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2021.10.27

堕ちに堕ちたニッポン・・・の巻


 オウム級事件がなければ皇室があるさとでもいわんがごとし。わが国バカマスコミのザマを散々っぱらみせつけられたK氏とMさんの結婚騒動。北朝鮮も陳腐化したし、中露だけでは不十分とでも思っているところに利用されたのかどうかはともかく、まさかこの騒動を奇禍として「不敬罪」の復活などという事態にならないことを願う。

 一方、この馬鹿騒ぎの影でほとんど「マス」で報じられていないスクープもあった。スクープしたのは一政党機関紙である「しんぶん赤旗」。そのスクープをごく一部のWEBメディアなどが紹介する形で報じたが、オレが知る限りにおいて──といってもテレビはほとんど見ないのだが──テレビやWEBを含む大手の配信記事を見かけることができないのはどうした次第なのだろうかと思う。K氏Mさん騒動は見たくもないのにヘッドラインやらテレビ画面やらを見せつけられたというのにである。

 問題のスクープを以下にリンクする。


野党攻撃のツイッター「Dappi」運営企業社長、自民党本部事務総長と親戚(「しんぶん赤旗」10月23日)

野党攻撃 Dappi 運営企業 就業時間に中傷ツイート 自民と関連企業が販売先(「しんぶん赤旗」10月24日)

 詳しくはリンク記事をお読みいただきたい。自民党本部と懇意にしている企業がツイッターを用いて野党やメディアに対する誹謗中傷を繰り広げ、しかもそこにはまったく事実無根の「大ウソ」まで含まれているというものだ。

 自民党も堕ちたものだ。

 オレは素直にそう実感せざるを得ない。

 言うまでもなく、現段階では自民党本体がそうした誹謗中傷に関与しているという確たる証拠はない。だが、とうの疑惑の渦中にある企業のトップが堂々と自民党本部に出入りしているという証言もあり、その企業と自民党とが懇意の間柄にあることは否定できない。これは末端の暴力団構成員らが薬物売買などの違法行為をし、その利益が上納されているとして暴力団本体は関与していないという論法を個人的にではあるが連想させられる。もし関与が明らかになった暁にはアベ自民党組のチンピラ戦法とでも名づけましょうか。

 もちろん、事実と事実として提起し、それをもって政党やメディアなどを批判することは自由である。だが、彼らのやっていることに「言論の自由」がどこまで認められるかということを含め、オレは甚だ疑問を抱いている。ひとつは虚偽を持って他政党などを誹謗中傷していることであり、いまひとつは「言論の自由」とはもっぱら大衆と権力との間で問題となるからである。権力側が一方的に「言論の自由」を振りかざしなにを言ってもいいという低レベルの話ではないのだ(加えてアベ自民がメディア統制をしているという話はもはや公然化している)。

 それにしても、これだけの重大事案がほとんど報じられないニッポンとはどういう国なのだろうかと情けなくなるばかりだ。

 これを報じた日本共産党を嫌う層の心情としては、かつてのソ連など東側諸国や現在の中華人民共和国などのような言論や経済活動の自由のない社会と「共産党」というレッテルを結びつけているということがあるのであろう。オレ自身も現存あるいは存在してきた社会主義国がおおめにみても彼らののたまう「理想」と大きく離れていることが否定できないと考えるし、そうしたイデオロギー面で日本共産党を全面的に支持しようなどとはこれっぽっちも思っていない。だが、世の「共産党嫌い」の人々は、はたして昨今の自民党政権をどのように見ているのだろうかとも思うのである。オレの目には、自民党の行く先は中国共産党そのものではないかと映るのだが……。一般国民から自由と冨とを略奪するという点を含めて。


 

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