17時55分、成都には翌日の12時10分に着く。じつはこの列車が経由する成昆線は密かなあこがれを抱いてきた鉄道路線のひとつ(とはいえ、本当に乗るとは思ってなかった・笑)。1本前に昆明16時44分発の「K1140次」というのがあり、こちらだと終点の成都までおよそ24時間(16時35分着)というよりスケールの大きな汽車旅が楽しめるのだが、径路が大きく異なっているのである。ゆえに、迷うことなく成昆線経由を選んだ次第で、この路線についてはこのあと触れてみたい。

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  昆明駅待合室。広州と比べ田舎のイメージを抱いていたところ、こと駅に関するかぎりは広州よりも迫力がある。広州の場合は、4つの駅で方面別に分けられているという事情もあるのだとは思うが。しかしこれでは身の置き場もないし、軟席専用の待合室に避難したのはいうまでもない。

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  いよいよ改札がはじまる。手前に呼和浩特ゆき「K692次」の文字がみえる。この列車は昆明を17時52分に発車、終点の呼和浩特には14時00分に着く。ただし翌々日のだが。いうまでもなく、昆明は中国の南西端にほど近い街。対する呼和浩特は北京の北北西に位置し、首都よりはモンゴルに近い街だ。所要時間じつに44時間08分にものぼる夢のような汽車だが、このクラスの長距離列車がゴロゴロしているのが中国のイイところ。

  これから向かう成都からは、たとえば斉斉哈爾ゆき「K546次」なんてのがあり、こちらは53時間41分(逆行だと55時間23分)の旅路。所要時間だけをみれば、最長距離といわれる広州〜拉薩間(4980キロ)の「K264〜266次」の55時間21分/54時間24分に匹敵するダイナミックな汽車である(いまみたら、哈爾浜発海口ゆき「K1124次」、所要時間64時間07分なんてのが目に飛び込んできた)。そんなだから所要時間まる1日ないしそれ以上という汽車は大韓中……というのは大袈裟だとしても、ソウルにおけるしゅぽの軒数ぐらいはあるかもしれん(゜゜;)(゜゜;)(゜゜;)

  日本の鉄道網だって複雑かつ中国ほどでないにせよスケールも大きく楽しいが、中国との違いはスケールだけではない。こうして多彩な直通列車が、中国ではそれこそ全国規模を網羅しており、そこがなんともソソられるのである。日本であれば、新幹線を軸に各地で路線が接続、たとえ特急であっても乗り換えを余儀なくされるのが基本形になってしまった(そのぶん、新幹線網は充実し面白みが増してきたと思うが)。これが中国では、(日本にたとえると)かつてあった東京〜西鹿児島間の寝台特急のように幹線をひたすら直通する列車はもちろん(北京〜広州など)、前橋〜中国勝山とか、和歌山〜富良野とか、高知〜会津若松なんていう風情の汽車が走っているようなものなのだからタマラナイ(この点でも航空に近いかもしれない)。
  日本にないものには、ほかに国際列車がある。北京〜モスクワ、斉斉哈爾〜ハバロフスクなんてのに混ざって、北京〜平壌なんてのもある。……たまらんо(^ヮ^)о

  そんなこんなで、今回の旅の最中にはこうした駅の案内表示にくすぐられ、自宅で時刻表を開けば、そこに踊る列車の数々に(*´Д`*) ハァハァ(古いか・笑)させられてしまうワケなのでごぢいます。

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  無事に発車ホームへ。そういえば、中国の鉄道では、中国人旅客の荷物の莫大さを指摘する証言は多い。春節など特別な時期はまさにそうだろうし、今回のわずかな瞥見でモノを語るのをよしとはしないけれど、「案外そうでもないなぁ……」というのが素直な感想ではある。もちろん、汽車のなかでどこにどうやって保管していたのかというレベルの大荷物を抱えたおっさんなんかもみかけたわけだし、飛行機の国際線程度の荷物を携えたひとはむしろふつうのように思えたが(写真に映った青いヒトは多い部類)。

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  同室は年輩のご夫妻。定年を迎え、気ままな旅行を楽しんでるとのことで、奥さんは「あたしはいいわよ」とカメラに収まってはくれなかった。が〜。それはいいとして、このおじさん、近所の床屋さんに似てるんだよねぇ。顔といい声といいオーラといい。あれこれ話していると(とはいっても言語を超えた言語によってだが)、その床屋さんと話しているような錯角すら覚えた。

