2018.02.15

真冬のエスケープは温泉に限る?・・・の巻

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  京江線探訪のィ翌日、忠州にやってまいりMASITA。

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  当初の計画では、この日は東海線の浦項〜盈徳間を取材することになっていた。ところが、昨年11月15日に起きた通称・浦項地震のあおりで、京江線・萬鐘〜江陵間と同様に昨年中の開業予定であった同区間の開業が延期。発表の遅い大韓のこと、あるいは意表をついて開業するかもしれないとの期待を抱いていたが、残念ながら「開業予定未定」のまま大韓へと繰り出すこととなってしまったのであった(結局、1月26日に開業)。

  というワケで、この日以降はとりたてて予定がない。京江線を再訪して取材の肉づけをするのも悪くはないと思ったが、あれこれ迷った挙げ句に清凉里駅から中央線「ムグンファ号」に乗り込んだのであった。

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  じつは昨年からひと月以上も体調が思わしくなく、アタマのほうも普段に増して働きが芳しくなかった。そこで、久々に水安堡温泉を訪れ、のんびりと1日湯治でも楽しもうと思いついたのだが、忠州までの切符を所望するつもりが口をついて出ていたのが「堤川乗り換えで尚州まで」。
「えっ?  堤川から尚州までは列車がありませんよ」
  と駅員に怪訝な顔をされてしまった。
「あっ、忠州です、すみません!」
  慌てて訂正したが、
「こりゃぁ、ホントに大丈夫なのか???」
  と自分のザマが心配になってしまったものだ(゜゜;)(゜゜;)(゜゜;)

  なんだって尚州なのかといえば、年老いたわが母堂への土産に干し柿でも買っていくかなどと考えていたがゆえ。尚州は干し柿の名産地だからねぇ……。ぁあ、昨年10月の巻で触れたとおり、堤川駅はただいま大改装工事中でごぢいます。

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  そんなこんなで忠州に到着。水安堡へは忠州バスターミナルから釜山や安東ゆきなどの市外バスに乗るのがわかりやすいが(ソウルからは東ソウルバスターミナルから水安堡ゆきがある)、そのバスターミナルまで歩くのが面倒だ。いまひとつは駅前を水安堡方面ゆき市内バスが通るハズなので、ソイツを捉まえればいい。
  ところが、大韓の市内バスは仮にバス停に時刻表があっても解読困難なケースが多いのがイカしたところ。写真は駅前大通りのバス停にある水安堡(수안보)方面ゆき時刻表。ターミナル(터미널)発らしい時刻が載せられているおかげで、どうにか駅前の通過時刻が推理できるが、バス停に備えられているデジタルの運行状況案内(「240番バス5分後に到着」などと表示される)といまひとつ噛み合っていない様子。仕方がないので、まずはやってきたバスで、通るに違いないバスターミナルまでゆき、そこから市外バスに乗り換えることにした。

  すると、ものの10分もしないうちに「水安堡方面」と掲げられたバスがやってきたではないか。そんなバスは件の運行案内には出ていないサプライズ(いいのか?  こんなことで・笑)。しかし来てほしいバスが来たのだからそれでいいのである。いそいそと乗り込んで水安堡を目指す。

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  小雨にけぶる(そいや、近ごろ大韓の街角でもケブルを見かけないなぁ)水安堡に到着。何年ぶりかは忘れたが、久々の邂逅である。

  ところで、道路をまたぐ横断幕。ハングルが読めないと、なんらかのスローガンかと勘違いしそうだが、なにが書かれてあるのかといえば、

「(
バクブギュ文化福祉局長昇進お祝申し上げます)」

  という話。(゜゜;)(゜゜;)(゜゜;)

  あのいぇすらが最高にキャワユかった「クリスマスに雪は降るの?」のなかで、ハンジワン(いぇすら)の兄貴がソウル大に入学しただの、チャガンジン(ジワンの相手役/コス)が「一流ゼネコン」に入社しただのなんてな横断幕が慶尚道山清の街角にかかっていたし、日本でもまァ、
「●●高校■■部  △△▲▲君、◎年度全国大会優勝!」
  といった類の横断幕を見かけることもママあるワケだけれど……、でもなァ……?

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  定宿の大林ホテルに投宿。社長との再会も楽しみのひとつではあったのだが、この日はご不在。詳細はわからないものの、なんとなく経営者が変わってしまったという印象を受けた。はたして……。

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  町のたたずまいは以前のまま。とりたててなにがあるワケでもないし、日本でいう「秘湯」めいたムードがあるのでもないけれど、2008年秋にはじめて訪れて以来、愛着を抱いてきたのである。

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  馴染みの「夫婦食堂」を訪れる。あまりにも久々だったこともあり、お店のおばさんも「……あれっ?  ひょっとして?」といった風情だったが、温かく迎えてくれた。

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  ココの名物はなんといってもキジ料理のフルコース。が〜。ひとりで注文するにはボリュームも代金もべらぼうなので、つつましく「クォンマンドゥグク(キジ肉入りギョウザスープ)」をおいしくいただく。

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  変わったことといえば、キジ料理と並び名物だった川畔の屋台街がキレイさっぱりなくなっていた。自家製マッコリやカエル料理なんかも味わえる並びだったが、入る入らないは別として、なくなってしまえば風情という点で寂しい感じがする。

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  母堂用に干し柿を購入。

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  店だなはちょっと寂しげ。量より質ということでグレードの高そうな顔をしたのを買ったが(20個入り2万ウォン)、ソウルの馴染みの市場で見てもらったところ、「ちょっと微妙な値段かなぁ」とのこと。「贈答用ですか?  まぁ、箱代を含めばそんなものでしょう」とフォローしてくれたりもしたが。

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  ィ翌日はソウルに直行。この「しゅぽ」前が市外バス乗り場である。

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  市外バス時刻表。左から東ソウル、城南、仁川、水原、利川、清州、大邱、安東、亀尾、釜山、蔚山、浦項、店村、月岳山ゆき。大邱ゆきと亀尾、釜山、蔚山ゆきは件の尚州を経由するが、すでに干し柿も買ったし、迷わずソウルへ。

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  しかしこの時刻表、東ソウルゆきの運賃が豪快に訂正されてあるо(^ヮ^)о

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  遭遇したのが朝でよかったと思いMASITAね。なにかの店のようではあったが。

