2005.04.22

ブラックバス規制...の巻


 4月22日、きたる6月に施行される「外来種被害防止法」の規制対象種として、オオクチバスなど37種の指定が、閣議決定された。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sei/20050422/eve_____sei_____000.shtml

 法律では、オオクチバス、コクチバスのブラックバス2種のほか、アライグマやカミツギガメなどの規制が盛り込まれており、輸入や飼育、譲渡、破棄が禁止される。法人では最高1億円、個人でも懲役3年もしくは300万円以下の罰金が課せられるという厳しい内容だが、現在飼育されているものに対しては許可申請によって認められれば飼育は継続できる(したがって、“駆け込み破棄”の類は絶対にやめてもらいたい)。

 バスを利用したい側の逆転の機会として自民党内の小委員会(自然環境保全に関する小委員会)での動向が注目されていたが、14日の同会合で指定が了承されていたこともあり、最終的な決定を待つ段階に達していた。
 同委員会の席上では、さきの意見公募に際してオオクチバス指定反対意見が9万5620軒あったことを根拠に、一部の議員が指定反対を強く主張したと伝えられている。しかし、「在来種に被害がないという新たなデータが出たら指定を外す」という主旨のとりまとめによって了承され、指定を前提とした形で閣議に送り込まれていたわけである。

 今回の決定によって新たな局面を迎えたブラックバス問題。今後は防除に向けて具体的な働きかけを進めていくことになる。

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2005.04.06

バス業界の抵抗・・・の巻


 3月5日、きたる6月に施行される「外来種被害防止法」に関する意見募集のうち、オオクチバスなど37の規制対象種について11万3729通の意見が寄せられたことが環境省から明らかにされた。このうち懸案となっているオオクチバスについては、およそ9万6000通が指定に反対、同じく1万2000通が賛成だった。同省の特定外来生物専門家会合は、すでに検討済みとして37種の動植物を「指定が適切」とし、判断に基づくリストが今月下旬にも閣議決定される見込みだということが報道されている。

 ブラックバスを規制することに反対する意見(意見公募は1人で何件でも意見を提出可)は主につぎの3通りに集約されたという。

1:生態系への影響は、科学的データが十分でない。
2:バス釣り関連業者への経済的影響が大きい。
3:在来魚の減少は、コンクリート護岸化や水質汚染など環境破壊が原因。

 ようは、まいどのように同じ言い方が繰り返されているだけである。 このうち1と3については考慮するに価しないだろう。問題は2である。
 ひとつは漁業権免許が与えられている4つの湖の処遇。ふたつめは管理釣り場(釣り堀)。みっつめは認可されていない“バス釣り場”の動きである。
 このうち管理釣り場についてブラックバスの飼育や、湖沼などで捕獲されたバスを移動することを認めるような動きがなきにしにもあらずで、法の精神と照らし合わせて適当なのかどうかを監視していく必要がある。また、現在“バス釣り場”として利用され、今後の既得権を主張する動きがあることにより目配りをしなければならないだろう。こうした動きは、すでにいくつかの地域でみられるが、その一例として千葉県君津市の例を紹介しておく。
http://www.zenturi-jofi.or.jp/topic/chiba_kimizu.htm

 リンク記事は、君津市議会が「オオクチバスを指定種」としないようにとする請願書を採択したというものである。君津市といえば、バス供給湖にひとつとして疑われている亀山湖や笹川湖(いずれもダム湖)があり、バス釣り相手のボート屋が数多くある。そのうえ、観光協会が発行する観光パンフレット(釣り用ではなく一般案内)に堂々とバス釣り案内がされている(笹川湖は完成して早々にバスが密放流されていた)。こうした背景から、果たして君津市観光協会によって請願が出されたわけだが、こうした動きは各地に広がる可能性もあり、しらみつぶしにしていく必要性を感じる。

 意見募集の集計上でいかに反対数が多く集まったとはいえ、環境省は規制種として持ち込む模様だが、法の隙間を狙うかのような動きが今後ますます活発になる可能性がある。正念場はむしろこれからだ。



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・物騒な話題ばかりだとアレなので、ぼんの寝姿で( ^-^)_旦~~




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2005.03.13

外来魚シンポジウム・・・の巻

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 3月12日、合同シンポジウム「子孫に残そう日本の自然を! 〜つくろう、ブラックバス駆除ネットワーク」が開催されました。参加者はおよそ350人。非常に熱気に包まれた会となりました。

 小池百合子環境大臣をはじめ、各方面からの現場報告と提言、櫻井よしこ氏をコーディネーターに迎えたパネルディスカッションとも、充実した内容にて無事終了することができました。ご参加くださいました方々や主演者、スタッフの方々に御礼申し上げます。

 シンポジウム終了に際しまして、各地の市民団体やNPO、NGOなどおよそ130団体による共同宣言を採択、後日環境省宛に提出することとなりました。シンポジウムの模様や共同宣言の内容等につきましては「アトリエ猫池」上にて、後日ご報告いたしますのでぜひご覧ください(今週中にはアップしたいと思います)。

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2005.02.18

ブラックバスシンポジウム・・・の巻


 3月12日、合同シンポジウム「子孫に残そう日本の自然を! 〜つくろう、ブラックバス駆除ネットワーク」(主催:立教大学ウエルネス研究所/共催:自由民主党自然との共生会議・全国内水面漁業協同組合連合会・生物多様性研究会)が開催されます。

 ご存知の方も多いとは思いますが、きたる6月に「特定外来生物法」が施行されます。この法律は、日本本来の生物に対して、その生存などに悪影響を及ぼすとされる外来生物の販売や所持、移動などを規制する目的で制定されました。規制を受ける生き物は多種にわたりますが、とりわけブラックバス(オオクチバス・コクチバス)はフナやモツゴなどの魚をはじめとする在来の生き物食い荒らすことから、なんらかの手立ての必要性が長く議論されてきたものです。

 今回は、この法律施行を前に、規制種としてブラックバスが間違いなく指定されることと、指定後に行なわれる駆除などについて意見をまとめていくものです。基調講演を小池百合子環境大臣、開会にむけての挨拶を鳩山邦夫衆議院議員が行ないます。また、現場で活躍している市民団体やNPO法人などからの代表も多数主演予定です。みなさまのご参加をお待ちしております。


 ■ご案内はこちらからご覧ください。


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