2017.07.26

大韓に行かないで大韓を味わう法・・・の巻


  発売後のお知らせになってしまいましたが、ただいま発売中の雑誌「旅と鉄道・17年9月号」(山と渓谷社)に「世界の鉄道 途中下車の旅14 タイからラオスへの国境越えと寝台列車の旅」ほかを寄稿しております。書店等でお見かけしましたら、お手に取っていただければ幸いですm(__)m

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  という次第で、東南アジアに浮気しているような昨今ではあるが、そうこうしていると久々に大韓散歩へと繰り出したくもなってくる。ワケあって(?)、今年の11月以降に2度ほど訪れる計画を立ててはいるものの、それまではまだだいぶ間が空いている。そこで、書物だのネットだのを通じて大韓風味を楽しんでいたりするのだが、そうしていればこんなイカした本に巡り会うこともできる。

『大韓ロック探訪記  대한 록 탐방기』(長谷川陽平著・大石始編著/DU BOOKS)
  大韓を舞台に第一線で活躍しているミュージシャン・長谷川陽平については、いちおうは知ってはいたが、こんな楽しい一冊が出ていたとは、迂闊にも気がつかなかった。
  あるィ夜。ネット通販の検索窓に、ほとんど無意識のままに打ち込まれた「大韓ロック」の文字。別段なにを探していたのでもないのだが、経緯はともかくそうしてブチ当たってしまえば仕方がない。

  対談中心で構成された濃密な大韓話の数々。必然的に音楽シーンの話題が多くはなっているが、そこに流れる通奏低音は大韓そのものである。仮に大韓ロックそのものに興味がなくったっていい。大韓という響きにピピっときているとしたら、こんなに楽しく読める本もそうはないのではなかろうか。あの“『ディープコリア』シリーズ”と合わせ、ぜひ日常的に愛玩したい名著といえる。

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  大韓ドラマにもあれこれ傑作やら良作やら名作やら佳作やら駄作なんてのもあるが、イブシ銀的名作としてこの「王と妃」はぜひ見ておきたい作品だと考えてきた。といいつつ、全編を通してじっくり鑑賞したことはなく、要所要所をつまみ食いしてきた程度だというのを白状しなければならないが、そういうザマになってしまうのは、ひとえにコレが全186話という大河ドラマ中の大河ドラマであるがゆえ(オープニングでいきなり「대하드라마=大河ドラマ」と画面にドーンとお出ましに。自他ともに認める大河ドラマなのであった)。
  ひとくちに186話というけれど、1話あたりがおよそ60分弱、一睡もせずに見続けたとしても軽々1週間以上を要するのだから、並み大抵の覚悟では臨めませんわなぁ(そもそもそんなことをする意味が?)。ちなみに、わりと中味の濃い次回予告があるのだが(1分間程度)、その全195回ぶんだけをコレクションしても、3時間超。DVD1枚に収まり切らないのではないかというおそるべきボリュームなのであった(゜゜;)(゜゜;)(゜゜;)

  で、このたび、唯一流通している“レンタル落ち”全93巻をコンプリート。その長丁場に挑むことになったというワケですо(^ヮ^)о

  話は朝鮮王朝第5代王・文宗の時代からスタート。即位したものの虚弱体質だった文宗は即位からわずか3年ほどで死去してしまうのだが、そのあとを継いだ息子のホンウィ(端宗)が11歳と幼なかったことなどが、一連の騒ぎの発端に。前半の山場は癸酉靖難と呼ばれる叔父・首陽大君による大粛清および王位剥奪事件で(ドラマとしてはショスタコービチの「交響曲8番」第1楽章のような脚本であり演出。癸酉靖難の回をみたあとにこの曲を聞いたら腑に落ちた)、全編にわたり王室や官僚あるいは宦官らによる権力抗争が繰り広げられるのだが、それをさらにドロドロとさせるのが後宮に巣食うおっかさん連中なのである。そのおっかさんたちのコワモテぶりがまたたらまんのですよ。ラストに向けてのハイライトは朝鮮王朝の“暴君”として名高い燕山君(第10代王)の大暴れであり、件の予告にも「いよいよ燕山君が登場!」のごとく扱われているのにもグっとくる。しかしそのころには秋になっちまうなァ……。

  でまぁ、そんな燕山君の大暴れにカタルシスを期待しつつ186話に挑むワケだが、そのマラソンの主役をなす仁粹大妃(というより役を演じていているチェシラ)がかもす迫力こそが、このドラマの根幹を牛耳っているといっても過言ではないだろう。のちに仁粹大妃と化す首陽の長男の嫁・ハン氏として最初から出ているのだが、山盛りとなった傍役のひとりでしかなかったその時代から、すっかりドラマの顔と化す文字どおりの変貌にもグっときてしまうのであった。

  ところで、この時代は数々の大韓時代劇で舞台に選ばれているが、この作品では「朝鮮王朝実録」などの歴史書を比較的忠実に沿っているといわれ(ときおり入る解説で、ときに「実録」の内容に疑問を呈していたりもするが)、時代劇であると同時に「歴史ドラマ」であるといえるだろう。なにがいいたいか?  大NHKが大韓時代劇を指してことごとく「韓国歴史ドラマ」などと銘打っているが、そのなかには100%のフィクションドラマも含まれており、NHK式の呼び方に違和感を覚えざるをえない。もちろん、「王と妃」にしても創作された部分は多々あるだろうし、作品の最後で述べられているとおり、残された“史実”が勝者側の“史実”にすぎない点なども考慮すべきではあろう。だが、NHK式の無防備な呼び方はどうだろうか。あたかも、フィクション(まったくの作り話)もまた「歴史ドラマ」、あるいは史実としかねないような危惧を、わずかながらも感じないではいられないのだが……。