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  こちらは途中の広通東からの同室者。奥さんは自宅に残って亭主だけが子連れで帰郷したのだろうか。この子にやたらと懐かれてしまったが彼にとっていい思い出になることを祈る(この歳じゃ覚えてないか?)。

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  広州〜羅平間の夕食は食堂車でとったので、この夜は車内販売の弁当にしてみた(20元)。十分に旨い。テーブルが窓際にひとつしかないので、ご夫妻が「ゆっくり召し上がってくださいね」と笑顔をみせつつ、通路の補助席に移動、こちらにテーブルを独占させてくださった。就寝時には、奥さんが「そろそろ寝ましょう」とそのタイミングをはかってくれたり、なにかと勝手のわからない外国人旅行者に対しさりげないフォローをしてくれたのである。

  不思議だったのがご夫妻と親子連れの夕食。昆明発は17時55分、広通東発は19時33分で、いずれも夕食時間帯にかかっているといえばいえる。ところが、ご夫妻はお茶は飲んでいたものの、翌朝になって食堂車にでかけはしたものの、この夜は食事らしい食事をとらなかったのである(ヘンな間食もないので健康にはいいのかもしれないが)。親子連れは乗車前に夕食をとった可能性はあるが、夜はご夫妻と同様。翌朝だって車内販売のお粥程度で簡単に済ませていた。まっ、余計なお世話ではあるが(笑)。
  ちなみに、奥さんに促されて消灯したのが21時ごろ。ちょっと早過ぎるので廊下の補助席で小1時間ほど読書にいそしんでからベッド(上段)に入った。それからしばらくはカーテンの隙間から夜景タイムである。

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  食ったら、出す?  が〜。そりゃいいとして、ココに座るには1年ぶんぐらいの心頭滅却が必要そうだ(゜゜;)(゜゜;)(゜゜;)

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  洗面所はわりと清潔。乗務員がこまめに様子をみて掃除をしていた。

  この夜の部屋はこの洗面所のすぐ隣で、近くには熱湯の給湯器(もちろん飲用)があったりなにかと便利だったのだが、タバコの悪臭には閉口した。中国の長距離列車ではデッキが喫煙所になっているのである(例外はあるかもしれないが、客室は禁煙で、今回の観察ではきちんと守られていた)。で、部屋がそのデッキに近い。同じタバコでも、たとえば親しいひとと一杯やっていたりで相手がふかすぶんにはさしてなにも思わない(禁煙に挑戦しなよぐらいのイヤミを笑いながらするけれど)が、なにがイヤかといって、その残り香、それもどこからともなく漂ってきてまとわりついてくるあの悪臭ほど不愉快なモノはありませんなぁ。もとより、この場合は文句をいう筋合いのモノでもないし、これもまた異国の味わいということで楽しんではいたのだが。

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  一夜を明けた車窓。
  成昆線は、中国屈指の山岳路線として、その筋には有名な路線である。しかも、南西部の国境にほど近く、地理的にも微妙な地域を走る。そのため、開業当初はほかの路線とは異なり軍の管轄下に置かれ、撮影なども御法度だったといわれている。しかも、途中には複数の広大なループ線ないしセミループ線が展開、試みにネット地図のスパイ衛星写真をみてみれば、そこには荒々しく森林すら稀な山岳地帯がドーンと現われる。となればそんな車窓をじっくりと楽しみたいというのが汽車旅派の性だが、残念ながら気がつけば車窓は夜の帳に包まれており、わだちを通じて成昆線の躍動感を味わうのがせいぜいではあった(ちなみに、原発にも間近に2カ所で遭遇。帰国後にもう1カ所を確認した……)。

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  そんななか、ひとつ気になって仕方のなかった駅がある。「時刻表」上で4つ目の停車駅にあたる攀枝花という駅だ(22時46分着)。オレの興味は、この攀枝花というのがどういうところなのかというものであったが、なんとも詩的な名前ではありませんか。枝に攀る花?  そんな文字から想像されるような車窓があるなんてコレっぽっちも思ってはいなかったけれど、消灯後にカーテンの隙間に映った車窓は、川べりの鉱山街のように思えた。日本でいえば伯備線の新見駅、大韓ならば嶺東線の道渓駅といった案配か。その風景を見届けてから横になったら、度々の急ブレーキに叩き起こされての明け暮れにややヘキエキ。線路条件が悪いのか、はたまた機関士がヘタクソなだけなのか……。ちなみに、選択肢に挙がった「K1140次」の径路(内昆線)には六盤水駅というのがあり、こちらにもちょっとソソられてしまう。

