« 2018年1月 | トップページ | 2018年3月 »

2018.02.27

しゅぽ、こらじはごぬん。平昌五輪編&くむじや〜特別編・・・の巻

Seoul_0481

  슈퍼 꼬라지 하고는〜♪

  さて、今回の大韓散歩は平昌五輪開催を前にした1月中旬の訪問だったワケだが、少しだけ五輪に関連する所感についてふれておこうと思う。

  まず、街はいたって平静に感じられた。これは江陵など京江線沿線も同様だったが、開催までまだ若干の日数が残されていたことも関係しているのかもしれない。もっとも、テレビをつけていても平昌関連は驚くほど少なく、そんななかで目立ったのはやはり北朝鮮の五輪参加と南北合同についてであった(ほかの目立つ話題としては全国的な大気汚染があった)。
  一方で、有事視点での北朝鮮関連報道が極めて限定的だったのが印象に残る。これはアメリカ合州国云々(でんでんじゃないYO!)を含めての話で、連日のように「北朝鮮の脅威」だのトランプのおとっつぁんがどうしたのといった話題が氾濫している日本と好対照なように思う。単に軍事関連報道が避けられているという見方もあるのではないかと思うが、じつは少なくともオレが出歩いているような国々で、あれほどに好戦的で、かつ米国大統領のツラがタレ流されているのは日本ぐらいなものなのではないだろうか。

Seoul_0337

  슈퍼 꼬라지 하고는〜♪

  以前、あの大統領選前にEU4カ国を訪れた。時期が時期ということもあってか、日本のテレビでは自国の出来事をさておいてもその動向を喧伝していたが、訪れたドイツ、オーストリア、ポーランド、フランスではいたって静かなものであった。台湾やタイも同様。マレーシアとシンガポールも似たようなものだ(いずれももちろんゼロという話ではない)。これらはあくまで個人的な短期間の見聞の範疇にすぎず、きわめて限定的な見方であるのは承知のうえ。しかし、じつは日本にいるとテレビはほどんと見ないし、にも関わらず「またトランプのおっとっつあんかよ」「また北朝鮮だの中国だのの脅威かよ」という案配なので、印象としてはどうしてもそうならざるをえない。

Seoul_0353

  슈퍼 꼬라지 하고는〜♪

  そんなところから感じられるのは、わが祖国・日本にしみついた従米ぶりであり、いまひとつは日本のマスメディア、とりわけテレビが「戦争報道をやりたくて仕方がない」のではないかということである。後者の根底にあるのは、戦争を知らない世代(オレもそのひとりだが)が錯覚している戦争であり、言い換えれば本当の意味での「平和ボケ」であろう。

  今回の大韓散歩で遭遇した北朝鮮関連の報道を見た限りでは、戦争の恐ろしさは日本よりも韓国のほうがよく理解していると思う。それはおそらくは北朝鮮も同様で、かつて3日以内で終わらせるシナリオで南侵した朝鮮戦争(『朝鮮戦争 金日成とマッカーサーの陰謀』萩原遼・文春文庫)がどのような道を辿ったのかということを知っていれば、開戦の果てがどうなるのかということを肌で理解せざるをえないのだ。トランプのおとっつぁんやその子分・ケーセッキアベ(개새끼아베)などは威勢のいいことを抜かしているが(この両者の「平和ボケ度」にも大きな隔たりがあるとみる)、とりわけ韓国にとっては北朝鮮問題を「ソフトランディング」的に解決しなければならないというのは当然なのであるまいか?  「脅威」だからこそそうなのである(ひいてはわが国の安寧にもつながるし、ソフトランディングは米中露の過剰な介入を阻止する──彼らに軍事介入の口実を与えない──ひとつの道筋でもある。やや露悪的な言い方をすれば、北朝鮮解放後、わが国のビジネスチャンスに影響するという見方もできるだろう)。北朝鮮当局そのものをなんとかしなければならないのは事実だが、戦争という手段だけは絶対に避けなければならない。これこそが前提中の前提ではないのか?