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  さて、そんな「王と妃」は大韓における大ヒット作でもあった。1998年6月から2000年3月(長ぇ〜っ)というから、かれこれ20年弱前という古いドラマであるにも拘わらず、街を眺めればこんなレガシー(遺産)がそこここに散見されるというのも楽しからずやо(^ヮ^)о

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  看板の文字はドラマのまんま(多少は違えてあるかもしれないが)。書道の師範だかなんだか忘れたが、その程度にまで書道に勤しんでいたことのある我が母堂いわく「あの王の字、上下のバランスを崩してあるところがいいわねぇ」とのこと。篆刻家・チョンビョンネ(정병례선생님)の作ということで調べてみたところ、「ほしい!」と感じさせる作品があれこれあった(゜゜;)(゜゜;)(゜゜;)

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  コレはちょっと再現がいい加減ですな。

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  もとい、勝手に使って大丈夫なのかと思わないでもないが、きっとケンチャナヨなのであろう。そう思った。

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  飲み屋の一種。こうしてみたところ、飲み屋のほか韓服店、さらにノレバン(大韓式カラオケ屋)に好まれているようだ。

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  まぁ、王と妃ですからねぇ。たしかに韓服にはもってこいの屋号かもしれない。

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  民俗酒場。

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  この店はチェーン店のようだ。どうでもいいが。

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  王と妃は「왕과비」。しかし「왕&비」ってのはあまりにおっかさん(チェシラ)と燕山君をナメちゃいまいか?

ココアルネ

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  で、燕山君。なんだって燕山君なのかといえば、看板にあるとおり「연산군연탄구이」(燕山君練炭焼=ヨンサングンヨンタングイ)、つまり「燕=ヨンと練=ヨン(ともに大韓語読み)」ってことなのではないかと推察するのだがぢうか?

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  この店は屋号の看板が捉えられていないが、同じく焼肉店である。生サムギョプサム3900ウォンってのは安くないか?

  それはそれとして、「王と妃」の前半を見るにつけ、「ぁあ、この男の目つきときたら、日本のどっかの政治家と同じですなぁ」と感心させられることしばし。内官(宦官)のオムジャチ(キムビョンギ)やキムヨン(ファンボムシク)、安平大君(チョンソンモ)あたりなんかとくにねぇ。テレビニュース(自称か?)なんかを見てると、どっかの国の与党政治家の見たくもないのに見せられることが多い面々にクリソツなんですな、コレが。このうち、役を演じているキムビョンギとチョンソンモは、ともに「砂時計」で悪役格というか“卑役”(造語)でイイ味わいを出していたが、「王と妃」でも期待どおりの仕上がりである。まぁ、いまのところ(?)燕山君がわが国にお出ましでないのが救いといやぁ言えるか……?

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  話かわりますけど。かように大韓ネタで寛いでいたら、こんなのを拾った(3冊ほど表紙画像をネットでみかけるが、いずれも同一の画像のみが流布されている模様。そのうちのひとつをココでも使わせていただいた。ぁあ、欲しいなァ……)。いかにもアヤシゲな雰囲気の「劇画」だが、金日成のルビが本名の「김성주(キムソンジュ)」になっているところがミソ(『劇画・金日成の寝室』パクブキル画)。

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  コレも拾いモノ。「道路脇(路肩)での性行為  交通事故誘発」ときた。類似のシロモノに国立公園内だかにあるらしい同じような意味の横断幕(섹스금지)があって大韓人を面白がらせているようだが、そちらは単純なフェイク。するとこちらもそのテかもしれないが、とりあえず面白いのでタウム地図で現場を捜索してみることにした。

  ちょっと見に全羅道の北部か忠清道南部を直感したが、よくよくみれば「全州国道」がどうのとある。ココまでわかればあとは単純。該当しそうな国道をネット上でドライブすればいいのだ。

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  で、あったо(^ヮ^)о  ワクワクしながら捜索を続行し、かれこれ6カ所ばかり特定しつつスクリーンショットを取ったのだが……、書いてある文句が違うではないか。「道路脇での販売行為〜」だって?  ったく、ガッカリしたとはこういうときの心境を指すんだよなぁ(笑)。

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  その現場のひとつ。

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  しかし、さらに調べてみたところ(ヒマ人ですね・笑)、コレはまったくのフェイクではない可能性が出てきた。なんでも最初に現われたのはまさしく「性行為(성행위)」云々(うんぬん)で、コレを見つけた某大韓人がネットにアップするや、世間をそれなりに楽しませたらしい。ところが、その騒ぎにクマった当局が、とりあえず「商行為(상행위)」と書き換えたというんですな。それが現段階では「판매행위(販売行為)」で落ち着いているということらしいのだが(つまり、성행위→상행위→판매행위)、そもそもがこの路肩で商売をするというのはムリがあるというか命がけだし不自然にすぎる。むしろ「性行為」のほうが、たぶん路肩にクルマを止めて云々(うんぬん)ってな話だろうから可能性がないワケでもないだろう(しかし、こんなところでそんなことをする意味が?)。

  それはそれとしても。コレが当初のママだったら、この現場に赴いて写真のひとつでも撮らないことには自分に対する示しってもんがつかないよなァ。ぁあ、でもこんなところまで往くのも面倒だなァ(全州あたりからタクシーをチャーターか?)。……でも、やるんだよっ!  というのをやらないで済んでホっとしたであります。

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  おまけ。だいぶ前に拾った「くむじ少年」。なんらかの事情でいきなりこのページに寄って下さった方にはなんのことやらわからないと思いますが……。「ドキドキラブコメディ」ねぇ……。大韓版「JUMP」に載っているのかいたかしたそうであります。