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  バスの車窓は冬景色。

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  東ソウルバスターミナルに到着。地下鉄(2号線)が接続しているが、駅や道路が常に混雑しているくクセに手狭で、使い勝手は快適とはいえない。ココに帰着するのが億劫なので、できれば避けたいところではあるけれど、それでもバスの道中は快適ではありMASITA。

  それはそれとして、よ〜く温まったホテルの部屋で寛ぎ、たっぷりとした温泉に浸かって、静かな環境のなかで旨いモノにありついたら、心配していた体調は一気に改善した。なにをするワケでもない2日間ではあったが、久々にやってきてよかったと思ったものだ。
  つづく。

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2018.02.09

京江線ガンマン(下)・・・の巻

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  江陵からひと駅ソウル寄りに戻って珍富駅で下車。今日から開催中の平昌五輪における競技場が最も集まっているその玄関駅である。それを反映してか、訪問時(開業時ダイヤ)ではおよそ半数が通過となっていたが、五輪開催中は全列車が停車。そのあとどうなるのかはいざ知らずではあるが……。

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  なんと(?)ホームや駅前など一部で初期工事が完了していなかった(゜゜;)(゜゜;)(゜゜;)

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  五輪案内ブースも工事たけなわ。DKにあった大韓算をふと思い出したりしたが、こうしてみるとつくりはわりとシンプル。いかに世界的イベントとはいえ、過剰な飾りつけは日ごろから疑問を抱いているだけに、なんとなく好感が持てる。

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  駅コンコースもこれみよがしな派手さは皆無。ただ、列車の待ち時間を過ごすための施設(狭い待合室のほかはベンチもない)が必要なように思えた。会期中の混雑をはたして快適にさばけるのだろうかという気もする。

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  しかしまぁ、祭りのあとは単なる山あいのローカル駅。例の「冬のソナタ」で登場した龍坪リゾートなどへの観光利用は考えられるものの、ほかの駅や路線そのものを含め、“他山の石”という意味でも今後の様子が興味を引く京江線ではある。

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  シャトルバス乗り場も整備中だった。駅は高台に位置し、町(村?)が一望できるものの、やはり駅前は閑散として寂しい感じもする。

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  駅への取りつけ道路は一方通行の回廊式。

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  つづいて、横城にやってきた。今回訪問の京江線6駅中で最後の下車駅である。

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  横城は平昌五輪とは直接の関係はなく、径路上に新駅が設けられた格好だ。が〜……。

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  駅前はこんな案配。右手の小屋は牛小屋である。さすが横城は韓牛の名産地といったところだが、駅に降りたところで町がどこにあるのかすらさっぱり覚束ないのがイカしている。それはそれとしても、手前の土嚢。どうも京江線横城駅開業が歓迎されていないような気もするのだがどうだろうか?

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「ようこそ」と言われてもねぇ……。

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  いちおう路線バスも走っている。それなりに大韓の交通には慣れているつもりではあるけれど、この情報をもってどこに行けというのか、ハタと考え込んでしまった。あとで調べてみたところ、市街地へは北西寄りに道のりで3〜4kmほど。だが、コレのどれに乗ればまがりなりにも市街地へと辿り着けるというのか……。おそらくは、とうの大韓人も地元民でもなければ同じ感想を抱くに違いない。たぶん「횡성(フェンソン)」ゆきに乗ればいいのだろうが、それとてどこに行くのか判然としないし、この時刻がこのバス停のものではない可能性も大韓では極めて高い(帰国後、DAUM地図で検索したところ、1日わずか5本の「2番バス」が市街地に到達していることがわかった……)。

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  せっかくなので走るKTXでも撮るかと思い撮影場所を探してみたが、「ぁあ、汽車撮影にあたって遠景手前の樹を引っこ抜いた(所定の手続きを踏んでの話だが)のを自慢していた御仁がどっかにいたなァ……」などと思ったものだ。天気もこうだし、余興といえば余興ではあるが。

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  横城からはいまいちど江陵に戻り、最後はソウルまでKTXの「特室」で寛ぐ。江陵に戻ったのは単純に横城での待ち時間が長過ぎるということと、逆に江陵滞在が短過ぎるというダイヤ上の関係。「特室」ではおやつのサービスがある。

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  京江線を行きつ戻りつしつつソウルに帰還。

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  京江線列車の運行地図。

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  五輪競技会場と最寄り駅案内。

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「ぁあ、余興でなにかしら五輪グッズを買ってもよかったなぁ……」
  とあとで思ったが、文字どおりに後の祭り(とりたててほしいモノもなかったのだが)。そこで、いちおう仁川国際空港をざっと見回してみたけれど、残念ながら遭遇することはできなかった。まっ、ケンチャナヨ!

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2018.02.03

京江線ガンマン(中)・・・の巻

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  萬鐘駅のおつぎは平昌駅。五輪のタイトルになった地名であり、おそらくは京江線内でもっとも名の知れた駅名であるに違いない。御周知のように平昌はピョンチャン。ハングルでは「평창」。とりたてて特徴のある響きではないけれど、後輩Hは「ピョンチャンオリンピック」と最初に耳にしたとき思わず大爆笑したそうな。ぁあ、言われてみれば「ピョンちゃん」ってのはどことなく微笑ましいワケですね(゜゜;)(゜゜;)(゜゜;)

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  高速新線の新駅にしては珍しくも集落に近いというか暮らしのぬくもりが窺えるが、五輪開催に伴う開発は、こうして見える範囲では京江線開業のほかはまったく感じることがない。五輪終了後にでも再訪しつつ、こののどかな町を歩いてみたいような気もする。

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  マスコットキャラが五輪開催をほそぼそとアピール。五輪本番を迎えれば風景は一変するのかも?

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  ホームはほかの駅と同様に2面4線。ただし使われているのは2線のみ。五輪終了後は言うに及ばず、五輪期間中の時刻表をチェックしてもそれで十分という感じで、過剰な設備を持て余すのは目に見えている。この路線に限らず、どうしてこうも2面4線にこだわるのかと思う。
  いまひとつは、エスカレーターとホームとの間の妙な段差とスロープの狙いがわからない(ほかの駅でもみられる)。バリアフリーという視点からもそうだが、乗り降りや列車待ち乗客らの動線として不自然かつ不合理なのではアルマイトの弁当箱?