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  中国にも新幹線網が広がっている。高いカネを払ってあっちに乗る気もあまりしないが(そもそも寝台列車のほうが疲れないし楽しい。だって、わっざわざ汽車に乗るために外国に繰り出しているんだし、ソソられる汽車を選ぶのが正統なのではアルマイトの弁当箱?)。

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  一夜を明けた途中駅からも乗るひとが多い。そういえば、みんな厚着にみえるけれど、昆明駅で乗り込んだときには客車内に冷房が入っていて、それが心地よかった。前夜のテレビニュースでは、北東部が猛吹雪で飛行機は欠航するは学校は休みになるわの大騒ぎだったらしいが。ぁあ、ちょうど開催されていた全人代の報道がほんの申し訳程度にしかみかけられなかったのも印象深い。単なる巡り合わせかもしれないが、NHK19時ないし21時のニュースにあたりそうなテレビニュースでも、広報の域を出ていないレベルの放送があっただけだった。代わりにロシアだかで開発中の大陽電池式飛行機がどうのなんてのを長々とやっていたが……しかしこんなのは日本のテレビも似たり寄ったりですね。ぁあ、あの「お宝鑑定団」のパクリというか中国版なんかもやってたけど、単にご宣託が下されるばかりで、どうひいき目にみても日本の本家には数十段劣るできばえではあった。かと思えばどっかでみた大韓ドラマなんかも流れるし(笑)。

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  11時半すぎ、すでに速度を落としていた列車が停車体制に入った。どこに停まるのかと思っていたら終点の成都。30分近い早着に驚く。
  乗ったのは赤い車両だけど、この緑ってのもイイよねぇ。旧東側というか、共産圏というか、そこいらで走っている緑色ベースの鉄道客車ってのも独特の味わいがある。なにかイケないモノをみてしまったような、ちょっとおどろおどろしいような。実際にはどうってことないんだけど。

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  一夜プラスアルファの激務を終えた寝台係の女性。さりげない気づかいに快適な一夜が過ごせた。ともあれ、たった3度だけの乗車とはいえ(地下鉄にはもっと乗ったが)、中国の汽車は想像以上に快適で楽しい乗り物であった。これからは、寝台車に乗りたくなったら中国に行くべしというのが今回の汽車旅の結論(ヨーロッパもいいけれど、ちと予算が……・笑)。
  つづくо(^ヮ^)о

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2015.04.02

3段式寝台車で昆明へ・・・の巻

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  昨年来のあこがれの地だった羅平滞在はぴったり24時間。これから昆明乗り換えで成都に向かうワケだが、羅平〜昆明間で乗るのは前日に広州から羅平まで乗ってきたのと同じ「K365次」列車なのである。前日の羅平到着は40分遅れ。そしたら今日もまた40分遅れ。律儀である(笑)。

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  羅平駅改札口の発車案内。昆明と広州ゆきに混ざって上海南や桂大吾おっと桂林北ゆきの文字もみえる。中国には各地を直通する長距離列車がスタンダードな存在で時刻表を眺めているとときおりとんでもなくソソられる列車に遭遇するので困ってしまう。……この話は次回アップにでもしようかと思いますが(゜゜;)(゜゜;)(゜゜;)

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  羅平は中国にあってはけっして大きな街ではないし、駅もまた然り。始発列車の設定がない途中駅でもあるけれど、いざ改札がはじまればご覧のとおりの賑わいをみせていた。

  始発列車と途中駅。事前にキャッチしていた情報では、中国の指定券や寝台券は各駅割り当て制で、当然のことながら始発駅への割り当てがもっとも多いという。しかも、とある長距離列車が全部で20駅に停まるとした場合、指定券類の割り当てがあるのはせいぜい中間の10駅目ぐらいまでで、それ以降の駅から乗車する場合は「無座(文字どおり座席──座席指定がではなく──がないことを前提にした切符)」の乗車券を買って、車内で車掌から指定券なりを求めるという仕組みというか慣わしらしい。車掌はその都度の空席状況を把握しており、空いたところを車内で販売することによって空席のムダを避けるというワケだ。
  ところが、「K365次」は広州〜昆明間の夜行列車であり、羅平は全行程の4分の3以上をすぎたあたりに位置している(もちろん一夜を明けている)。とすれば、事前に指定券類を入手することはほぼ絶望的なハズなのだが、前日に到着してから窓口に赴いてみれば、いとも簡単に「硬臥(JRのB寝台に相当)券」がわが手中に。上級の「軟臥」や座席車の「硬座」の空きもあるようだったが、せっかくなので前夜とは異なるタイプの寝台車を選んでみたのである(寝台車とはいっても、乗っているのは午前中の数時間。いわゆる「ヒルネ」だ)。