Seoul_0332

  슈퍼 꼬라지 하고는〜♪

  それにしても。水安堡温泉のホテルでテレビをつけたらNHKが受信できた。ニュースがはじまった。祖国のできごとを知りたい。しかし冒頭は大相撲の内輪揉めの話題であった……。すぐさまチャンネルを変えた。タメ息をつきながら。

  五輪がはじまってみれば、そのNHK(総合とBS1)はほぼ終日にわたり五輪ばかり。やっとこさニュースがはじまったと思えば、冒頭が五輪の話題ときた(似た例に、大相撲中継直後のニュースのトップが大相撲の話題だというのがある。「バカじゃあるまいか?」といつも思う)。もっとも、NHKをはじめとするテレビニュースなんぞ、じつはこれっぽっちもマトモには見ていないしアテにもしていないのだが、毎日のように見ているひとのほうが圧倒的に多いのであり、そういう意味で空恐ろしくなるのを禁じ得ない。

Seoul_0480

  슈퍼 꼬라지 하고는〜♪

  本当の「脅威」は外国にではなく、祖国、その内部にこそある……。

  ところで、五輪。
  ともあれ「平和の祭典」として、まずはオリンピックが楽しめたのはなによりだと思う。日韓間はもちろんだが、韓国と北朝鮮との間だってそうである。しかしそんななか、日本の一部マスコミが、水を差すようにしてあれこれあら捜しに躍起になっているのが気にかかる。そんなヒマがあるのなら、あるいはここでやっているように“少数意見”をことさらに取り上げるだけの(真っ当な)熱意があるのであれば、それをほかならない自国、祖国、わが国のなかにこそ向けてほしいものだと切に願う。

  競技については、ほんのわずかながらテレビ中継を見ることもあったが、まず、スノーボードがあんなにスリリングで面白いものだとあらためて知ることとなった。さすがにスキーすらマトモにできない中年男が挑戦しようとまでは思わないが、奥深く迫力大!  いまさらながらの発見でありMASITA。さらに、女子フィギアの坂本花織選手の演技がココロの琴線を刺激した。理由はよくわからない。妙なことがあるものだ……。

Gangneung_0229

  슈퍼 꼬라지 하고는〜♪
  閑話休題。
  京江線乗り入れで大幅刷新した江陵駅だが、駅前のしゅぽは元気に健在о(^ヮ^)о

Suanbo_0396

  슈퍼 꼬라지 하고는〜♪
  水安堡にもしゅぽ多数アリラン。立派なしゅぽである。

Suanbo_0379

  슈퍼 꼬라지 하고는〜♪
  グーグルのストリートビューとやらでマニラ探索などをしていると、金網デスマッチ状態のしゅぽに遭遇して、フントにアブナそうだ……とおののくことが多い(商品の受け渡し口を除き金網や柵に覆われている。いうまでもなく防犯のためだろう)。で、水安堡にもそんな風情のしゅぽが。コレは背景がそれとは異なるのであろうが……。

Suanbo_0420

  슈퍼 꼬라지 하고는〜♪
  コレはしゅぽではなく精米所の看板。ではなんだって撮ったのかというと、左上に添えられたローマ字が「KIKEN GOTYUKUDASAI」(ママ)なんですなァ(何巻だか忘れたけど、「VOW」に載ってた「危険御注意下さい」のコトね)。そりゃたしかに「Onjeongbangatgan」は「온정방앗간(オンジョンパンアッガン=温井精米所)」ではあるんだけどねぇ……。まっ、大きなお世話ではありますね(゜゜;)(゜゜;)(゜゜;)

Bus_0423

  슈퍼 꼬라지 하고는〜♪
  バスに乗っているときだって油断できないのがしゅぽハント道なのである。

Seoul_0338

  슈퍼 꼬라지 하고는〜♪
  しゅぽ(슈퍼)の文字はないものの、コレだって立派なしゅぽ。しかし、隣の燕春館(中華料理・大衆食事)に主役を取られた感がある。

Jinbu_0257

  話かわりますけど。
  珍富駅近くでふと路面を窺えば、マンホールのフタに「주차금지(ちゅ〜ちゃくむじ=駐車禁止)」。

Suanbo_0410

  水安堡の街角でみかけたオブジェ。「もしや?」と思い近づいてみれば予想を裏切らないのも大韓のイイところ。

Suanbo_0419

  ソウルの街角にて。一見するとどうということのない小奇麗なちゅ〜ちゃくむじだが、よくよく鑑賞すれば作者のこだわりが感じられますね。

Seoul_0441

  こんなところに駐車するようなおバカがいるのか?  ──いるんだろうねぇ、こうして主張しているところからすると。

Seoul_0333

  人目をはばかりつつ、歩きながらさりげにパチリ。

Hoengseong_0287

  横城駅近くの川は水泳禁止。

Utyu_0334

  通りがかりに1枚撮っておくかと思ったら、やってきたクルマが邪魔。が〜。よくみてみればそのクルマには「(株)宇宙ツアー」の文字が。したがって、この写真はこの宇宙ツアーカーが被写体。余計にワケがわからないと思いますが、この話は次回にて(゜゜;)(゜゜;)(゜゜;)