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  とはいえ、全体的にわりとシンプルに設計されている(?)ように見えるのは好感が持てる。

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  列車は終点の江陵を目指す。こんなあたりは夏場の列車撮影ポイントになるかもしれない?
  ところで、今回の京江線探訪では江陵駅には2度訪れた。これは、全6駅訪問の都合上ということがあるが、それを優先すると江陵滞在が30分ほどとなってしまい、駅と駅周辺を観察するにはやや覚束ないと考えたからだ(ほかの各駅はそれぞれ1時間程度以上を確保しておいた)。いまひとつは江陵や正東津で1泊するのが理想的ではあったものの、乗り降りが頻繁となるゆえ荷物を軽くしたかったことと、できればソウル〜清凉里間もこの日のうちに乗っておきたかったため、あえて日帰りとしたのでありMASITA(久々に正東津でなじみの「キャッスルモーテル」で1泊し、おいしいスンドゥブを味わいたかったのだが……)。

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  嶺東線の線路が合流。2014年9月以降、江陵〜正東津間が京江線工事に伴い運休中。あるいは同時に復活するかと期待していたけれど、残念ながらこの日までには間に合わず。いまのところ今年3月中旬の運行再開がアナウンスされているようだ。

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  江陵駅に到着。

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  乗客は意外なほど多かった。ビジネスや江陵に観光にやってきましたというよりは、単純に京江線に乗るのが目的という乗客が大半のように思えたがどうだろうか。

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  行く手は完全に行き止まり……。北朝鮮やロシア方面へというのはさておいても、せめて束草まで鉄路が復活してくれたらと熱望するのだが、この様子からするとそんなつもりがあるのかないのか……。

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  ターミナル駅なだけに、ほかの駅とは比較にならないほど施設は充実かつ立派。

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  円形の駅舎というのも、考えてみればユニークな存在といえそうだ。

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  それにしても、かつての面影はまったくナシモフ。ホームが半地下構造で、どことなく冷たく暗い印象を受けるのが残念だが、反面、街と駅舎との間に段差がなく、快適なエントランスになっている。

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  かつては路線バス網と分断されていた江陵駅だが、駅前広場にバス乗り場ができたのは大きな改善だ(拠点駅であっても、路線バスとの連携がほとんどあるいはまったくできていないケースが目立つ。「タクシー業界からの反発もあってバスの乗り入れをさせていないんです」という話を大韓人の知人から聞かされたこともあるが)。

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  2面4線のうち1面2線が嶺東線系統「ムグンファ号」の発着ホームとなるようだ。ソウル方面へは京江線経由の独断場になりそうだが、清凉里(청량리)の文字があるところからすると、ソウル(清凉里)〜江陵間の「ムグンファ号」が復活するのであろう。時間はかかるものの、乗って楽しいルートではあるし、この表示にはホっとさせられた。

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  江陵駅構内には京江線紹介コーナーも。

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  鉄道駅というよりは国際空港のごときである。だが、ほかの新駅が“秘境風味”であるだけに、この賑わいが好もしく感じられた。

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  とはいえ、駅前界隈はかつてのママ。じつはこの駅前通りは安宿街であるのだが、そのテ(どのテだ?)の商売を兼ねている「宿」が多い。単に歩くぶんにはどうってことはないけれど、こういう通りが醸す独特のムードにはそれ相応の味わいというものがあるというのも否定できず、その後の運命が気にかかっていたのであった(あえて“客”になるとどうなるか?  ネット上で、あれこれコトの顛末を記しつつ「後悔しMASITA」といったふうな大韓人若者<?>のリポートに遭遇したが、そのあたりが参考になりましょうか・笑)。さしあたりはこのとおり御存命の様子だが、一般的には歓迎されてないだろうからねぇ……(゜゜;)(゜゜;)(゜゜;)
  つづく。

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2018.01.28

京江線ガンマン(上)・・・の巻

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  さて、遅ればせながら大韓散歩2018年第1弾の巻でごぢいます。今回の主菜は平昌五輪に乗じて(?)、昨年12月22日に開業した京江線(萬鐘〜江陵間)。まずはその模様を記しておきたいが、じつはこの話、ひと足早く1月27日(土)に朝日新聞社のWEBサイト「AERA dot.」にて公開済み。そこで、そのサイト記事を宣伝しつつ、分量などの関係で端折らざるをえなかった細々とした(どうでもいい……というのを含む)模様を3回にわけてアップしたいと思う。

о(^ヮ^)о「「テツは平昌五輪まで待てない」開業直後の京江線をおにぎり1個で12時間の旅」(AERA dot.)(゜゜;)(゜゜;)(゜゜;)
  ↑ゼヒゼヒ、御笑覧いただければ幸いです。

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  今回の目的は単純で、京江線の新規開業6駅(萬鐘と江陵は大改装したうえでの再開業)を訪れること。高速鉄道KTXが運行され、ソウル〜江陵間は2時間を切る。そのため、比較的簡単にミッションをこなせるつもりではあったのだが、1日でやろうとするとコレがなかなか難しい。混雑を避けるべく平日にしたのも間違いのひとつで、週末のみ運行という列車を使えばまだしも、ちょっとしたパズルゲームに興じるかのごとしのありさまだったのである。

  そうしたときにはダイヤグラムをつくるのがいちばん。視覚的に乗り継ぎプランのスケッチができるからだ。で、あれこれ企画室(トイレのこと)で呻吟しつつ練ったのがこのプラン(赤い線が当日の乗り継ぎ。グラフ上の●はその列車<スジ>の停車駅を示す)。1本遅いソウル発列車でのスタートも可能だしそのほうが楽だが、当てずっぽうで地形を勘案したところ、屯内駅の近くで列車走行シーンを見物できるように思えたので、そのぶん時間を取ってみたのである。

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  週末運転列車を含む下り列車開業ダイヤ(取材当日有効。現在はすでに変更されています)。

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  同じく上り列車。
※いずれもKORAIL公式サイト発表資料をベースに「OuDia」で作成しました。

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  車両はすべて「KTX山川」。一般室(普通車)でもアコモはいちおうのレベルに達している。

