2009.10.13

大韓お持ち帰り...の巻


 渡韓・・・というか外国旅行にでかけてもほとんど買い物らしい買い物をしないのだが、ささやかな例外が音楽でございます。ということで、ちょこっとCDの話を……。

Ultwi

 1枚目は映画「あなたは遠いところに」(2008年・韓国)の「OST」。
 この「OST」ってのは、ようは「オリジナルサウンドトラック」の略だが、韓国モノでしかほとんどみられない表記でありますにゃ。「主題歌」ないし「挿入歌」とほぼ同義で扱われていることもあるけれど、このアルバムは文字どおりのサントラ集。映画はベトナム戦争当時を舞台に描かれた恋愛物語とのことで、映画より先にサントラCDのほうを知ったこともあって、未だ作品はみておりません……。
 で、映画をみていないクセになぜサントラ集を買ったかといえば、60年代伝説のサウンド「鬱陵島ツイスト」(リメイク)が収録されているからなのであった。そんな曲は知らない? そりゃそうですよね(笑)。曲そのものをアップできないのは残念だけれど、こんな歌詞でございます。
 ♪ウキウキわくわく胸が高鳴る鬱陵島(ウルルンド)。
 とかなんとか。
 ♪赤く咲く椿の花びらみたいにお嬢さんら美しく〜ふたり食べてひとり死んでもわからないカボチャ飴〜……。
 あとは、イカが豊漁とかなんとか。鬱陵島の名物はイカとカボチャ飴なのだ。のどかさあふれる歌詞だけれど、曲調はもろ60年代ふう。けっこうシビレMASU。映画のなかで鬱陵島がどのようにからんでくるのかはわからないのだが、ようはこの1曲だけのために買った1枚でごぢいます。

Kabotyaame2661

 コレがカボチャ飴。屋台の類ではもっとワイルドなのが売られているハズ。

Shinjunghyun02

 2枚目は“大韓ロックの父”シンジュンヒョンの2枚組。58歳当時の作品は多重録音の大作にてファン必携の2枚組。

Shinjunghyun01

 こちらはシンジュンヒョン(Vo&Gt)とクォンヨンナム(Dr)、イナミ(Bs)によるシンジュンヒョン&ヨプチョンドゥル第1集。CKBもカバーした「美人」も聞ける(「無為自然」にも入っているけど)。ベースのイナミ(李南二)のソロアルバムも捜索中なのだが、こちらはなっかなかみつからないでッスムニダ……。

Sinawe

 そのシンジュンヒョンの長男、シンデチョルが率いたのがシナウィである。ヘビメタ。むかしはいくらか聞いたんですがねぇ、ヘビメタ。80年代のヒットである。5500ウォンと格安だったのはどういうわけだろう?

Songolmae_b

 同じく80年代の人気ユニットだったソンゴルメ(ベスト盤)。わりとさわやか系。いまだ人気が高いのか、大きめのCD屋には第1集からのラインナップが揃っていた。懐かしきGSふう、か。
 ちなみに、この「JIGUレコード」ってのがなかなか侮り難い品揃えで迫っていて、適当に物色しながら買ってみるのも面白そうだ。

Kempff

 日本よりかなりィ安いのでクラシックのCDも。
 なぜかこのときはベートーベンのピアノソナタが聞きたくなったので探してみると、ケンプ演奏の全集(8枚組・32曲/8万ウォンぐらいだったか?)があったので即ゲット。久々に聞いてみると、学生のときに「(有名なクセに)つまらん曲だわっ!」と酷評してた「作品106“ハンマークラビーア”」が結構よかったりしたものだ。まっ、音楽に限らず有名な作品が必ずしもイイってことはないのであって、クラシック音楽でも「有名なだけで、こんなモノを“入門編”よろしく聞かされたら、さぞや退屈なシロモノだと思うだろうなァ」っていう曲がいくつもある。その話はいずれ。

Ideon_cd

 韓国とはまったく関係ないけど……、オマケは80年代アニメの伝説的作品「伝説巨神イデオン」の「総音楽集」でございます(つまりOSTだ・笑)。所用で秋葉原に行ったら駅にでっかい広告があって、帰るなりネットで注文。
 あのころはいわゆるアニメブームで、ガンダムあたりが圧倒的な人気を誇っていたものだったけれど、全日本プロレス中継でブッチャーの試合をみるほうが楽しかったので、本放映のガンダムはみておりません。が〜。このイデオンはかなり夢中になってテレビにかじりついたものだった。すぎやまこういち氏によるサントラ盤は、当時の小遣いをやりくりしてLPを揃えたけれど、その後に行方不明。しかしやはりファンが少なくないのだろうねぇ。こんなのが発売されるぐらいだから。
 サントラの色合いはややジャジー。そういうのを好む趣味はいまでも変わらない。大好きな「ラ/ド#・ソ・シ♭・ド」の響きなんかも多用されてるが、類似のコードはCKBの「香港グランプリ」の冒頭にもみられる[A7(9#)・ラ/ド#・ソ・ド(ともに高音の「ド」はナチュラル)]。・・・マニアックな話になっちゃいそうなので、今宵はこのへんにしとうございます。