  ……という次第ではあったが、駅待合室に入る前の改札で、なにやら険悪な雰囲気でまくしたてられた。生憎中国語はわからないし、かといって英語やら韓国語やらで訊いてくれるワケでもない。無線機(?)でどこかに確認していたような様子からすると、どうやら「硬臥」を外国人が使うことを問題視していたようにも思える。身分証(外国人はパスポート)を確認し、切符にはここでスタンプが捺されるが、捺すさいの仕種が「ホントにいいのか?」という風情だった。たしかに外国人が「硬臥」や「硬座」使うことができないという時代はあったようだが、もちろん現在はそんなことはないハズ。こちらはこちらで堂々としていればいいだけの話。

  ここで思い出したのは、プロレスのNWA世界ヘビー級選手権試合で、ジャイアント馬場がハリーレイスにフォール勝ちしたさいのジョー樋口レフェリーの口籠り的カウントであった。
  あのときの一連の巡業は、まず馬場がレイスからタイトルを奪取し、リターンマッチでもレイスを退けた。問題の試合は再度のリターンマッチだったハズで、その後にはタイトルマッチの予定が組まれていなかったから、ここで馬場がタイトルを防衛すれば、世界チャンピオンとしてアメリカ合州国に乗り込むことになったのであろう。そりゃぁもうワクワクしましたねぇ。「馬場がいよいよアメリカへ!」と素直に昂奮しましたもんо(^ヮ^)о

  試合は、なにが原因だったか覚えていないけれどレイスがヘベレケ状態になってしまい、そこにすかさず馬場がフォール体制。ジョー樋口のカウントが轟く。ワン!  ツー!  ところが、「ツー」のあとに続かなければならない「スリー!」を打つのに、ジョー樋口がためらいをみせたのである。しかし、レイスは魚河岸のマグロのように伸びたまんま。ためらっていても限界ってモンがある。「ワン!  ツー!  ………スッ・・・スリ〜……」。あーあ……。プロレスのレフェリーもイロイロと大変なのであろう。

  その後、無邪気によろこんでいたオレをあざ笑うかのように予定外のリターンマッチが組まれ、おそらくは予定どおりにレイスが雪辱。馬場のアメリカ巡業は一瞬の夢にもならないママに霧散してしまったのでありMASITA。思えばイイ時代ではあったんだろうねぇ。……というのを羅平駅の改札、そのスタンプを捺す係員の逡巡というか仕種で思い出したという話なワケです。

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  そうこうしつつ無事に「K365次」列車に乗り込む。

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  羅平でのいちばんステキな出会いо(^ヮ^)о
  そういや、上条アキもボーイッシュなキャラとして描かれていたなァなどとむなしい妄想・・・ぐらいしたいもんですネ。ぁあ、アキっていうのはいうまでもなく太田蘭三の小説のレギュラーキャラ。レジャーライター(なんとオレと同じ“肩書き”じゃないか・笑)釣部渓三郎の年齢がウンと離れたカノジョだが、そのあたりの作品をYちゃん(♀)に読ませたところ、「男性版のハーレクインね」などと抜かしたもんだ。うまいたとえだなァと感心もしたけれど。

  でまぁ、このSさんとあれこれカタコト(あっちは流暢)英会話で羅平駅のひとときを過ごしたのだが、ゆえに列車の遅れはありがたいお膳立て。ちなみに、彼女は北京の某有名大学在学中の才媛。残念ながら車両がだいぶ離れていたので「来年また羅平……、いや北京でもイイネ!」などとホーム上で再会を期した(そりゃこっちだけか?)という羅平のエピローグであった。

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  問題の硬臥車。

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  日本で絶滅してしまった3段式寝台車である。ちなみに、つい先ごろまでJRでも3段式B寝台が現役で走っていた……というのはありがちな鉄道トリビア。あの「トワイライトエクスプレス」の一隅に、食堂車従業員用として3段式になった区画があったのである。

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  通路には折り畳み式補助席があって、ヒルネ客にも愛用されていた。

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  朝霧の山あいに浮かぶ菜の花畑。

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  こちらは「K365次」のハイライト、石林付近の車窓である。羅平の菜の花もいいが、こちらの奇景もまた捨て難い。