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  車内などには日本語による案内も。

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  萬鐘を出て京江線に踏み入れると車窓に雪がチラホラ。

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  まずは屯内で下車。天気予報とにらめっこしつつ、コートをきていかなかったが、コレは寒い……。全日程を終えてみれば、その作戦は正解だったが。

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  雪は七難を隠す……とは御大・宮脇俊三の弁だが、こうして見ると、見なれた汽車も悪くはない。

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  駅前にはほとんどなにもないような屯内。市街地(というのか?)は徒歩圏内。「AERA dot.」の記事には食事をとる店もなかった旨を記したが、ココ屯内を昼食時間帯にあてれば話は別かもしれない。

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  相も変わらず2面4線(実際には2面2線しか使っていないようだ)ホームの明け暮れだが、駅舎はわりとシンプルで好感が持てる。

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  寒いし天気はアレだしなんだか薄暗いし……でもほかにすることもないので汽車にカメラを向けMASITA……という図。

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  2駅目は萬鐘。中央線との接続駅にて今回開業ぶんの起点である。が〜〜……はて萬鐘?  たしか、京江線はもとは「原州・江陵線」と称され、西原州が中央線との接続点にて起点だったのではアルマイトの弁当箱?

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  その西原州駅。コレでじつは開業しているという扱いだそうだが、どうみても工事半ばで打ち捨てられたという態である。現在、(嘆かわしいことに)中央線の原州〜堤川間のルート変更工事が進められており、そちらの完成に合わせて本当の開業をする予定だという。でもなァ……(゜゜;)(゜゜;)(゜゜;)

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  萬鐘にしても、どうにも覚えのない駅名だと思ったら、2007年を最後に駅そのものがトマソンと化していたのだから仕方がない。そんななか、旧駅舎がきちんと残されているのにはホっとさせられる

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  萬鐘駅の乗り場案内。この様子だと、五輪終了後も京江線はKTXしか走らせないのであろう。ちなみに、線路容量の関係からか、中央線の列車に萬鐘を起終点とする列車が登場。直通列車があたりまえの大韓で、はたしてこのやり方は定着できるのだろうか?

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  萬鐘駅の「裏口」。数軒の民家と荒野……という世界。いちおうエレベーターはあるが、あたりまえのように稼動していなかった。

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  こちらが「表口」。とはいえ、根本的に大差があるワケでもなし。

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  待合室は立派。もとより、待合室でもなければどうしようもないような駅であり駅界隈である。

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  あえて五輪色……?
  中編につづくо(^ヮ^)о

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2018.01.22

冬に逆戻り・・・の巻

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  じつは今回のアップから、先日訪れた大韓の京江線の模様などに話題を移す予定だったが、ワケあって12月タイ散歩の落ち穂拾い的なネタにて茶を濁すことにした。なんのことはなく、帰国早々に目先の仕事に追われているためブログ用写真の整理がな〜んにもできていないだけの話。某社宛の企画提案は当日中に済ませておいたものの、再度写真をピックアップしてリサイズなんていう悠長なことをするには、ちょっとバタバタしすぎてしまっている昨今でごぢいます(゜゜;)(゜゜;)(゜゜;)

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  でまァ、こんなのがアユタヤだかになかったか?  いうまでもなくアユタヤはタイの著名観光地のひとつでもあるけれど、いまだ訪れていないという体たらく。なぜかといえば、さしあたりタイの汽車に乗りまくることにしたのはいいとして、中途半端な位置の途中駅であるがゆえ、どうしても後回しになってしまっているのであった。

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  タイ・カンボジア国境を目前にアシッド系アートが……。

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  こんなのも、見方によっては路上アートといえましょう。

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  しかし、タイ汽車散歩でのアートといえばやはりコレ。

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  見てのとおり危険行為に対する注意喚起の類だが、しげしげと眺めていると、無性に作者にお目にかかりたくなってしまいMASITA。でもなァ……。

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  東線ぞいの田んぼでよくみかけたナゾのオブジェ。ニンゲン向けカカシというか、オレはコレを「コブラカカシ」と推理しているのだがどうだろう?

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  灼熱の炎天下で囚われの身となっている鶏。奥の1羽は不機嫌極まる表情で大暴れ。こりゃ生き物に対する虐待じゃないかという気もするのだが、なんとなく「闘鶏」用に飼われているような気がしないでもない。

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  というタイ散歩12月の巻でありMASITA。

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  あとは空港に向かう途中でいくらか豪華なメシでもかっくらって……という算段だったが、帰路の蒸機列車が1時間以上も遅れたりで、空腹のまま空港に乗り込むハメになってしまった。が〜……。
  まずはシャワーでスッキリしようと乗り込んだラウンジに、あれこれ食事ものが揃っていたので(さほど用意されていなケースもママある)、気ままにおいしくいただく。

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  こちらはバイキング形式ではなく、オーダーでテーブルまで運んでくれた。コレがタダメシなのが申し訳なってしまうほど旨かったо(^ヮ^)о

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  もちろんシャワーでリフレッシュ。
  広すぎてどうも不便な印象を拭えないスワンナプーム国際空港だが、今回はDエリアが搭乗口で、そのラウンジともどもイミグレーションを出たほぼ真ん前というロケーションだった。いつもこうならありがたいが、場所のせいか構造のせいか、あるいは両方のせいかもしれないが、外のざわめき(騒音ともいう)がダイレクトにラウンジに乱入してくるのがちょっと残念。

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  たらふく喰って、ィ予約しておいたとおりアシアナ航空のエコノミークラス前方ブロックの最後方窓側でさっさと寝入る(つまり背後が壁)。さすがに食事サービスはパスして飲み物だけをいただいた。で、こちらは往路の仁川〜バンコク間でサービスされたビジネスクラス席。ありがたや〜。

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  西洋料理か韓国料理を選べるので韓国メシを楽しむ。この「プルコギサムパッ」そのものは中長距離便のエコノミークラスでも用意されている場合があるメニューだが、ビジネスクラスでは前菜からはじまるコース形式でまったりといただく。

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  デザートもまったりとо(^ヮ^)о  韓国料理だと左の伝統菓子がつくが、西洋料理コースのアイスクリームも一緒にサービスしてくれた。ちょっと食べ過ぎかなと思わないでもなかったけれど、もちろんおいしくいただきMASITA。まぁ、こんなあたりもヒコーキ旅の楽しさといえましょう(大韓散歩はもとより、なにかと愛用しているアシアナ航空だが、この21日に金浦空港で搭乗中に機体が動くなど、不祥事が無視できないレベル起きている。接客などのサービス面では十二分に合格点だと思っているだけに残念だ。そうした話題についてはまた後日に……)。