  おまけ。



  大韓語で歌ってみましょう♪

  으하하하!  으하하하하!
  (ウハハハ!  ウハハハハ!)
  황금박쥐!
  (ファングムバッチ!)
  어디 어디 어디에서 오느냐 황금박쥐!
  (オディ、オディ、オディエソ オヌニャ ファングムバッチ)
  빛나는 해골은 정의의 용사다.
  (ピンナヌン ヘゴルン チョンゥイエ ヨンサダ)
  힘차게 날으는 실버 배터.
  (ヒムチャゲ ナルヌン シルボ ペト)
  우주의 괴물을 점멸시켜라!
  (ウジュエ クェムルル チョムミョルシキョラ!)
  어디 어디 어디에서 오느냐 황금박쥐!
  (オディ、オディ、オデュエソ オヌニャ ファングムバッチ!)
  박쥐 만이 알고 있다.
  (パッチ マニ アルゴ イッタ)
※作詩:제일동화/作曲:타나카 마사시/大韓版の歌:?

  なんだって黄金バット(황금박쥐)なのかといえば、大韓ドラマ「まるごとマイラブ(몽땅 내 사랑)」のファンクムジ(황금지)が双児の弟オギョブにそう呼ばれてたのを思い出したから(単なるくむじつながり。とくにというか、まったく意味なし失敬の巻といったところだが、じつはアニメ「黄金バット」が日韓共同製作だったということをこの騒ぎのおかげで知ることとなった)。ついでのついでさらについでのの話ではあるが、「우주의 괴물을 점멸시켜라!」のところを「자민당의 바보들을 점멸시켜라!」にしたら楽しかろうと思う。

  という次第で、大韓に行かないで大韓を味わう法の巻でありMASITA。

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2012.01.18

米ソ親善盆踊り...の巻

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 木星に行ってきたヨo(^ヮ^)o

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 でまぁ、コイツは木星で買ってきたワケじゃないんだが、二十数年ぶりに再会した「惑星ソラリス」。“あの”アンドレイ タルコフスキーの名作(原作はスタニスラフ レム)である。
 再会のきっかけは案外たいしたことがなくて、仕事の資料用に中古DVDを探していたついでの話。あと数百円で「送料無料」だっていうので、「なにかないかね?」と物色していたらブチあたったワケですよ。念のため調べたら目下(ネット上で)の最安値みたいだったが、とはいえ当初の予定より倍近い買い物をするハメになったのはいうまでもなし……(ちなみに状態は良好!)。

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 ジャケ裏&あらずじ。おおまかにはコンタクトものである(「未知との遭遇」や「2001年宇宙の旅」などにも通ずる)。長い回しのシーンとともに、散文詩的な色調を帯びて物語が展開してゆく。
 詳細は省くとして、宇宙を舞台としたこのSF映画には、異星人も登場しなければ宇宙戦争の類もない。1972年という制作時代からも想像できるように、CGはおろかセットや特撮だって現代からくらべればいかにも古臭いかもしれない。だが、いかにそうした技術が進歩したからといって、ではさて、現代でここまでのSF映画が産まれてくるものなのだろうかと思ってしまった。適当なたとえかどうかは別として、高級カメラを持っていても優れた写真が撮れるとは限らないように、やはりしょせんはつくり手とつくり手が出会った素材そのものにかかっているのだと痛感せざるをえなかったのである。
 ちなみに、セリフなど表現のあちらこちらに、当時の体制や冷戦などを背景にした科学競争などに対するシニカルな視線がみてとれなくもないあたりもスリリング。表現や自由が極度に制限された社会にあって、表現者はけっして負けてはいなかったのだ。
 ついでながら、未来世界の都市として、往時の東京を舞台に首都高速走行中心にスクリーンに描き出しているあたりも、あらためて新鮮に感じられた。

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 いまひとつ再会を待ちわびているのがこの「ストーカー」である。同じくタルコフスキーのSF作品(原作はストルガツキー兄弟)で、やはりコンタクトものにカテゴライズできる名作だ。ところが、DVDやVHSがわずかに中古で出回ってはいるものの、値段はべらぼう。ならば上映を気長に待つかというところなんだけれど、どこかでやってるんですかねぇ……?
 深く思弁的な作品である。隕石の落下とも異星人の来訪とも取り沙汰される奇妙なスポット、ゾーン。そのゾーンには来訪者のもっとも切実な願いを叶える部屋があるとウワサされている。そして、侵入が禁止されたゾーンに、部屋を目指して依頼人を手引きするストーカーと呼ばる男たち……。その“願い”。
「人は自分の本性を知らずに一生振り回される。ヤマアラシ(註:登場人物)は貪欲に負けたんじゃない。弟を返してくれと哀願したのに、ゾーンが彼に与えたのは大金だったのだ。本性にそぐわしいものだ」(同パンフ30ページ)
 といったセリフからなにをかぎ出すかは観衆の自由だ。あるいは「ゾーンの中だけに私の幸福も自由も尊厳も全部あるんです」(同29ページ)というストーカー自身の叫びは?
 で、やはり二十数年前に都内で上映されたさいにこのパンフレットを入手したのだが、四半世紀(!)を経て、あらためて読み返してみたワケでごぢいます。なにしろ、通常の解説(なんとあの手塚治虫が寄稿している!)だけでなく、ご丁寧に全台本まで掲載されているというお値打ちモノなのだ。ワケあってこのところシナリオにハマってることもあり、ついつい読みふけってしまってこれまた大ハマリの巻。ぁあ、みたいなァ……。

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 でもって、ロシア(ソ連)シリーズというのでもないのだが、ビソツキーもたまらんよねぇ。代表曲といえるのがこの「Охота на волков(オオカミ狩り)」(別画面にで動画。※歌詞:「オオカミ狩り」)。
 まぁ、学生のころはショスタコービッチなどロシア音楽に凝っていたという話はいつだったかこのブログに記したことがあるけれど、こういうフラッシュバックはなんとも心地よく楽しめる。が〜。音楽にせよ映画にせよ、あるいはスポーツなんかもそうかもしれないが、このごろどうも目立たないような気がするのだ、ロシアが。いったいどうなってしまったのだろうか?