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  車掌に断って、石林駅のホームに出てみた。

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  昆明に到着。日本とは違って、出入口は厳密に分けられていた。さすがに荷物を預けたりはできないが、鉄道というよりはやはり航空に近い感じがする。

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  大にぎわいの昆明駅。

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  つぎの列車の発車まで4時間と少々。あまりムリもできないので、たった1カ所だけを訪問するつもいでいたが、そこに連れていってくれるハズの地下鉄乗り場の案内が、どこをみてもみつからない。某旅行案内書の最新版では開業予定となっていたが、ネットの地図を検索すると、路線も駅もきちんと載っている。開業していることは間違いないと思うのだが、人込みに負けじと歩いてみても、影も形もないだな、これが……。で、バスもわからないし、仕方がないので無目的に街を闊歩してみることにした。

  そしたら、目抜き通りをしばらく歩いたあたりに、形状からすれば地下鉄や地下街への入口にしかみえない物体に遭遇した。が〜。地下鉄というか、その物体の素性を示す看板の類は一切なく、しかもガラス戸の把手部分になにやら掲示されている。ひょっとしてこれが地下鉄駅だとして、まだ開業してなかったのだろうか。それならそれでどうしようもないけれど、いましばらく通りを進んでみると、またしても同種の物体が鎮座し、こんどはなか(地下)からごくフツーのひとびとが現われたではないか。
  そこで、おそるおそる(本当)階段を下ってみたら、なんとそこには地下鉄の駅があり、もちろん汽車も走っていMASITA。

  ちなみに、地下鉄の昆明駅はあるにはあるのだが、出入口が裏口というか長距離列車用の昆明駅の出入口とまったく反対側だったのである。おかげで、あとで地下鉄昆明駅に戻ったはいいけれど、長距離列車駅への乗り換え口(そんなモノはなかったのだが)を探すのにちょっとばかり往生させられてしまった。   ついでに、1・2号線とある昆明の地下鉄は、(現在?)運行上ではまったくの同路線で列車も直通運転。一方で、いくつかの駅では上下列車でホームが別の階に分けられており、これまた乗り場を理解するまでに右往左往させられてしまった。もとより、おもしろがっていたという話ではある。

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  で、地下鉄でやってきたのはココ。昆明北駅に設けられた雲南鉄道博物館である。が〜……、この日はィ休みだった・・・。
  つづく。

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2015.03.27

羅平(罗平)で菜の花三昧・・・の巻

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  今回の主目的地。

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  広州から汽車に揺られ、辿り着いたのは雲南省・羅平(ルオピン)である。
  じつはこの町、知ったのはテレビ番組を通じてであった。なにげにスイッチを入れたところに遭遇してしまったのである。こりゃぜひ足を運んでみたい。さっそく調べてみると、鉄道が通じてはいるものの国際空港のあるような街からはやや離れており、ゆくにはちょっと面倒な感じだ。が〜。「でも、行くんだよっ!」と自らを励ましつつ計画を練った結果が今回の中国散歩のきっかけとなった次第なのでごぢいます。

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  駅から市街地までは2〜3キロ離れている。大韓散歩ならばローカルバスのダイヤなども調べやすいが、中国では(いまのところ)中国サイトの地図や観光案内を開くのがせいぜい。しょうがなければタクシーを使えばいいさと思っていたところ、「客运站」の文字をひなびたテイストのバス(否、しなびた風情であった)を発見。「客运站」はこの場合バスターミナルである。羅平バスターミナルは市街地にあるので、コレに乗ればどうにかなるハズだ。しかも「超市」(いうまでもなく「しゅぽ=슈퍼」の中国版)の文字もアリ。どうでもいいが(笑)。運転手に訊くと「乗って」と笑顔と手ぶりとで案内してくれた。

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  子どもの時分にもここまでシブイのはなかったゾという味わい深いバスだったが、乗ったら目的地で降りなければならない。こういうケースだと、大韓では運転手が「着いたよ!」と教えてくれるものだが、はたして中国ではどうか?
  そしたら、オレよりは英語ができそうな女性が「バスターミナルですよ。降りましょう!」とエスコートしてくれたо(^ヮ^)о  ついでに、このあとの目的地を告げると「それならこっちのバスです。5元です。あっ、いますよ!」と乗継ぎバスに連れていってくれたのである。乗車時の所作などから外国人だとわかったのだろうけれど、旅というものが見知らぬ人々の善意にも支えられていることをあらためて噛み締める。谢谢m(__)m