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2008.04.20

掘り出して、再会...の巻

Captain_3

 ネットで偶然みつけた「キャプテンフューチャー」のサントラCD。さっそく購入したのだが、懐かしいですにゃぁ。音楽は「ルパンⅢ世」などでおなじみの大野雄二氏である。
 御多分にもれず、子どものころはアニメとか特撮モノを夢中になってみてたし、「機動戦士ガンダム」や「宇宙戦艦ヤマト」にはジャストミートな世代だったわけだが、そんななかにあって再びみてみたいと思う作品の筆頭がこの「キャプテンフューチャー」なのだった。ほかにも「伝説巨神イデオン」やら古くは「ウルトラセブン」や「巨人の星」など、いいオッサンと化したいまみても面白いと思う作品はある。しかしNHK総合で放映されたコイツは記憶にある限りでは再放映されておらず、いわば幻に近い名作なのであった(不可能を承知でみたいといえば同じNHKの少年ドラマシリーズ。とりわけ「赤外音楽」が……)。
 ジャジーなつくりのサントラも好みにあうし、番組のエンディングで流れていた「ポプラ通りの家」もまた、どことなくブラッドベリな香りがしてイイんですにゃぁ。脳内で勝手にストーリーが動き出しちゃうような歌詞であり歌。ようは故郷に残してきた初恋(?)にもならぬ淡い想い。キミはいまどうしているだろうか……みたいな話なんだけど。ええ、ええ。木綿の服と笑顔が似合うあのコの思い出ですヨ〜。(゜゜;)
 で、この脳内ストーリーにどこかでつながっているようなアニメ作品を20数年前にみたことがある。主人公の宇宙飛行士が長期の宇宙旅行を終えて地球に帰りつくと、かつての恋人がそのまま同じ家に暮らしていて、しかしそれは彼女の娘だった……という単純な話ではあるのだが、どなたかこの作品の正体をご存じないだろうか? 再放映どころか、たったいちどだけ、それも夕方に偶然テレビでみただけのナゾの佳作なのであった。20数年来の。エンディングにはモーツァルトのピアノソナタK280のアダージョかそれをモチーフにしたピアノ曲が使われていて、そんなあたりを手がかりにアニメに詳しそうなひとに会うとたいがい質問してきたのだがいまだに謎のナゾ。情報をお持ちの方がいらしたら、ぜひぜひ提供をお願いいたします。m(_ _)m

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 さて。春うららのネコ模様。

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 こうしてても、呼ぶと律儀に返事をする「ぼん」。そのうち動画をアップしたいと思っているんだけど。

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 珍しくカンガルーで寝る「たぬんぼ」。背後の破れた障子はもちろん3匹のうちのだれかの仕業である。

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 コレ、ふだんは「ぼん」の寝床なんですけどね。

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「ちょび」もあくまでもマイペース。

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「ヒマ人だねぇ」と目が訴えかけている???
 ちょっと留守にしますので、次回更新は4月29日の予定であります。


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2005.03.04

アニメミュージアム...の巻

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 2005年3月5日、杉並アニメミュージアムがオープンする。オープンにさきがけて3日に内覧会があったので参加してきた。

 杉並区は「ガンダム」でしられる日本サンライズをはじめアニメーションスタジオが集中する地区で、区内におよそ70軒のスタジオがあるアニメのまち。杉並アニメミュージアムは、地域産業の活性化を狙って計画されたもので、総合的なアニメ資料館としては日本初の施設となる。およそ600平方メートルの館内には新旧のアニメ作品の紹介やアニメの歴史、アニメーション制作体験、アフレコ体験コーナー、アニメシアターなどがあり、現在進行形のアニメの世界を多角的に知ることができる。そのほか随時企画展(3月5日〜4月10日は「機動戦士ガンダム」)も催され、作品の上映を含めて地元の制作会社らのバックアップを受け施設の充実を目指す。

 ちょうど中学生のころに「ガンダム」ブームがあり、わりと夢中になってみたものだったが、あのころの時代はこんなだったなァ……とつい懐かしさがこみあげてきた。あのころファンだった子どもたちが制作側の中枢となった現在、作品もまた世代交替を重ねながら綿々とつくりつづけられている。

■杉並アニメミュージアム■
・東京都杉並区上荻3-29-5杉並会館3階
・営業時間・10:00〜18:00(入館〜17:30)
・月曜休(祝祭日の場合はその翌日)
・入館料:200円(小中学生は100円、小学生未満は無料)
・JR中央線荻窪駅北口からバス(0番・1番乗り場からどこ行きでも可)で約5分、荻窪警察署前下車徒歩1分
*詳細はHPを参照。

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2005.02.10

蒼穹のファフナー(サントラ)・・・の巻


 アニメ『蒼穹のファフナー』のサントラCDを入手して聞いている。以前このコーナーに記したとおり、友人の作曲家・斉藤恒芳が音楽を手がけているのものだが、これが非常に魅力的な曲集に仕上がっている。ということで、紹介したくなった。