  以前、「駐車禁止(주차금지)」というバンド(?)の「夏風邪(여름감기)」という歌に遭遇したが、こんどはナイス青年会(나이스 청년회)なるバンドの「駐車禁止(주차금지)」を発掘о(^ヮ^)о

  冒頭の「주차금〜지! 주차금〜지!」ってのが「臨時ニュース」(PANTA&HAL)をちょっとだけ思い浮かべたが、そのあとの「안돼안돼안돼안돼(アンデアンデアンデアンデ=ダメダメダメダメ)」にグっときた。

  しかしこりゃぁさすがにまだ日本で紹介した御仁はいないのと違いますかね?  だからぢうしたってワケでもないのだけれど。

  という次第で、大韓散歩2018年冬の巻でごぢいMASITA。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018.02.21

ソウルの街はいつものとおりに・・・の巻

Seoul_0464

  ソウルに戻ってまいりMASITA。

Seoul_0446

  ソウルで若干の時間を持てたので、北村を散歩してみた。古い街並やオシャレなカフェなどが点在する著名な観光スポットでもあるが、いつでも立ち寄れる身近さが徒となり、じつは訪問したのはこれがはじめてであった(゜゜;)(゜゜;)(゜゜;)

Seoul_0458

  個人的に大韓ドラマの名作のひとつだと思っている「アクシデントカップル(原題:그저 바라보다가)」では、主人公・クドンベクの自宅のロケ地となるなど、いい雰囲気で描かれていた。

Seoul_0343

  が〜。ちょっと脇道に目をやれば、こんな街中アートも。금연は「禁煙」。発音をカナで表わすとクミョンだが、これは「クム(禁)」+「ヨン(煙)」の「ムヨ」が流音となるため。ところが、とうの大韓人にもウッカリというのがあるらしく、コレを「그면」(発音はクミョンで一緒)と壁に殴り書きしてある画像がどこぞに投稿されてあるのに遭遇(ㅋㅋㅋㅋㅋのコメントつき)。ぁあ、イイ話だなァ……と思いMASITA。

Seoul_0352

  大韓のテレビ天気予報では、冒頭に必ず大気汚染情報が入るなど、その度合いはかなり深刻な状況にあるようだ。空は実際にこんなふうな日々。「マスクをしたほうがいいですよ」ともアドバイスを受けたし……。

Seoul_0451

  運がいことに、訪れた数日は寒気の狭間で、厚手のコードなんぞなくても十分にすごせる陽気だった。いまひとつは、ソウル市内の公共交通(地下鉄と路線バス)が通勤通学時間帯の数時間限定ながら無料運行された日に遭遇できたことか(大気汚染対策などを含む社会実験だった模様)。大韓の物価は年々上がっており、いまや日本をしのぐレベルに達しつつある。わずか数百円とはいえ十分にありがたい。

Seoul_0459

  귀엽다〜о(^ヮ^)о

Seoul_0431

  京東市場の馴染みのお店で紅参液を購入。コレがすこぶるいい製品だった(1万ウォン)。次回も同じのを入手しようと思う。

Seoul_0342

  高校のとき。クラスメイトのミーシャが「しー。だれかきますよ」と棒読みをして大爆笑を買った文化祭を思い出しMASITA。

Seoul_0340

  大きなお世話ではあるが、ブックに「ザ」がつくと「聖書(The Book)」である。じつは、この近所にちょっとした下世話な見どころがあるのだが、時間の関係で今回はパス。

Seoul_0433

  ア〜〜〜グィィィィ〜〜〜。近辺にありはしないかと「개미왕(ケミワン)」の文字を探したが、ンなもんはあるハズもないのであった。なんの話かわからないひとが大半だとは思いますが。

Sub_0422

  成人ゲーム場?

Seoul_0354

  ほどばしる感性か、はたまた鬱積の発露か?