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 一方、アメリカ合州国のクラシックにもイイものがある。たとえば、このハンナバーベラなんかもそのひとつといえそうだ。

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 ラインナップをみればご存じの作品がめじろ押し(ただし歳がバレるヨ?・笑)。
 で、なんで引っぱり出してきたかというと、あるとき、アタマのなかにヘンな歌が蘇ったからなのだ。
「♪爬虫〜類、爬虫〜類、気持ちが悪い」
 とか勝手なコト歌ってるんだけど、そんな話をSにしたらさすが長年の盟友だ。コトもなげにこんなのをヤツのライブラリから発掘してくれたってワケなんですよ。ただし「そんな歌あったっけ?」って顔してたんだがo(^ヮ^)o
※ちなみに……「爬虫類の歌」?(CDには入っていません)

 で、これだけの国際的スターである。アメリカ合州国のことだ、「ハンナバーベラランド」でもあるに違いないと思い、久々に乗り込んでみっかと画策したものだったが、残念ながら想像したような施設はないらしい。せっかく、「バーベラランド」だけを目的にとんぼ返りで渡米するなんて役立たずなお遊びをしようと思ったんだがなァ……。

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2010.04.25

漫画摩天楼・・・の巻

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 ソウルからの帰途。ふと窓の外を窺うとこんな風景が……。
「そういや、足立(倫行)さんにもしばらくお目にかかってないなぁ……」
 などと思いながら、足立さんの故郷・境港付近の俯瞰を楽しむ。

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 大山。
 せっかくなので、ご無沙汰の挨拶とともに足立さんに送ってみるかと思っていた矢先、その足立さんからご著書が届きMASITA。ささやかな“宇宙”を実感した瞬間である。

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『妖怪と歩く─ドキュメント・水木しげる』(新潮文庫)は漫画家の水木しげる氏に密着した日々を綴ったルポルタージュである。単行本での初出は1994年。その後に文春文庫にラインナップされた旧作が装丁を新たにして登場したのは、いうまでもなくNHKの“朝ドラ”にあやかったがゆえであろうけれど、巷にあふれがちなジジクサイ便乗商品とはもちろん一線を画す。
「面談時間30分厳守!!」とただし書きが施された一室で邂逅して以来、東京を拠点に共通の故郷・境港はもちろん、アメリカ合州国、ニューギニア……と続けられた旅を通じて、水木しげるという人間そのものがあぶり出されてゆく。熱を帯びた取材は、まさに「妖怪と歩く」。水木氏の人生が「妖怪と歩く」そのものであったことが描き出されるなか、著者もまたほかならぬ「妖怪と歩」いていたことに気づくのである。そこにみられるのは「でもやるんだよっ!」の体現といえるが、文字どおりの密着を試みる一方で、取材対象とともに著者自身が自らの“熱”すらを一歩突き放すかのような冷静さが行間を埋めている。ひとりの人間の描写を試みる作業のなかで、人間・足立倫行はなにを思いどのように変化していったのか。読みながら「ルポルタージュの醍醐味ここにありっ!」となんどもヒザを叩いてしまった。オススメの1冊でございます。

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 足立さんの『妖怪と歩く』の直前に入手して読んでいたのが『特殊まんが前衛の道』(根本敬著・東京キララ社/河出書房新社)だったというのも、ちょっとした“宇宙”だった。著者の根本敬氏が水木しげる氏を尊敬してやまないことはよく知られた話で、本書の「はじめに」からしてその思いが語られているのである。
 しかしその“思い”が素晴らしすぎる。なんでも、[「根本敬」と認知されてから、最低三回はお会いしているが]、ともあれ何度か遭遇したそのうちの1回を除いて[会話や挨拶もそこそこに「トイレはどこですか?」と訊かれ、「あの突き当たりを右に入ったところです」]といったやりとりが繰り返されたという。なにも感知できなければただそれだけのできごとかもしれないが、そのエピソードを語るうえで根本氏がインドのカースト制度を引き合い(前ふり)に出したところに絶妙なセンスをみる。いわく[カースト制度には、例えば。バラモンの読書中に生涯頁を捲るだけの、只、それだけの役割のカーストがある(中略)という]。……あとは省略するが、件のNHKドラマはここまでのべ15分みたかどうかだというのにこの小宇宙。みえざる時空がからみあいながらワナをしかけているがごとしである(蛇足だが、「でもやんだよ!」はわが座右の銘。根本敬氏からのインスパイアなのはいうまでもない)。