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  その往路。乗り継ぎの仁川国際空港は絶好調に雪景色であった。

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  こんな雪まみれの世界を通って常夏のタイに乗り込むというのもオツなことだなと思った。もとより、祖国というか出発地の日本だって成田に雪が降ってなかっただけの話で同じ冬ってことに変わりはないのですがね(笑)。

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  そんな夏のひとときを過ごし、帰ってくればやはり冬。年を追うごとに寒さが堪える一方という昨今だが、今冬は油断したら不本意にのたれ死にでもしかねないほどの恐怖の毎日。ほんの2〜3年前であれば、たとえば冬の大韓に乗り込むにあたって気象情報をチェックして、「氷点下20度」なんていうのに小躍りしたものだったけれど、もはやそんなおめでたい気分のもなれず……。そしたら、14日から訪れた今年最初の大韓は、ちょうど寒気の狭間に遭遇、おかげで無事に帰ってくることができたのでありMASITA……という話は次回からのアップにてしとうごぢいます。

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2018.01.16

終末運休列車は名うての歓楽街を通り過ぎ・後編・・・の巻

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  さて、やってきたバンプルタールアン駅だが、ここまで汽車に乗るのが目的だったので、どっかで「ボケ〜〜〜」っとしていれば折り返しの汽車だって動くだろうぐらいにしか考えていなかった。観光的な見どころはいうに及ばず、食堂すらあるのかどうか覚束なかったのだからマイペンラーイではある。が〜〜……。結論からいえば、この駅がすこぶる気に入ってしまった。

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  じつはこの駅、終点ではあるけれど、それは旅客列車だけの話。線路がこうして延びていることから想像できるように、10kmほど先のサッタヒープ商業港が本当の終着駅なのである。しかもその旅客列車がたどり着けない駅が線名にもなっている。ならばたかだか10km、そこまで走らせてくれればいいのになァと思うのだが、いかなる事情があるのだろうか?

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  駅名標もまったくの中間駅仕様なのであった。

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  駅前はご覧のとおりо(^ヮ^)о

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  見事になんにもないといいたいところだが、ココでも日本の国鉄車両が朽ち果てるのを待っていた……。
  それにして、も。水と軽食を念のため携えてきたが、こんな案配ではヘタすれば生命の危機にすら関わりかねませんなぁと思ったのだ。

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  真新しい道床と朽ちた車両。寂とした終着駅。

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  別段、日本の鉄道車両だからどうのという趣向は持ち合わせていないけれど、それでも現役で走っていてくれたらなァとの思いはある。

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  民家だろうか、それとも別荘の類だろうか?  鉄道車両同様に、こちらも朽ちかけているようであった。なかを覗いてみたい気がしないでもないが、ヤブのなかからコブラにコンニチハされてもアレではありますね(室内だってデンジャラスではアルマジロ?)。

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  目抜き通りから駅舎を遠望。なんとも好もしき情景だ。

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  というバンプルタールアン駅とその周辺ではあるが、目抜き通りの突き当たりには港湾と街とを結ぶ広い国道が待っていた。

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  そして、ありがたいことに食堂もо(^ヮ^)о

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  おいしくいただきMASITA。

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  帰路への出発を待つ。

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  物音ひとつしないような静寂な車内を古びた扇風機の音と風がくすぐる。ときおり舞い込んでくる自然の風が心地いい。遠い記憶と“夏の午後”とを重ね合わせる。至福のひととき。

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  半室ながら2等車もあった。実際に2等で営業しているかどうかは不明だし、念のため切符売り場でリクエストしてみてもよかったのだが、2等の営業であればおそらくは指定席となってしまう。帰路は往路と反対側の車窓を楽しみたいのだが、そんなリクエストはおぼつかない。無難に、往路と同じく3等のボックス席に尻を乗せる。

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  ふと思ったのだが、走る牛ってのも、実際にはあまり遭遇することはないのではアルマイトの弁当箱?

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  走る牛とは違って、飛ぶ飛行機にはいくらでも遭遇するんですがねぇ。バンコクに戻るころにはすっかり陽が暮れていた。

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  いずれまた訪れてみたいものだと思う。

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2018.01.10

終末運休列車は名うての歓楽街を通り過ぎ・前編・・・の巻

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  閑話休題。
  タイ国鉄東線に乗ってアランヤプラテート1泊トリップを楽しんだィ翌日、再び東線の列車に乗り込んだ。行き先はバンプルタールアン。東線はバンコクから60km余り先のチャチューンサオでアランヤプラテート方面ともう一方のふた手にわかれており、そのもうひとつの路線である「サッタヒープ線」に乗るというのも今回のタイ散歩の目的なのでありMASITA。

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  それはそれとして、タイの汽車散歩は運行ダイヤの性質もあって早起きを強いられるのがあたりまえ。「昼夜がひっくり返った生活」とはこのことか(違う!)と苦笑してしまうのだが、熱帯の朝の車窓はすがすがして心地よい。
  ちなみに、バンコク〜アランヤプラテート間は午後に双方のターミナルを発車する便もあるので、それを使ってもいい。が〜……。バンプルタールアンを目指すサッタヒープ線の定期旅客列車は1日たったの1往復。ようはこの1往復のスジで日帰りトリップというワケだが、さらにいえば土・休日運休というなんともイカした路線なのだからグっときてしまうではないかо(^ヮ^)о  1日1往復きりの路線はほかにも昨年3月に乗ったカンタン線のトラン〜カンタン間などほかに4路線(区間)があるものの、いずれも毎日運転というダイヤ。しかし、こんな路線が平然として営業しているあたりもまたタイ国鉄の愉快なところであり、探訪欲を刺激してしまうのである。

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  チャチュンサオ駅の先でアランヤプラテート方面への線路を分かつ。

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  いよいよ1日1往復の鉄路に足を踏み入れたが、なんと複線、それも立派な高架である。

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  じつはこの路線、旅客列車よりも貨物列車が主役で、日に何本かまでは把握していないものの、それなりの本数が運行されているのであった。