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  出発する数日前。ネットで大韓の古い写真をあさっていたところ、ソウル中心街をゆく三輪トラックが出てきた。
「ぁあ、最後にみたのはいつだったろうか?」
  と思ったが、もとより大韓でもお目にかかったことはない。が〜。あの特殊漫画家・根本敬氏によって平壌の巨大な“凱旋門”をくぐるビンテージモノの三輪トラック(きっとイイ顔のトラックだったのであろう)の存在が語られているし、北京など大都会ならともかく、ディープチャイナであれば遭遇するかもしれん。そんなことを盟友Sに告げていたところ、期待を裏切らなかった中国に感謝するほかはなし。

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  ココがきっかけの目的地。広大な菜の花畑とカルスト地形とのコラボで知られる金鶏村である。
  なんだかずいぶんと簡単に着いてしまったが、今回の散歩では一計を案じて筆談用の短冊をつくってあり、それがなにかと役に立つこととなった。といっても、分量が多くなりすぎると使いづらいので、訪問希望の地名やバスターミナルなどのキーワードのいくつかをみつくろって簡体字で印字し、1件ごとに幅4センチ幅ほどに細長くカットしたものをホチキスで止めただけ。コレならヘタクソ以前の発音を気にせず相手に目的地ぐらいは告げることができるというワケです。

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「ホントに来るとは思いませんでしたな……」
  などと、ほとんど他人事同然のつぶやきが出たり……。

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  菜の花はハチミツ採取にも用いられている。このあと、ミツバチの大軍に囲まれたが、そうそう刺すような生き物でもないようだ。

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  インディーズ風味満点のハチミツ売り。あとで小瓶に詰めてもらってひとつ買ってみたら、ハチそのものが浮かんでいるワイルドなシロモノであった(いろんな花のミツがあるので、「菜の花ハチミツ」という簡体字短冊もつくっておいた)。

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  ここの風景は、朝方のモヤとのコラボが名物らしい。このあと知り合った女性(地元出身の才媛)も「朝の景色がいちばんなんですよ!」と胸を張っていた。つぎの機会をつくって、じっくりと歩いてみたい。

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  件のテレビ番組によれば、東京23区ほどの面積に菜の花畑が広がっているという。この前後の汽車の車窓にも大小の菜の花模様が浮かび上がっていたし、探せば隠れた撮影スポットが発掘できるに違いない。

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  テレビにも映っていた菜の花料理にありつく。油菜湯。すなわち「ユーチェッタン」だ。菜の花は油菜花でユーチェホワ。大韓語の「ユーチェッコ(유채꽃)」とはここから来ていたかと小さな発見であった。

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  で、せっかくなので汽車の走行写真でも撮るべぇと思い、予め地図であたりをつけてみたポイントを目指してみた。しかし、広州の巻で記したように、街には案内地図の類が見当たらず、目論みをつけていた「森林公園」を目前にして間違った道に入ってしまった。そしたらこんな落書きがあったりするんだけど、あまり近寄りたくはないですな(笑)。

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  で、あらためて別の道を選ぶのだが、「いまここで雲南大地震が起きたら未来永劫行方不明だろうなぁ……」などとくだらないことばかりがアタマをよぎる。
  このあと、「森林公園」らしい整備されたハイキングコースなどを歩かされているうちにあたりには夕闇が迫る。はたしてこの先に思い描いていたような撮影ポイントがあるかどうかもわからないしということで、あえなく撤退ということになりMASITA。

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  翌朝。雑誌「旅と鉄道」98年秋の号(鉄道ジャーナル社)にこの鉄橋と思しき俯瞰写真が掲載されており、うまくポイントをみつけられたら狙ってみようと思っていた(ただし、なんとなく軍関係っぽい施設が画面に鎮座しており、コトと次第によっては面倒なことになる可能性もある)。ところがこのだいぶ遅れてきた列車が通り過ぎるころから雨脚が強くなってしまい、そちらも断念せざるをえなかった。とはいえ、おかげでこのあと楽しいひとときを過ごすこととなったのだが……。
  つづくо(^ヮ^)о

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2015.03.21

南辺の幹線を往く・・・の巻

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  広州でも一夜を明けて、いよいよ中国列車の旅へと繰り出す。選んだランナーは昆明ゆき「K365次」列車。広州を12時56分に発車、終点の昆明到着は翌日の12時50分というほぼ24時間をかけて走る長距離列車である。
  もちろん全区間を走破する計画だが、まずは一夜を明けて9時20分に到着する羅平まで20時間24分の旅だ。