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 根本氏は、「現在のまんがの八割は辿れば手塚治虫を始祖として、残り二割をその他のまんが家とするが、その二割のうち、多くの割合を占めるのが水木しげる先生だ」と前掲書に記しているが、漫画家ではないけけれど、梶原一騎氏もまたマンガの世界を築いた巨人のひとりなのは間違いないだろう。本書はジャーナリストの斉藤貴男氏がその巨人に挑んだ異色のルポルタージュである。
「巨人の星」「あしたのジョー」「タイガーマスク」……。オレ自身からして子どものころ夢中になって読んだりテレビアニメにかじりついた作品の数々。いや、いまもってみても、十分にのめり込める作品の多くが、この梶原氏のペンから生み出されたという事実はやはり重い。だがしかし……。
 ひとつの優れたルポルタージュとして本書に触れる一方で、どこかしら冷静になりきれない読者になってしまったようだ。おもに絶版のマンガを復刊している「マンガショップ」の作品目録には[かつて梶原一騎は甲子園について、高校球児が全力を尽くして戦う青春の聖地と語った]とある。しかし、ルポルタージュにはそれと相反するかのような梶原像が浮かび上がってきたのだ。生前にあった“悪い噂”はとにかく、マンガ原作者を代表するストーリーテラーであるだけに、小さなショックを覚えたのも事実である。もっとも、それゆえ斉藤氏が梶原氏に向き合いたくなったその理由が窺えてくるような気がするのではあるが。

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 光あるところに影ありというのはあまりに陳腐なたとえだが、たとえでもなんでもなく光を浴びることのない世界というのもまた、マンガ(あるいは出版業界)にはあるのである。
 だが、だからどうしたのというのだ。したたかに。一見斜に構えているようでいて、じつは“狂気”に近い熱中をもって本づくりをするひとびとがいる。マンガにせよルポルタージュにせよなんにせよ、描くこと書くことが好きなのはあたりまえ。でも、じつはもっと大切なのは本をつくりたいという気持ち(熱意と言い換えてもいいかもしれないが)や興味なのではないか。戦後のカストリ雑誌『奇譚クラブ』をめぐるひとびとを描いた『「奇譚クラブ」の人々』(北原童夢・早乙女宏美著/河出文庫)でも一部描き出されているが、本にとりつかれた(?)ひとびとと接するのは、形はさまざまあれど心地よい刺激を伴うものである。
 ところで……。エロマンガといえば、なぜか河川敷とか荒れ地とか裏山の類に打ち捨てられているものだけど、いつだったかSと散歩していてまさにそんなのに遭遇したことがある。「なんか絵に描いたようだねぇ」と苦笑しながら拾ってみたら、これがまたいつの時代のマンガだよと思わせるぐらいレトロな作品のオンパレードなんだ。で、よくよくみると、「昭和58年作品」とかただし書きが添えられてある。ようはすべてが書き下ろしってワケではないらしい。それならあの風情もわかるってものだが、本書『エロ漫画の黄金時代』を読んだら、そうしたエロマンガ業界の裏側がおのずと理解できたのであった。
 ちなみに落ちていたエロマンガはボロボロだったしそのまま放置してきたが、後日になって、わっざわざ新しいのをSが買ってきた。しかも弘前のコンビニで(笑)。そのゲンブツがコレ(“免疫”のないひとはクリックしないほうが無難)である。Sがやったのは「(別段読むつもりもなく)こんなのをわざわざ弘前くんだりで買ってきたというパフォーマンス」の一種ともいえる。ただし“観客”はオレひとり(でもきっと世の中の498人にはわかってもらえるだろう)。バカバカしいといえばいえるんだが、でもやるんだよっ!

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 ちょっと話が飛躍するけれど(笑)、SFも好きである。で、SFマンガとして個人的にもっとも評価しているのがこの『スター・レッド』(全3巻。萩尾望都・小学館)。
 火星人(といっても地球からの移民者の子孫である)の主人公と火星をめぐって展開するストーリーは、異星人との接触や超能力など一見するとこうした作品の定番的アイテムを駆使する一方で、突出した説得力を持つ世界を描き出している。地球人と火星人との間に大きな確執と争いとが渦巻いている未来世界。ちょうどいまなお綿々として存在する国家間や民族間のそれのように。ちょっと唸ったのは、それ(対立や差別)を乗り越えうる手立てが、さりげなく描かれているところである。ひとつは偶然の邂逅から生まれた友情によって。あるいはまたつぎのようなやりとりによって……。
「あなたが火星人にそんなに友好的だとは知らなかったわ」
「火星人も人間だ」
「まあ…! わたしたちだってそう思ってるわ…!」
「彼はわたしの友人だった」
 この本、買ったのは高校生のときだと思うけど(奥付には昭和56年11刷とある)、よくもまぁ飽きずに持ち続けているものだとわれながら感心するほかはない。しかし、いま読み返しても面白く納得できるSFである。じつは以前からことあるごとにそっちの業界の友人に「アニメ化希望!」を主張しているのだが、はたして“夢”は実現するのかどうか……? ぁあ、ついでながら流行りの実写版でやるのであれば、原画に頓着せずにショート髪の美女に主人公を演じてもらうのを希望したい。たとえば……(笑)
 それはそれとして。究極的宇宙航法や超兵器、タイムマシン、超能力など、新旧のSF(およびSFもどき)からあれこれ生み出されてきたが、携帯電話とその普及や、パソコンの一般化、それもインターネットの世界が予言された作品ってあるのだろうか? 『スター・レッド』もまたそこまでには至らず、テレビ電話が使われる一方でアナログふうなファックスが活躍。野外での呼び出しはポケットベル……という案配であった。地球から火星までわずか4時間で到達できる“時代”だというのに。こうしたことはSF愛好家にはとっくに議論されている話題だと思うけれど、事実は小説よりなんとやらではある。