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  車窓はといえば相も変わらずのどかな農村風景といったところではあるが、いきなりのようにこんな奇景に遭遇(゜゜;)(゜゜;)(゜゜;)
  帰宅してから調べてみると、「チョンブリキャニオン」というのがその正体であった。あれこれネットで調べてみてもなにを産出していたのかが判然としないのだが、なんらかの採掘場跡ではある。不思議なことに、手持ちのタイ旅行案内書やタイ鉄道関連書籍には触れられていない。ほんのつかの間とはいえ、線路の目の前にこんな景色が迫っているというのに……。こんなのを喜ぶほうがおかしいのだろうか?  チョンブリ駅から近いので、いずれ降りて探索してみたいと思う。

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  そんな奇景に続いて現われたのがこの飛行場。さすがに滑走路上にふふ、ふ、踏切があるところまではいかないものの、あのギズボーン空港(目下、探訪を計画中)を思わせるイカしたロケーションではないか。
  こちらも調べてみたところ、バンプラ飛行場(Bangphra Airport)といい、「タイフライングクラブ(Thai Flying Club)」の本拠地となっているらしいことがわかった。このクラブ、なんと日本語版ホームページもあり、見るからにソソられる写真まで掲載されていて自然と頬が弛んでしまう。いずれ取材に訪れてみたいものだ。

タイフライングクラブ

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  14系座席車を発見。日本の国鉄車両はあちらこちらで見かけるものの、残念ながら大半が放置状態で朽ちてしまっている。こちらはいくぶんキレイに見えるけれど、最後に乗客を乗せて走ったのはいつのことなのだろうか……?

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  米軍ゆかりの歓楽地として名高いパッタヤー。駅は市街地とはやや離れているうえ、平日のみ1日1往復のどん行ではそう多くの歓楽客は望めないだろうなと思う。

  そのパッタヤー。もとは静かで風光明美な海岸だったそうだが、米軍好みに改編されるや下世話な“Sexual Entertain City”へと変貌。もちろんそんなモノだけではない観光地でありまっとうな観光客もいるワケではあるものの……。

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  こちらは隣のパッタヤーターイ駅(停留場)。とってつけたような小さいホームがあるだけの停留場で、編成の大半が蚊屋の外。それでも想像よりは利用客が多くて驚く。

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  もうひとつ先にはパッタヤーフローティングマーケットなる停車場が(帰路の情景)。窓の外には大型観光バスの雨あられ。それでもこうして汽車を使うひともいるのであった。

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  週に12回しか旅客列車が停まらないというのにずいぶんと立派な駅も。周囲は熱帯ふうの原野。駅員の姿はあるものの、乗り降りしたひとはただのひとりもいなかった。しかし下車欲に誘われなくもない駅だ。なんの駅かは忘れたが。

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  湖ではなく貯水地のようではあるが、ちょっとすがしがしい風景も(スワンノンヌッチ〜カオチーチャン間)。

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  貨物列車対応ということだろうか、複数の側線を持つ構内有効長はかなり余裕がある。

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  ちなみに、乗っている1日1往復の汽車は本日8両編成。いまや日本のローカル線では稀ともいえる“長大編成どん行”なのであった。

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  11時20分。およそ4時間半、184kmの行程を経て、終点のバンプルタールアン駅に到着。折り返しとなる13時35分までしばしの休憩だ。先頭をカメラに収めようと思ったが、早々と機関車が切り離されてしまっていた。定刻なんぞマイペンラーイ、なにかとのんびりムードのあるタイ国鉄だが、なぜかこういうところだけはせっかちなのが摩訶不思議。

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  街があるワケでもなければ観光地でもないし、いったいぜんたいこんな駅までだれが乗ってくるのかと思っていたけれど、下車客は予想を遥かに超えて多かった。西洋人グループにしても、なにをしにやってきたのだろう(゜゜;)(゜゜;)(゜゜;)

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  ともあれ、乗ってみれば楽しい路線でありMASITAо(^ヮ^)о
  つづく。

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2017.12.23

国境の町に交易の原点をみた・・・の巻

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  前回のつづき。
  どん行に6時間ほど揺られて辿り着いたアランヤプラテート。郊外にはあれこれ一見の価値がある遺跡が点在しているとのことだが、なにはともあれココはカンボジアへの越境ポイントである。かつてタイ・カンボジア両国を結んでいた国際鉄道は途絶えて久しいものの、こうして国境をまたぐ鉄道の鉄橋が健在。復活予定であることも伝えられており、いずれはこの橋を汽車で越えてみたいものだと思う。

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  タイ側イミグレーション。今回はココで引き返すのだが、やってきれみればコレがすこぶる“イイ顔”の国境なのであった。

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  国境を越えて商うひとびとが隣国への門を叩く。
  コレはまぁちょっと大きめの台車といった風情ではあるが、この少し前にはトラックの2トンロングほどの巨大な台車と満載の荷とを、年老いたおっかさんと中年にさしかかったその息子さしき男が、文字どおり必死の表情で引っぱっているのに遭遇。そのすぐ後ろには10トンを超える大型トラックがいたのだが、この親子(?)が歩むさまはゾウガメのごとし。言うまでもなく、背後は渋滞と化しているワケだが、大型トラックは文句をいうのでもなく、辛抱強く親子が進むのを待っているように見受けられた。
  それがどんなにイカした情景だったか?  ついつい長々と見とれてしまった挙げ句、カメラを向けるのすら忘れてしまったのだから、そのすんばらしさが想像できましょう(゜゜;)(゜゜;)(゜゜;)

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  それに比べればこんなのはカワイイものだが、こうして連なっている面々を鑑賞していると、フントにここに来てよかったなと思ったものだ。たぶん・・・キンシャサなどを訪れたら、さらにシビレまくってしまうのだろうなどとも想像しつつではあるが。

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  国境に接して広がるロンクルア市場。“バッタ品の宝庫”という説も見かけるが、ざっと瞥見した範疇では、至って常識的な品揃えに思えた。

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  とはいえ、この市場は広大にして広大。つぶさに歩き回れば、相応にイカしたブツやニンゲンと出会えるのかもしれない。
  対するカンボジア側の町・ポイペトはカジノの町。あいにくそんなものには興味がないが、いずれ鉄道が復活したらソイツに乗ってプノンペンなりアンコールワットなりを訪れてみたいものだ。