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  汽車に乗るという点では日本ともそう大差があるハズもないが、中国の場合にはやや勝手が異なる。
  駅に着いたら、まず列車ごとに分けられている改札口を探し、乗車券と身分証明書(外国人の場合はパスポート)のチェックを受ける。別段、あれこれ訊かれることもなく形さえ整っていれば問題はないが、つぎに「三品検査」と呼ばれるX線による手荷物検査場が待ち受けている点が、日本とは大きくことなるといえるだろう。これは、おもに爆発物(爆竹などを含む)の所持が問題となるようで、ほかの乗客をまねて素直に機械に手荷物を通せばいい。ちょうど飛行場の検査場と同じ仕組みだが、これが地下鉄駅にも設けられているのが中国的といえばいえるかもしれない(そのせいもあり、ターミナル駅に接する地下鉄駅はホームに入るまでが大混雑で往生させられた)。

  検査場を通過したのちは列車ごとに案内されている待合室で列車改札を待つことになるが、「軟臥(A寝台に相当)」や「軟座(グリーン車に相当)」利用者には専用の待合室が設けられている場合もある。大駅の構内には食堂や売店などもあるので、構内散策で時間をつぶすのもよさそうだ(国際空港ならさしずめ免税品店散歩か?  それにしても、あの免税品店ってなんとかならんもんですか。たとえば成田第1ターミナルで出国審査を通ると、とたんに猛烈な香水のニオイにさらされる。ああいうのはほのかに香るのがいいのであって、店先のそれはもうほとんど毒ガスである。ホントにもうタオルかなにかで顔を覆ってでもさっさと避難したいほどで、ひとことで言えば迷惑だ。販売員もよくもまぁ病気にならないもんだと感心することしきり。ついでながら)。

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  広州駅の特別待合室。乗車時には航空の特別席同様に一般席と区別されて改札を受けることができる。「軟臥車」は全編成中1両しか連結されていない列車が多いが、乗車した「K365次」は客車18両編成(食堂車1両を含む)と長大なため乗客の数も日本の夜行列車とはケタ違い。したがって、この特別待遇のありがたさを実感することとなった。ひと足早くホームに入れれば、乗車列車や構内の見学にも余裕ができるからだ。

  見学といえば……、広州に上陸した前日、広州駅で刃物によるらしい通り魔事件があったという。自宅を出る少し前に遭遇した時事通信の配信記事(3月6日11時20分)によれば、「(現場の)地面には血の痕が残っている」とのことだったので、なにげに探してみたけれど発見することはできなかった。

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  列車に乗り込むには指定された号車からしかできないのも中国流。各車両の乗降口に係員がいてここでも改札を受けるが、違う車両から乗って通路を通って自分の車両にということは(例外はあるかもしれないが)できないらしい。
  ともあれ、こうした儀式があることもあり、汽車というよりは飛行機に乗るぐらいの感覚で現場に臨むほうが慌てなくていいようだ。

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  硬座車。鉄道雑誌などでみたのよりは“豪華”に思えなくもないが、この座席で全行程を過ごすことはけっして例外ではないという。実際、切符売り場で広州から石家荘までの「硬座」を購入するご婦人をみかけた。同区間には高速動車(新幹線)もあり最短6時間50分で結んでいるが、ご婦人が購入した「T124次」の所要時間は21時間29分。硬座の運賃は224元(軟臥は682元)だが、高速動車だと硬座にあたる2等車でも785・5元とその差は3・5倍以上(最上級の「商務座」だと2479・5元=およそ4万9000円)!  ゆえにエコノミー客は多少の労苦があっても一般列車の硬座を選ぶこととなるワケである。
  ちなみに「K365次」の広州〜羅平間の軟臥は下段484・5元、上段464・5元、硬座は173・5元である。

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  こちらは一夜の宿となった「軟座」。JRの「Bコンパート」に近い設備だが、日本にある寝台ごとのカーテンはない。フェリーの桟敷だと思えばカーテンなんぞなくても十分とはいえ、実際に乗るまでは「はたしてどうなるか?」という気もした。が〜。ベッドは快適だし、カーテンがないのもまったく気にならなかった。むしろ同室者間にコミュニケーションをもたらす効果もあるのではないかと思ったほどで、寝台列車の旅の面白さをまたひとつ再発見したともいえる。