Asiana_0002

  エアバスA380。航空界のサムソン。さすがにでかい。

Asiana_0492

  復路は航空会社がビジネスクラスをふるまってくれた。고맙습니다о(^ヮ^)о  アシアナ航空自慢の「ビジネススマーティウム」である。

Asiana_0500

  運航時間の短い日韓線なのでわりと簡素だが、ゆったりと食事が楽しめるのもビジネスクラスのいいところ。

Seoul_0490

  ところで、仁川国際空港など大韓の一部イミグレーションでは入出国スタンプを廃止(中止?)し、代わりにこんなレシートが入国のさいに手渡されるようになっていた。じつは、「いっちょ、期間満了までにパスポートのスタンプページを満載にすっか」なんてなお遊びを思いついていたりもするが、思わぬ障害が立ちはだかったのであった(笑)。この紙、出国までには持っていなければならないようだが、出国のさいに回収されたワケでもなく、いまもパスポートに挟んだままになっている。まぁ、捨ててもいいんだろうねぇと思うのだが、念のため成田空港で訊ねたところ「さぁ……。こちら(日本のイミグレーションと税関)では必要のないものですから」とのことで、出国後の扱いについては未詳のママである。



  大韓散歩のィ夜で近ごろ外せないのが、この「나는 자연인이다(オレは自然人だ)」だという話は以前にもいたしMASITA(しかし、日本の法律用語では、法人に対して個人を自然人というんですよね・笑)。
  で、今回もなにげにテレビをつけるとコイツをやっていた。しばらくすると終わりが近づいたが、画面の右上に「つぎの番組は」みたいに出てきて、自分の目を疑ったままにしていると、またしても「オレは自然人だ」がおっぱじまった。さすがにそのつぎは別の番組(似たり寄ったりの系統だったが)になってしまったが、チャンネルを変えたら別の局でも「オレは自然人だ」が放映真っ最中であった(笑)。
  そんなこんなで毎晩コイツを見ることになったのだが、よくよくみれば、出演畸人おっと自然人の名前と年齢とともに自然人暦まで添えられているんだよねо(^ヮ^)о  オススメ。大韓に訪れたさいにはぜひ探してみてくださいマセ〜。
  あと1か〜ぃ(゜゜;)(゜゜;)(゜゜;)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018.02.15

真冬のエスケープは温泉に限る?・・・の巻

Chungju_0376

  京江線探訪のィ翌日、忠州にやってまいりMASITA。

Chungbukseon_0372

  当初の計画では、この日は東海線の浦項〜盈徳間を取材することになっていた。ところが、昨年11月15日に起きた通称・浦項地震のあおりで、京江線・萬鐘〜江陵間と同様に昨年中の開業予定であった同区間の開業が延期。発表の遅い大韓のこと、あるいは意表をついて開業するかもしれないとの期待を抱いていたが、残念ながら「開業予定未定」のまま大韓へと繰り出すこととなってしまったのであった(結局、1月26日に開業)。

  というワケで、この日以降はとりたてて予定がない。京江線を再訪して取材の肉づけをするのも悪くはないと思ったが、あれこれ迷った挙げ句に清凉里駅から中央線「ムグンファ号」に乗り込んだのであった。

Jecheon_0370

  じつは昨年からひと月以上も体調が思わしくなく、アタマのほうも普段に増して働きが芳しくなかった。そこで、久々に水安堡温泉を訪れ、のんびりと1日湯治でも楽しもうと思いついたのだが、忠州までの切符を所望するつもりが口をついて出ていたのが「堤川乗り換えで尚州まで」。
「えっ?  堤川から尚州までは列車がありませんよ」
  と駅員に怪訝な顔をされてしまった。
「あっ、忠州です、すみません!」
  慌てて訂正したが、
「こりゃぁ、ホントに大丈夫なのか???」
  と自分のザマが心配になってしまったものだ(゜゜;)(゜゜;)(゜゜;)

  なんだって尚州なのかといえば、年老いたわが母堂への土産に干し柿でも買っていくかなどと考えていたがゆえ。尚州は干し柿の名産地だからねぇ……。ぁあ、昨年10月の巻で触れたとおり、堤川駅はただいま大改装工事中でごぢいます。

Chungju_0380

  そんなこんなで忠州に到着。水安堡へは忠州バスターミナルから釜山や安東ゆきなどの市外バスに乗るのがわかりやすいが(ソウルからは東ソウルバスターミナルから水安堡ゆきがある)、そのバスターミナルまで歩くのが面倒だ。いまひとつは駅前を水安堡方面ゆき市内バスが通るハズなので、ソイツを捉まえればいい。
  ところが、大韓の市内バスは仮にバス停に時刻表があっても解読困難なケースが多いのがイカしたところ。写真は駅前大通りのバス停にある水安堡(수안보)方面ゆき時刻表。ターミナル(터미널)発らしい時刻が載せられているおかげで、どうにか駅前の通過時刻が推理できるが、バス停に備えられているデジタルの運行状況案内(「240番バス5分後に到着」などと表示される)といまひとつ噛み合っていない様子。仕方がないので、まずはやってきたバスで、通るに違いないバスターミナルまでゆき、そこから市外バスに乗り換えることにした。

