大河散歩〜大韓各駅めぐり・その9(中央線後編+大邱線編)・・・の巻

前編の清凉里〜堤川間はとにかくルート変更と廃駅との嵐であったが、この丹陽橋梁も先行するように並行して建設された新橋に切り替わっている。
丹陽(다양=タニャン)駅は生き残った。しかし、この先もルート変更が著しく進み、雉岳と並ぶループ線だった大崗トンネルや喜方寺駅などが廃止されてしまった。
豊基(풍기=プンギ)駅は生き残り組。
嶺東線と慶北線とのジャンクション・栄州(영주=ヨンジュ)駅。栄州の場合は、駅ではなくバスターミナルが市街地から追い出され不便になった。
平恩(평은=ピョンウン)駅も廃止されたが、これは栄州ダム建設に伴うもの(2016年に水没したらしい)。ちなみに、この写真を撮った当時からしてすでに旅客営業はされていなかった。
甕泉(옹천=オンチョン)駅は栄州ダム建設に伴うルート変更のついでに移転のうえ旅客営業されないママとなった。
伊下(이하=イハ)駅は2007年に旅客営業が中止されたまま昨年末に廃止。
安東(안동=アンドン)は朝鮮王朝時代の両班村がそのままに残るハフェマウルをはじめ史跡に恵まれた観光地。この写真の当時は市街地にあり便利だったのに、いまや「こんなところにポツンと駅が」といった案配。この町の場合、同じく市街地にあったバスターミナルも鉄道駅に先行して郊外に移転している。外来客も多いっていうのに、なんだってこんなに不便にしてしまったのだろうと不思議でならない。鉄道駅やバスターミナルは国際空港とは違いもっと日常的に使いやすくあるべきだと思うのだが、それとも外来者と市民とを隔絶したいとでも考えているのだろうか? それに加えて新線はトンネルばっか。こうしてみると、中央線は心底不便でつまらない路線になってしまったのが残念でならない。
武陵(무을=ムルン)駅も廃止。いい名前の駅なのだが……。
友保(우보=ウボ)駅はまだ残っているものの、2007年以来旅客営業がないトマソン駅。しかも2022年に廃止が予定されている。
花本(화본=ファボン)駅は移転される見込みだが、このきれいな駅名は残らないようだ。
北永川(북영천=プギョンチョン)は1日2往復停車という閑散駅だが、中央線から大邱線経由で東大邱方面とを結ぶ列車用に永川駅の代替駅として営業を続けている(両線の接続は三角線となっており、安東〜東大邱間の列車が永川に立ち寄った場合は同駅でのスイッチバックが必要となるため、それを避けたい狙いがあるようだ。しかし、東大邱〜浦項間の列車は同じような線形となっている慶州でスイッチバックしているんだがなァ……)。訪れたさいは満開の桜が美しかったが、その後に移転するなど姿を変えてしまった。

永川(영천=ヨンチョン)駅は、北永川駅探訪のおりに下車した駅。

大邱線(東大邱〜永川間)は両端駅を除き線内の駅で乗り降りしたことのない唯一の路線──とはいえ、2007年以降乗降できる途中駅は河陽(하양=ハヤン)のみなのだが──。しかし、まったく無視するワケにもいかないので、鳳亭(봉정=ポンジョン)駅を1点。そういう次第であいにくトマソン駅ですが……。
中央線の終点・慶州(경주=キョンジュ)に到着。
姿をすっかり変えてしまった中央線。いずれ乗り降りし直さなければならないと思うが、この慶州駅だってそのときまで残っているかどうか知れたものではない。あんなに乗って楽しい路線だったのに……と馬さんが嘆くかもしれん。
つづく。
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コメント
yoinosukeさま
はじめまして。
うれしいコメントをありがとうございます。
ヘジャゴゲアラヨつながりというのがなによりもシビレます。尹さん、おそるべしですね(笑)。
ご覧のとおり役立たずな話ばかりのブログですが、引き続きお立ち寄りいただければ幸いですо(^ヮ^)о
同じく、多謝!
投稿: 猫池 | 2021.05.30 18:56
ヘジャゴゲアラヨで検索してたどり着きました。尹さんのことも載ってましたし凄く自分のツボにはまりました。
大韓の鉄道旅面白いですね。高速化でちょっと風情なくなってるのは残念ですが。。
また暇潰しで見させて頂きます。多謝!
投稿: yoinosuke | 2021.05.30 18:20