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  国境(ロンクルア市場)はアランヤプラテート駅からおよそ7km。さすがに歩くのは面倒なのでトゥクトゥクをチャーター。トゥクトゥクも“イイ顔”を選ぶべし!
  このトゥクトゥクを降りた途端、見るからにアヤシゲな男どもが寄ってきて、口々に「ビザ?  ビザ!?  ビザ!」。煩わしいので「ノー、カンボジア!」のひとことで追い払ったものだ。

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  アランヤプラテート駅から国境に向かって延びる線路。列車は走っていないけれど、途中にはこうしてふふ、ふ、踏切もみられる。
  ちなみに、グーグルマップで画像を見てみると、この付近の線路は撤去されていた。訪れてみればきちんと整備された路盤に線路がきちんと敷かれており、その後に手が入れられたことを窺わせる。どうやら国際鉄道復活のウワサは本当のようだ。

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  アランヤプラテート駅を望む。

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  歩道をバナナの樹と実が阻むのはいかにも熱帯といったところか。熟れていたら失敬したくなりそうだ?

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  泊まったのはこんなところ。1泊400バート(1400円弱・チャイスクバンガロー)。熱帯ふうで好みの部屋にちょっと感激。エアコンつきだが、窓を開けて過ごすのが快適なように感じられた。

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  赤いクルマと白黒オールカラー。

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  おっとクロボウズ@しゅぽの店先。足先にちょっとだけ白い毛がのぞいているのがチャーミング♪

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  食堂にてクロネコ三毛の大冒険。

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  アランヤプラテート駅前にややウチの子ちゃん柄。このタイプはなぜかタイで巡り会うことが少ない(目立つのはクロボウズ)。

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  이봐! 개!!
  クルンテープ(バンコク)ゆき上り1番列車の発車時刻は6時40分。宿は駅から2km弱離れているため、暗いうちにチェックアウトしたが、駅に向かう道中でイヌどもが「ワンワン」うるさくて、コレがまたムカつくのだ。タイの夜道では、足下のコブラにも注意したいところだが、それよりもイヌこそが強敵なのだと改めて気づく。狂犬病のリスクもあるうえ、なにかっていうと立ち向かってくるので、イザとなればそれ相応の応戦を辞さない構えも必要かもしれない。が〜……。発車待ちの車内を眺めるこのイヌはイイ味わいであった。なんだかものを言いたげな悲しい目つきでこっちを「じーー」っと見てるんですからねぇ。なにか食べ物でも持っていればあげたいところだけどねぇ。でも、なにも持ってなくってねぇ。

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  朝のアランヤプラテート駅。好みのたたずまい。

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  バンコクゆきは前日と異なりディーゼルカー4両編成。最後尾に席を取ったところ、クッションがないことに気づき、慌てて1両前の車両へと移る。
  それにしても……。したり顔で(?)アランヤプラテートがどうのロンクルアがどうしたと記しているオレだが、一連のタイ散歩に乗り出す以前はその地名すらまったく知りもしなかった。タイの地名についていえば、バンコクはともかく、ほかにはアユタヤ、パッタヤー、チェンマイ、チェンライ、ハジャイ……あといくつかはあるかもしれないが、恥ずかしながらせいぜいがそんな程度の知識しかなかったのである。それがこのザマとは、人生わからないものでありますね(゜゜;)(゜゜;)(゜゜;)
  つづくо(^ヮ^)о

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2017.12.17

タイ・カンボジア国境を目指す・・・の巻

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  バンコク・クルンテープ発5時55分……。
  空路バンコクにやってきて、クルンテープ駅前にほど近いホテルにチェックインしたのがほぼ0時。ちょっと辛いスケジュールではあるが、毎度のことでごぢいます(゜゜;)(゜゜;)(゜゜;)

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  夜明け前に首都ターミナル駅を発つひとびと。

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  線路脇に形成されたコミュニティの朝も早い。ネコの姿もちらほら。常夏の国とはいえ、この時間帯はすこぶる過ごしやすい感じだ。

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  チャチューンサオジャンクションをすぎ、サッタヒープ線を分岐。沿線に歓楽地として名高いパッタヤーを擁するこの路線には、翌々日の乗車を予定している。

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  クローンシップカーオの先でケンコーイに向けて鉄路が分かれてゆく。残念ながら、あちらの線路には定期旅客列車は運行されていない。

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  途中駅では列車の行き違いも。タイ国鉄ではタブレット閉塞が現役で用いられている。

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  終点のアランヤプラテートに至る旅客列車は1日わずか2往復だが、途中のプラチーンブリまでは5往復、カビンブリまで4往復がバンコクとの間に設定されている。そんなローカル線を往く8両編成のどん行。乗り降りは意外と多いようだ。

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  タイ国鉄どん行の旅は、停車駅がちょっとしたアクセント。コレでも立派な駅(ないし「停車場」)で、沿線住民の暮らしを支えているのである。

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  ココも停車場。止まっているバイクは送り迎えの足。

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  ときおり嵩の高いホームが駅工事現場にみられた。ダイにせよ大韓にせよ、低いホームに慣れてしまうとずいぶんを違和感を覚えるが、抜本的な路線改修が進められているのだろうか?

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  雨季の名残り?

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  復路に広がった平原の車窓。

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  快適などん行道中と言いたいところだが、今年の春ごろ、ふと気がつけばケツメドの様子がおかしい。かかりつけ医によれば、軽い炎症を起こしているのだとか。原因として思い浮かぶのは、いうまでもなくタイのどん行。飛行機のエコノミークラスで飛んできて、その翌朝から好き好んで乗り込むのが堅いボックス席。今日でいえば、終点のアランヤプラテートに着くのは11時35分。往復だと都合11時5分ナリ。かつては「青春18きっぷ」散歩などでかような汽車に揺られたものだが、もう若くはないのだゾと思わざるをえないザマである。
  ちなみに、クルンテープ〜アランヤプラテート間の距離は254.5km。この東京〜浜松間に匹敵する距離を乗るための運賃はわずか48バート(160円弱。JR本州幹線だと4430円)。300円ちょいで11時間以上も汽車に乗れるのだから、こりゃぁおトクというものか?