 内容は、ようはアニメのBGM集。ワルシャワフィルハーモニーオーケストラによる演奏で、もちろんポーランドで録音したフルオーケストラ作品という豪華版である(一部に斉藤自身が演奏しているところがある……とコッソリ? ばらす)。番組放映前の斉藤の話から、いままでの仕事のなかでもとりわけ満足できる曲に仕上がったことが想像されたこともあって、商品化されるのを心待ちにしていた(発売は2004年10月)。遅ればせながらじっくりと聞かせてもらったCDは、期待を裏切らない曲集になっていた。

 斉藤恒芳は、クラシックの作法を存分に表現できる作曲家である。今回のサントラでは、ロマン派風あり前衛風ありバロックあり・・・と色彩豊かな音楽を創出しているが、映像のための音楽としてだけでなく、単体としても十分に楽しめる作品になっていると思う。やや専門的になって恐縮だが、“Largo e staccato”などという発想標語が自然に出てくる日本人の作曲家ってどれだけいるのだろう? そんなところにも注目してみたい。

 ややもするとマニアの世界にとどまりかねないアニメサントラ。しかし、この1枚(正確には2枚組で相方には冲方丁氏のシナリオによるドラマが録音されている)はオススメである。

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2004.12.27

蒼穹のファフナー・・・の巻


 ちょっとしたいきがかりで、アニメ「蒼穹のファフナー」(テレビ東京系日曜日25時30分〜)をみていたのだが、本日、めでたくも物語を完結した。

 内容は、断じてしまってはなんだが「オタク向けロボットアニメ」。「なぜそんなものを?」と訝るまでもなく、かつては「ガンダム」やら「イデオン」を夢中になってみたものである(すでに25年近くも前のことになってしまったけど……)。それで、なんとなく懐かしさを覚えつつ毎度毎度みていたわけだが、時代がかわったのか、それともこちら側のアタマが堅くなったのか、「わかるようでわからん」ままに最終回が終ってしまった感じがする。残尿感があって気持ちがよくない。

 しかし、みていてわからない部分があるのは、この作品(アニメに関わらず映画でも小説でも、なんでもありうることだ)に限ったことではないし、「わからない」ストーリーに文句を言うつもりはない。むしろ、それでも最後までつき合ってしまったのだから、みせる力が作品にはあったということなのだろう。だが、この作品の場合には、わからなさの種類にちょっとひっかかりを感じた。じつは「わかって」いるのは登場人物だけであり、視聴者はもちろん、作り手もまた「わかって」いないのではないか? そんな感じがしたのである。登場人物は自分たちになにが起こっているのかがわかっているからいいのだが、みているほうとすればナイショの話を目の前で延々とやられているようでなんとなく不愉快だ。しかも作り手自身がわからないで作っているから、みている側に理解できるわけがない。正確にいえば、ストーリーを握っているひとりはわかっているのだが、それ以外のスタッフがどこまで理解できているのかがアヤシイ。そんな感じがする(登場人物は架空の世界だが、ようは芝居そのものがそういうふうにみえたということ)。

 その“ひとり”。ストーリーの統括役だったSF作家の冲方丁氏は、SF大賞を受賞するなど実力者で、かなりのファンをつかんでいるひとらしい。辻真先氏にうかがったところ、辻氏をして「いちど会ってみたい」と注目しているほどの有望株だという。このひとが「わかって」いると感じたのは、なにも原作を手がけているからというからではない。番組をみていたひとはお気づきかとは思うが、冲方氏が直接シナリオに参加した後半(全26話中14話以降あたり)とそれまでとは、作品のできに明らかな差が感じられたことによる。だから、後半になるといくらかわかやすくなってきたわけだが、それでも登場人物たちが勝手気ままに物語を進めているという感じがぬぐえなかった。作り手をして制御不能に陥っているようにみえたのである(つまり前半はよほどひどかった)。まぁ、かつて大ヒットした「エヴァンゲリオン」がこんなふうに「理解不能」が続出だったというから、流行りなのかもしれないが……。

 さて、そんな「蒼穹のファフナー」に最後までつきあったちょっとしたいきがかりとは、サントラを友人の斉藤恒芳が手がけていて、非常にすばらしい音楽に仕上がっているからなのであった。かつて、すぎやまこういち氏が手がけた「伝説巨人イデオン」のサントラを夢中になって聞いていたのを思い出すような感覚で毎回楽しませてもらった。どの曲もよかったが、おそらく本人がもっとも気にいっていると思われるピアノコンチェルト風の曲(わずか2分ちょいのなかにカデンツァまで盛り込まれた駆け足ソナタである)が最終回の戦闘シーンになってやっと使われるまでにはだいぶ待たされた。もっとも、もっとドラマチックに使われると想像していたのだけれど。

 しかし、作曲者本人も苦笑していたが、付点のリズムとゼンクエンツがシューマン風だにゃぁとしみじみ思った・・・あぁ、ついでながら戦闘シーンは軒並みできがよくみえなかったにゃぁ(番組をみていないひとにはわけのわからない話題ですみません)。

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