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 そうそう。麻雀マンガもなかなか捨て難い魅力があるのです요。ええ、ええ。でも、単行本まで買ってしまったのはこの『殺気ゆえ』(全2巻。木村直己・不動チカラ/竹書房)だけなんだけれど……。
 ストーリー紹介は割愛するとして、麻雀マンガってのはおそるべきジャンルではありますにゃぁ。いうまでもなく、野球やサッカー、ボクシングなどのスポーツマンガのように、特定の世界をモチーフにしたマンガは数多いけれど、それにしたって雑誌のなかではさまざまあるマンガのひとつにすぎないだろう。『「週刊少年ジャンプ」の「キャプテン翼」』とか『「週刊少年チャンピオン」の「ドカベン」』のように。ところが、麻雀には「近代麻雀」というれっきとした専門誌があり、そこを舞台に脈々と麻雀マンガが生み出されているのである。野球やサッカーにだって専門誌は数知れずだが、そうそうマンガに割かれているわけではない。ところが、「近麻」では主役がまさに麻雀マンガなのだ。
 趣味の世界でいえば、たとえば魚釣りの愛好者は多いし、専門誌も一時ほどではないにせよいくつもあるが、では「釣りマンガは?」となると、矢口高雄氏の『釣りキチ三平』が代表作にしてほとんど孤高の作になってしまう。ほかにもいくつかの釣りマンガがあるにせよ、『釣りキチ三平』がかくも支持を得られたのは矢口氏というたぐい稀な描き手があったがゆえのことであり、釣りという趣味そのものとマンガとの間に親和性があるかどうかということになると、どうもあやしくなる。ところが麻雀マンガときたら、よくもまぁこんなにネタがあるもんだと呆れるやら感心するやらである(矢口作品は、釣りをモチーフにしてはいるものの、描かれているのはあくまで主人公の三平くんとそれをとりまく世界である)。
 ところで、本作の“闘牌”符はちょっと酷いなぁ……。ところどころ「おっ!」と思うところもあるけれど、大味にして難解にすぎるしいくつもの矛盾がみられる(事情は大方の想像がついているが省略)。お読みになった方はいかがでしょうか? ついでながら、やはり「近代麻雀」で連載されていた「リスキー・エッジ」(押川雲太郎)の描く“闘牌”はコクがたっぷりで楽しめた。ありゃぁまさにカタルシスですよ。ぁあ、なんか話が逸れてしまいMASITAネ……。

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2009.10.13

大韓お持ち帰り...の巻


 渡韓・・・というか外国旅行にでかけてもほとんど買い物らしい買い物をしないのだが、ささやかな例外が音楽でございます。ということで、ちょこっとCDの話を……。

Ultwi

 1枚目は映画「あなたは遠いところに」(2008年・韓国)の「OST」。
 この「OST」ってのは、ようは「オリジナルサウンドトラック」の略だが、韓国モノでしかほとんどみられない表記でありますにゃ。「主題歌」ないし「挿入歌」とほぼ同義で扱われていることもあるけれど、このアルバムは文字どおりのサントラ集。映画はベトナム戦争当時を舞台に描かれた恋愛物語とのことで、映画より先にサントラCDのほうを知ったこともあって、未だ作品はみておりません……。
 で、映画をみていないクセになぜサントラ集を買ったかといえば、60年代伝説のサウンド「鬱陵島ツイスト」(リメイク)が収録されているからなのであった。そんな曲は知らない? そりゃそうですよね(笑)。曲そのものをアップできないのは残念だけれど、こんな歌詞でございます。
 ♪ウキウキわくわく胸が高鳴る鬱陵島(ウルルンド)。
 とかなんとか。
 ♪赤く咲く椿の花びらみたいにお嬢さんら美しく〜ふたり食べてひとり死んでもわからないカボチャ飴〜……。
 あとは、イカが豊漁とかなんとか。鬱陵島の名物はイカとカボチャ飴なのだ。のどかさあふれる歌詞だけれど、曲調はもろ60年代ふう。けっこうシビレMASU。映画のなかで鬱陵島がどのようにからんでくるのかはわからないのだが、ようはこの1曲だけのために買った1枚でごぢいます。

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 コレがカボチャ飴。屋台の類ではもっとワイルドなのが売られているハズ。

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 2枚目は“大韓ロックの父”シンジュンヒョンの2枚組。58歳当時の作品は多重録音の大作にてファン必携の2枚組。

Shinjunghyun01

 こちらはシンジュンヒョン(Vo&Gt)とクォンヨンナム(Dr)、イナミ(Bs)によるシンジュンヒョン&ヨプチョンドゥル第1集。CKBもカバーした「美人」も聞ける(「無為自然」にも入っているけど)。ベースのイナミ(李南二)のソロアルバムも捜索中なのだが、こちらはなっかなかみつからないでッスムニダ……。

Sinawe

 そのシンジュンヒョンの長男、シンデチョルが率いたのがシナウィである。ヘビメタ。むかしはいくらか聞いたんですがねぇ、ヘビメタ。80年代のヒットである。5500ウォンと格安だったのはどういうわけだろう?

Songolmae_b

 同じく80年代の人気ユニットだったソンゴルメ(ベスト盤)。わりとさわやか系。いまだ人気が高いのか、大きめのCD屋には第1集からのラインナップが揃っていた。懐かしきGSふう、か。
 ちなみに、この「JIGUレコード」ってのがなかなか侮り難い品揃えで迫っていて、適当に物色しながら買ってみるのも面白そうだ。

Kempff

 日本よりかなりィ安いのでクラシックのCDも。
 なぜかこのときはベートーベンのピアノソナタが聞きたくなったので探してみると、ケンプ演奏の全集(8枚組・32曲/8万ウォンぐらいだったか?)があったので即ゲット。久々に聞いてみると、学生のときに「(有名なクセに)つまらん曲だわっ!」と酷評してた「作品106“ハンマークラビーア”」が結構よかったりしたものだ。まっ、音楽に限らず有名な作品が必ずしもイイってことはないのであって、クラシック音楽でも「有名なだけで、こんなモノを“入門編”よろしく聞かされたら、さぞや退屈なシロモノだと思うだろうなァ」っていう曲がいくつもある。その話はいずれ。