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  15分ほど遅れてアランヤプラテートに到着。

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  アランヤプラテートは東線の終点駅ではあるのだが、線路はさらに東を進み、カンボジアまで延びている。残念ながら国境を超える列車は1975年に廃止され、その後は線路も撤去されたというが、現在は線路の修復が進められており、遠からず国際列車が復活するのかもしれない。以前紹介した『タイ鉄道旅行』(岡本和之・めこん)にはこの駅名標に示されたクロンルック(停車場)の先、国境を目前にしたティーユットロットタイまで乗車した記録が記されてあり、せめてそこまでは汽車に揺られてみたかったという気もする。

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  1日2回の列車到着後の駅前は賑やか。町散策のあとトゥクトゥクを捉まえようと訪れたら、「もぬけの殻とはこのことか」と妙な感心をさせられたが……。

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  1日に2度、時間にして1時間ほどしか開かない切符売り場には不思議な文字盤を持つ時計が。このテの腕時計がほしいなと思った。

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  せっかくなので駅に程近い市街地を散歩。とりたててなにに出会えたワケでもなかったが。
  つづくо(^ヮ^)о

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2017.12.11

蒸気機関車狂想曲@バンコク・・・の巻

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  タイ・バンコクにて汽車ぽっぽо(^ヮ^)о

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  今年4回目となるタイ散歩のテーマはタイ国鉄東線。1日2往復のクルンテープ(バンコク)〜アランヤプラテート間(254.5km)と1日1往復(土・休日運休)というイカした路線であるチャチューンサオ〜バーンプルータールアン間(123.1km)に乗るというのが主目的である。

「さて、日程をどのようにしようか」
  と思案したところ、12月5日が目に止まった。前国王誕生日である。この日は、通例で年4回運行されている蒸気機関車列車の運行日のひとつ。「これだっ!」とばかりにさっそく航空券を入手したが、前国王は昨年に逝去、その葬儀もさる10月に執り行なわれており、蒸気機関車運行についても確実な情報を得ることができずに気をもむこととなってしまった。

  蒸機の運行がなければないで、久々にメークロン線でも乗るかと思案していたところ、11月24日になってレールファンらしき人物による英語ブログを発見。それによればクルンテープ〜チャチュンーサオ間で運行される旨がタイ国鉄から発表されたらしい……ということで、勇んで空路タイへと向かったワケだが、航空会社がビジネスクラスにアップグレード(2番目にィ安い正規割引運賃だったのだが……)してくれたり、幸先のいい旅立ちとなった。

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  とはいえ、件の列車は全車指定席。ネットィ予約もできないため、その乗車についてはさほど考慮していなかった。せっかくだから走行シーンをカメラに収めたいものだが、「撮れば乗れないし、乗れば撮れない」というワケで、乗ることにはこだわらなかったのである。が〜……。
  それでもいちおう窓口で訊ねてみれば、いとも簡単に乗車券が買えてしまった。往復セットで250バート。片道ごとの発売はなく、ほかに終点のチャチューンサオ駅から遺跡めぐりツアー(999バート)も用意されていたが、とにもかくにもめでたしめでたしであるо(^ヮ^)о

  クルンテープ発は8時10分。まずは発車前の風景を見物すべく駅に乗り込むと、ホーム上に「チェックインカウンター」が設けられていた。列車は3等車のみの10両編成。車両ごとに専任のアテンダントがつき、ここでチェックイン業務にあたっていた。そこで、
「乗るのは復路のみにしたいのだけど、かまいかせんか?  なぜかといえば、往路は走行シーンを写真に撮りたいですよ。ええ、ええ。あとでオーディナリートレイン(普通列車)でチャチューンサオまで追い掛けます」
  とかなんとか直談判し、せっかく入手した座席予約を念入りに再確認。これにて準備は万端である。

●当日の蒸気機関車列車ダイヤ
・往路:クルンテープ8時10分発(903列車)9時50分着チャチューンサオ
・復路:チャチューンサオ16時30分発(904列車)18時10分着クルンテープ

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  あらかじめ目をつけておいたアソーク停車場前の交差点にて。現場はバンコクに駐在しているレールファン・Iさんと知り合い、あれこれタイ事情などをうかがいながら楽しいひとときとなった。そのIさんのアイデアで、高架で並行しているエアポートレールリンクに乗ってラートクラバンに急行し、そこで再び蒸気機関車列車を待ち受け。冒頭の写真がそのワンシーンである。

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  昼飯をかっこみつつクルンテープ駅に戻り、279列車(アランヤプラテートゆき)をキャッチ。チャチューンサオには14時13分に着き、蒸機列車折り返しの16時30分まで十分な余裕がある(コレを逃すと蒸機列車折り返しには間に合わない)。

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  この3日間行きつ戻りつした道中を経て(話は前後するが、この日が最終日であった)、無事にチャチューンサオに到着。この区間はさる5月にもヒマつぶしに乗っているが、とりたててなにがあるというワケでもない地味なロケーションながら、田んぼや水路などが続く車窓は、それはそれで旅情があると思う。

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  チャチューンサオでも蒸機はスター状態。

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  ちょうど機関車の顔の部分が跨線橋の真下だったのが残念。

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  転車台がないので、お尻をくっつけた恰好の2両編成蒸機が側線をつかって編成前方に移動。

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  帰路に向け発車を待つ。

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  なんとなくマイペンラーイ(ケンチャナヨでも可)な雰囲気が漂う運転台。

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  電車などと比べると、蒸機は生き物に近いように思う。

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  これが日本であれば、古い客車を動態保存していたり、わざわざそれっぽく仕立て上げた客車を用いるのであろうが、タイでは普段着の客車のママで十分に蒸機と似つかわしいのがイイところ。とはいえ、いくぶんキレイな車両が用いられていたのは、はやり特別列車だったからだろうか。

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  車内では軽食や飲み物のサービスも。こうなると往路でなにがもらえたのかが気になってしまう。

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  豪快……というほどでないにせよ、蒸機らしい情景や音の躍動が伝わってくる。沿線ではカメラを手にしたり、走りゆく蒸機見物を楽しむひとの姿も多くみられた。日本と同様に、蒸機は人気者なのだ。

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  夕暮れは以外と早い。おかげで夜汽車の風情が楽しめるというものだ。

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  クルンテープ駅にはおよそ1時間遅れで帰着。

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  降りたあともお楽しみは終わらないのであった。

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