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2021.06.05

大河散歩〜大韓各駅めぐり・その11(嶺東線前編)・・・の巻

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  嶺東線の起点・栄州(영주=ヨンジュ)駅。ほかに中央線と慶北線が乗り入れている。

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  奉化(봉화=ポンファ)駅は町外れに位置し、市街地中心部にターミナルがある市外バスと比べやや不便。古い町並みが残る集落・タクシルマウルなどの見どころがある。

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  巨村(거촌=コチョン)とはたいそうな駅名だが、単なるトマソン駅。巨大な「村」が近くにあるワケでもないが、訪問欲をそそられるふうではある。ぁあ、大橋巨泉。大韓読みだと대교거천=デギョゴチョンですね。

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  春陽(춘양=チュニャン)は最初に両元駅を訪れたさいに前泊した町。駅窓口で「両元まで1枚」と所望したところ、「えっ? 両元〜っ!?」とすっとんきょうな顔をされた。詳しくはこのあとの両元駅のところで。そりゃそれとして、すっとんきょうってイイ言葉ですね(笑)。

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  懸洞(현동=ヒョンドン)は残念ながら乗り降りしたことがない。これといって用事もないからムリもないのだけど。

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  汾川(준천=プンチョン)は小さな集落があるだけの地だが、観光列車「V-train」デビュー後は訪れる観光客も多くなった。

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  肥洞(비동=ピドン)は山あいに設けられた臨時乗降場。隣接する汾川と両元との間にハイキングコースがある。いずれ降りてみたいものだと思うが、いつになるのやら……?

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  嶺東線は太白山脈に沿う山岳路線だが、その核心部といえるのが両元付近だろう。ごく小さな集落はあるものの、外部とを結ぶのはか細い林道のみ。そのため地元の要望などから臨時乗降場が設けられた経緯があるが、最初に訪れたときは1日に停車する列車は朝と夕方の2往復のみという閑散ぶりで、たぶんこんなところを訪れる外国人の存在など、件の春陽駅駅員には信じられなかったのに違いない。その後、「V-train」など鉄道観光が注目され、このなにもない地を訪れるのが人気を呼んでいるようだ。

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  両元(양원=ヤンウォン)駅。背後を流れるのは大韓屈指の大河・洛東江である。

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  承富(승부=スンブ)駅周辺もほぼ無人郷だが、観光施設がある。

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  石浦(석포=ソクポ)駅は車内から撮影。いちおう「ソクポ」としたが、「ソッポ」と聞こえるかもしれない。忘れられたような駅で、日本語の「そっぽを向く」の語源となったのはよく知られた話である。あたしゃ知りませんでしたけど(参考文献『日韓地名の謎』アイボーグッドフェロー著/桜井法然訳・深韓書院)。

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  石のつぎは銅。銅店(동점=トンジョム)も乗り降りしたことはないが、2009年夏以降はトマソン化してしまった。

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  石、銅ときて辿り着いたのは鐵岩(철암=チョラム)。旧炭鉱街で、いまなお駅裏には鉱山が威容を見せている。沿線で好きな街のひとつだ。

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  栢山(백산=ペクサン)もトマソン化してしまった。太白〜鐵岩間に循環バスが運行されているので、そちらで十分ということなのだろうか。関係ないが、ペクサンといえば、ドラマ「アイリス」のなかであのキムガプスを殺した登場人物のひとり。大韓ベテラン俳優のキムガプスは、ドラマや映画で殺される役が多く、大韓でも話題になったことがあるらしい。そこで、キムガプスを殺した面々に集まってもらい『ワタシ、キムガプスを殺しちゃいました』なんて本をつくりたいなァなどと思うのだが、ダメでしょうねぇ(笑)。

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  東栢山(동백산=トンベクサン)駅構内外れに口をあけるソラントンネル。この長大トンネル(16.7km)開業と引き換えに、嶺東線最大の見どころであった3段式スイッチバックが廃止されてしまった。トンネルの先に見えるのがその旧線である。

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  旧線にあった桶里(통리=トンニ)駅は、旧線をつかったレールバイクの拠点駅として存続している。

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  レールバイクの並ぶ桶里駅構内。廃止されたとはいえ、こうして人が訪れるのだからまだしも幸せな駅といえるかもしれない。ちなみに、桶がトンという次第で糞はトン(똥)。「トントン(똥통)」だと糞(肥)桶になりまっスムニダ。

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  峠のさなかにあった深浦里(심포리=シンポリ)は、2006年秋を最後に信号場に降格され、そのまま廃止に。駅舎は残り、レールバイクコースの見どころのひとつともなっている。

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  スイッチバック駅だった興田(흥전=フンジョン)。駅舎に興田〜羅漢亭間は列車がゆきつ戻りつするスイッチバック区間である旨が記されている。

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  麓側のスイッチバック駅・羅漢亭(나한정=ナハンジョン)を望む。さて、この列車はどちら側に向かって走っているのでしょうか?
 つづくо(^ヮ^)о

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コメント

コメントをいただき、ありがとうございます。
しかも、私が関係させていただいている書籍をお持ちとのことで、とってもうれしいです(お世話になっているのは私のほうですm(__)m)。編集担当者にも読者からのお声ということで一報したいと思います。
大韓鉄道本、当初は数年おきにでも改定できれば……などと目論んでいたのですが、なかなかうまくはいかないものです。すでに内容が古くなりすぎており、実用としてもヒマつぶしの読み物としても甚だ不足してしまっていることもあり、きちんとまとめ直したいというのが正直なところです。引き続き出版社に提案させていただいている状況で、諦めずに取材等を続けてゆきたいと思います。
そいういう意味でも、早く社会が落ち着いてほしいものですね。

投稿: 猫池 | 2021.06.06 21:08

家に転がっていた 日本の歴代新幹線パノラマ大図鑑 旅と鉄道編集部 編(2017)の末ページをみると 植村さんの名がありました。結構お世話になってたんだと思い自分の無知を恥じる次第です。
大韓鉄道本は2010年ごろのようですが最新版出れば読みたいと思いました。
ではでは

投稿: yoinosuke | 2021.06.06 16:41

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