Ideon_cd

 韓国とはまったく関係ないけど……、オマケは80年代アニメの伝説的作品「伝説巨神イデオン」の「総音楽集」でございます(つまりOSTだ・笑)。所用で秋葉原に行ったら駅にでっかい広告があって、帰るなりネットで注文。
 あのころはいわゆるアニメブームで、ガンダムあたりが圧倒的な人気を誇っていたものだったけれど、全日本プロレス中継でブッチャーの試合をみるほうが楽しかったので、本放映のガンダムはみておりません。が〜。このイデオンはかなり夢中になってテレビにかじりついたものだった。すぎやまこういち氏によるサントラ盤は、当時の小遣いをやりくりしてLPを揃えたけれど、その後に行方不明。しかしやはりファンが少なくないのだろうねぇ。こんなのが発売されるぐらいだから。
 サントラの色合いはややジャジー。そういうのを好む趣味はいまでも変わらない。大好きな「ラ/ド#・ソ・シ♭・ド」の響きなんかも多用されてるが、類似のコードはCKBの「香港グランプリ」の冒頭にもみられる[A7(9#)・ラ/ド#・ソ・ド(ともに高音の「ド」はナチュラル)]。・・・マニアックな話になっちゃいそうなので、今宵はこのへんにしとうございます。

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2008.04.20

掘り出して、再会...の巻

Captain_3

 ネットで偶然みつけた「キャプテンフューチャー」のサントラCD。さっそく購入したのだが、懐かしいですにゃぁ。音楽は「ルパンⅢ世」などでおなじみの大野雄二氏である。
 御多分にもれず、子どものころはアニメとか特撮モノを夢中になってみてたし、「機動戦士ガンダム」や「宇宙戦艦ヤマト」にはジャストミートな世代だったわけだが、そんななかにあって再びみてみたいと思う作品の筆頭がこの「キャプテンフューチャー」なのだった。ほかにも「伝説巨神イデオン」やら古くは「ウルトラセブン」や「巨人の星」など、いいオッサンと化したいまみても面白いと思う作品はある。しかしNHK総合で放映されたコイツは記憶にある限りでは再放映されておらず、いわば幻に近い名作なのであった(不可能を承知でみたいといえば同じNHKの少年ドラマシリーズ。とりわけ「赤外音楽」が……)。
 ジャジーなつくりのサントラも好みにあうし、番組のエンディングで流れていた「ポプラ通りの家」もまた、どことなくブラッドベリな香りがしてイイんですにゃぁ。脳内で勝手にストーリーが動き出しちゃうような歌詞であり歌。ようは故郷に残してきた初恋(?)にもならぬ淡い想い。キミはいまどうしているだろうか……みたいな話なんだけど。ええ、ええ。木綿の服と笑顔が似合うあのコの思い出ですヨ〜。(゜゜;)
 で、この脳内ストーリーにどこかでつながっているようなアニメ作品を20数年前にみたことがある。主人公の宇宙飛行士が長期の宇宙旅行を終えて地球に帰りつくと、かつての恋人がそのまま同じ家に暮らしていて、しかしそれは彼女の娘だった……という単純な話ではあるのだが、どなたかこの作品の正体をご存じないだろうか? 再放映どころか、たったいちどだけ、それも夕方に偶然テレビでみただけのナゾの佳作なのであった。20数年来の。エンディングにはモーツァルトのピアノソナタK280のアダージョかそれをモチーフにしたピアノ曲が使われていて、そんなあたりを手がかりにアニメに詳しそうなひとに会うとたいがい質問してきたのだがいまだに謎のナゾ。情報をお持ちの方がいらしたら、ぜひぜひ提供をお願いいたします。m(_ _)m

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 さて。春うららのネコ模様。

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 こうしてても、呼ぶと律儀に返事をする「ぼん」。そのうち動画をアップしたいと思っているんだけど。

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 珍しくカンガルーで寝る「たぬんぼ」。背後の破れた障子はもちろん3匹のうちのだれかの仕業である。

Tanunbo1089

 コレ、ふだんは「ぼん」の寝床なんですけどね。

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「ちょび」もあくまでもマイペース。

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「ヒマ人だねぇ」と目が訴えかけている???
 ちょっと留守にしますので、次回更新は4月29日の予定であります。


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2005.03.04

アニメミュージアム...の巻

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 2005年3月5日、杉並アニメミュージアムがオープンする。オープンにさきがけて3日に内覧会があったので参加してきた。

 杉並区は「ガンダム」でしられる日本サンライズをはじめアニメーションスタジオが集中する地区で、区内におよそ70軒のスタジオがあるアニメのまち。杉並アニメミュージアムは、地域産業の活性化を狙って計画されたもので、総合的なアニメ資料館としては日本初の施設となる。およそ600平方メートルの館内には新旧のアニメ作品の紹介やアニメの歴史、アニメーション制作体験、アフレコ体験コーナー、アニメシアターなどがあり、現在進行形のアニメの世界を多角的に知ることができる。そのほか随時企画展(3月5日〜4月10日は「機動戦士ガンダム」)も催され、作品の上映を含めて地元の制作会社らのバックアップを受け施設の充実を目指す。

 ちょうど中学生のころに「ガンダム」ブームがあり、わりと夢中になってみたものだったが、あのころの時代はこんなだったなァ……とつい懐かしさがこみあげてきた。あのころファンだった子どもたちが制作側の中枢となった現在、作品もまた世代交替を重ねながら綿々とつくりつづけられている。