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  徹夜乗務をこなす寝台係員(というのか?)。乗車すると、乗車券を座席(寝台)票と取り替え、軟臥の場合はさらに身分証明書の提示が求められる。もちろん寝台・座席の管理やセキュリティーのためだろう。座席票は乗客それぞれの下車駅30分前ほどになると再び乗車券と交換するが、慣れない乗客にとっては乗り過ごしを防止する意味でもありがたいシステムのようにも感じられた。
「あと30分で羅平です。出口はあちらですよ!」
  と笑顔で案内され、到着直前にも「着きますよ!」とエスコート役までこなしてくれた。

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  駅の数は多いが、大韓と同様に信号場ないし旅客扱いがほとんどない駅が圧倒的のようにもみえた。しかし、どんな小駅でも、こうして駅員が通過列車を見送っている。日本の鉄道も、かつてはこういう情景がみられたのだろうか。

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  車窓は似て非なり(゜゜;)(゜゜;)(゜゜;)  爆弾テロか、はたまた空爆でもあったか……。ウワサにもれ伝わってくる汚染水や汚染土壌らしき風景もなんどか車窓をよぎったが。

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  広州発車後、しばらくは4人部屋を独占できたが、15時09分着の肇慶から子どもづれの家族と同室となった(ほかに硬臥に乗っているらしき亭主とこの子たちの若いお母さんが同行)。中国で多数派となっている漢族とは異なる少数民族のようだが、そういう質問をするのが礼儀としてどう捉えられるのかがわからず、無難な話題や子どもたちにつきあって時間を過ごした(車内販売で買ったくだもの──温州ミカンの半分ぐらいのミカンやプチトマト、バナナ──をふるまってくれたが、いずれも旨かった)。

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  夕食は食堂車を利用。注文の仕方が最初はよくわからなかったが、テーブルのひとつに乗務員がふたり乗客の相手をしており、観察してみるとそこで伝票と引き換え注文する仕組みだった。写真入りのメニューがあるので、「ジェイガー(コレ)」と指さしてカネを払えばいいだけの話。
「コレ」「メイヨウ(ないよ)」「……」「コレとコレはありますよ」「……じゃぁ、コレ」「ミーファン(米飯)は?」「ぁあ、ください!」「ミーファンは5元ね」
  そんな感じ。
  で、受け取った伝票を服務員(この場合はウェイトレス)に渡せばOK。味は悪くないし、「ミーファン」のボリュームにも驚いた。広州の食堂でもそうだったが、「ミーファン」は日本種とは異なる細長い米で、ほのかにトウモロコシっぽい香りがする。これが中国料理に合う。切符の買い方や食堂での注文の仕方など、ひとつひとつを現場でみようみまねに覚えていったが、中国料理とこの「ミーファン」との組み合わせの妙も、今回新たに覚えたことのひとつだ。

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  食堂車。ちなみに撮影禁止だったらしく、やんわりとだったが「ダメですよ」と食券(伝票)売りの係員にたしなめられた。
「(そんなのより)車窓からの景色をたくさん撮ってください!」
  という風情であった。寝台車の通路などで撮っていてもなんら問題はなかったが、なにか特別な事情でもあるのだろうか。

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  関心事のひとつに、停車駅では本当にトイレが使えないのかということがあった。解答はあっさり。乗務員がいちいちきちんと施錠して回っているのである。しかし、発車するや否やただちに開錠してたところをみると、いかほどの意味があるのかという気がしないでもなし。ウワサどおり、紙は早くも品切れ状態だったが(ゆえにロールを持参した)、このあと乗った列車ではロール紙があって驚いた。現場に赴いてはじめてわかることがあるってこった(笑)。

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  一夜を明けて、車窓はすっかり田舎ふう。この晩のテレビニュースでもやっていたが、この日の雲南省では濃霧が発生しており、霧とも雨ともつかないなかでの夜明けだった。

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  そのせいか、羅平には40分遅れで到着。発車時刻案内が遅れを反映しているのがユニーク(日本をはじめ知っている範疇では、こういう場合には定刻が示されたうえで遅れのただし書きが添えられるのが一般的)。

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「旅と鉄道5月号」(朝日新聞出版)が発売中!  前号に引き続き、「ドイツ縦断紀行・後編」ほかを寄稿しています。ドイツ紀行は最北端・ベスターラント(ズィルト)駅から最南端・オーベルストドルフまでの道のりなどを紹介しました。ご愛読いただければ幸いです。

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