■杉並アニメミュージアム■
・東京都杉並区上荻3-29-5杉並会館3階
・営業時間・10:00〜18:00(入館〜17:30)
・月曜休(祝祭日の場合はその翌日)
・入館料:200円(小中学生は100円、小学生未満は無料)
・JR中央線荻窪駅北口からバス(0番・1番乗り場からどこ行きでも可)で約5分、荻窪警察署前下車徒歩1分
*詳細はHPを参照。

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2005.02.10

蒼穹のファフナー(サントラ)・・・の巻


 アニメ『蒼穹のファフナー』のサントラCDを入手して聞いている。以前このコーナーに記したとおり、友人の作曲家・斉藤恒芳が音楽を手がけているのものだが、これが非常に魅力的な曲集に仕上がっている。ということで、紹介したくなった。

 内容は、ようはアニメのBGM集。ワルシャワフィルハーモニーオーケストラによる演奏で、もちろんポーランドで録音したフルオーケストラ作品という豪華版である(一部に斉藤自身が演奏しているところがある……とコッソリ? ばらす)。番組放映前の斉藤の話から、いままでの仕事のなかでもとりわけ満足できる曲に仕上がったことが想像されたこともあって、商品化されるのを心待ちにしていた(発売は2004年10月)。遅ればせながらじっくりと聞かせてもらったCDは、期待を裏切らない曲集になっていた。

 斉藤恒芳は、クラシックの作法を存分に表現できる作曲家である。今回のサントラでは、ロマン派風あり前衛風ありバロックあり・・・と色彩豊かな音楽を創出しているが、映像のための音楽としてだけでなく、単体としても十分に楽しめる作品になっていると思う。やや専門的になって恐縮だが、“Largo e staccato”などという発想標語が自然に出てくる日本人の作曲家ってどれだけいるのだろう? そんなところにも注目してみたい。

 ややもするとマニアの世界にとどまりかねないアニメサントラ。しかし、この1枚(正確には2枚組で相方には冲方丁氏のシナリオによるドラマが録音されている)はオススメである。

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2004.12.27

蒼穹のファフナー・・・の巻


 ちょっとしたいきがかりで、アニメ「蒼穹のファフナー」(テレビ東京系日曜日25時30分〜)をみていたのだが、本日、めでたくも物語を完結した。

 内容は、断じてしまってはなんだが「オタク向けロボットアニメ」。「なぜそんなものを?」と訝るまでもなく、かつては「ガンダム」やら「イデオン」を夢中になってみたものである(すでに25年近くも前のことになってしまったけど……)。それで、なんとなく懐かしさを覚えつつ毎度毎度みていたわけだが、時代がかわったのか、それともこちら側のアタマが堅くなったのか、「わかるようでわからん」ままに最終回が終ってしまった感じがする。残尿感があって気持ちがよくない。

 しかし、みていてわからない部分があるのは、この作品(アニメに関わらず映画でも小説でも、なんでもありうることだ)に限ったことではないし、「わからない」ストーリーに文句を言うつもりはない。むしろ、それでも最後までつき合ってしまったのだから、みせる力が作品にはあったということなのだろう。だが、この作品の場合には、わからなさの種類にちょっとひっかかりを感じた。じつは「わかって」いるのは登場人物だけであり、視聴者はもちろん、作り手もまた「わかって」いないのではないか? そんな感じがしたのである。登場人物は自分たちになにが起こっているのかがわかっているからいいのだが、みているほうとすればナイショの話を目の前で延々とやられているようでなんとなく不愉快だ。しかも作り手自身がわからないで作っているから、みている側に理解できるわけがない。正確にいえば、ストーリーを握っているひとりはわかっているのだが、それ以外のスタッフがどこまで理解できているのかがアヤシイ。そんな感じがする(登場人物は架空の世界だが、ようは芝居そのものがそういうふうにみえたということ)。

 その“ひとり”。ストーリーの統括役だったSF作家の冲方丁氏は、SF大賞を受賞するなど実力者で、かなりのファンをつかんでいるひとらしい。辻真先氏にうかがったところ、辻氏をして「いちど会ってみたい」と注目しているほどの有望株だという。このひとが「わかって」いると感じたのは、なにも原作を手がけているからというからではない。番組をみていたひとはお気づきかとは思うが、冲方氏が直接シナリオに参加した後半(全26話中14話以降あたり)とそれまでとは、作品のできに明らかな差が感じられたことによる。だから、後半になるといくらかわかやすくなってきたわけだが、それでも登場人物たちが勝手気ままに物語を進めているという感じがぬぐえなかった。作り手をして制御不能に陥っているようにみえたのである(つまり前半はよほどひどかった)。まぁ、かつて大ヒットした「エヴァンゲリオン」がこんなふうに「理解不能」が続出だったというから、流行りなのかもしれないが……。

 さて、そんな「蒼穹のファフナー」に最後までつきあったちょっとしたいきがかりとは、サントラを友人の斉藤恒芳が手がけていて、非常にすばらしい音楽に仕上がっているからなのであった。かつて、すぎやまこういち氏が手がけた「伝説巨人イデオン」のサントラを夢中になって聞いていたのを思い出すような感覚で毎回楽しませてもらった。どの曲もよかったが、おそらく本人がもっとも気にいっていると思われるピアノコンチェルト風の曲(わずか2分ちょいのなかにカデンツァまで盛り込まれた駆け足ソナタである)が最終回の戦闘シーンになってやっと使われるまでにはだいぶ待たされた。もっとも、もっとドラマチックに使われると想像していたのだけれど。

 しかし、作曲者本人も苦笑していたが、付点のリズムとゼンクエンツがシューマン風だにゃぁとしみじみ思った・・・あぁ、ついでながら戦闘シーンは軒並みできがよくみえなかったにゃぁ(番組をみていないひとにはわけのわからない話題ですみません)。

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