  すると、ものの10分もしないうちに「水安堡方面」と掲げられたバスがやってきたではないか。そんなバスは件の運行案内には出ていないサプライズ(いいのか?  こんなことで・笑)。しかし来てほしいバスが来たのだからそれでいいのである。いそいそと乗り込んで水安堡を目指す。

Suanbo_0406

  小雨にけぶる(そいや、近ごろ大韓の街角でもケブルを見かけないなぁ)水安堡に到着。何年ぶりかは忘れたが、久々の邂逅である。

  ところで、道路をまたぐ横断幕。ハングルが読めないと、なんらかのスローガンかと勘違いしそうだが、なにが書かれてあるのかといえば、

「(
バクブギュ文化福祉局長昇進お祝申し上げます)」

  という話。(゜゜;)(゜゜;)(゜゜;)

  あのいぇすらが最高にキャワユかった「クリスマスに雪は降るの?」のなかで、ハンジワン(いぇすら)の兄貴がソウル大に入学しただの、チャガンジン(ジワンの相手役/コス)が「一流ゼネコン」に入社しただのなんてな横断幕が慶尚道山清の街角にかかっていたし、日本でもまァ、
「●●高校■■部  △△▲▲君、◎年度全国大会優勝!」
  といった類の横断幕を見かけることもママあるワケだけれど……、でもなァ……?

Suanbo_0384

  定宿の大林ホテルに投宿。社長との再会も楽しみのひとつではあったのだが、この日はご不在。詳細はわからないものの、なんとなく経営者が変わってしまったという印象を受けた。はたして……。

Suanbo_0392

  町のたたずまいは以前のまま。とりたててなにがあるワケでもないし、日本でいう「秘湯」めいたムードがあるのでもないけれど、2008年秋にはじめて訪れて以来、愛着を抱いてきたのである。

Suanbo_0400

  馴染みの「夫婦食堂」を訪れる。あまりにも久々だったこともあり、お店のおばさんも「……あれっ?  ひょっとして?」といった風情だったが、温かく迎えてくれた。

Suanbo_0399

  ココの名物はなんといってもキジ料理のフルコース。が〜。ひとりで注文するにはボリュームも代金もべらぼうなので、つつましく「クォンマンドゥグク(キジ肉入りギョウザスープ)」をおいしくいただく。

Suanbo_0405

  変わったことといえば、キジ料理と並び名物だった川畔の屋台街がキレイさっぱりなくなっていた。自家製マッコリやカエル料理なんかも味わえる並びだったが、入る入らないは別として、なくなってしまえば風情という点で寂しい感じがする。

Suanbo_0413

  母堂用に干し柿を購入。

Suanbo_0412

  店だなはちょっと寂しげ。量より質ということでグレードの高そうな顔をしたのを買ったが(20個入り2万ウォン)、ソウルの馴染みの市場で見てもらったところ、「ちょっと微妙な値段かなぁ」とのこと。「贈答用ですか?  まぁ、箱代を含めばそんなものでしょう」とフォローしてくれたりもしたが。

Suanbo_0418

  ィ翌日はソウルに直行。この「しゅぽ」前が市外バス乗り場である。

Suanbo_0395

  市外バス時刻表。左から東ソウル、城南、仁川、水原、利川、清州、大邱、安東、亀尾、釜山、蔚山、浦項、店村、月岳山ゆき。大邱ゆきと亀尾、釜山、蔚山ゆきは件の尚州を経由するが、すでに干し柿も買ったし、迷わずソウルへ。

Suanbo_0421

  しかしこの時刻表、東ソウルゆきの運賃が豪快に訂正されてあるо(^ヮ^)о

Suanbo_0416

  遭遇したのが朝でよかったと思いMASITAね。なにかの店のようではあったが。

Bus_0426

  バスの車窓は冬景色。

Dongseoul_0427

  東ソウルバスターミナルに到着。地下鉄(2号線)が接続しているが、駅や道路が常に混雑しているくクセに手狭で、使い勝手は快適とはいえない。ココに帰着するのが億劫なので、できれば避けたいところではあるけれど、それでもバスの道中は快適ではありMASITA。

  それはそれとして、よ〜く温まったホテルの部屋で寛ぎ、たっぷりとした温泉に浸かって、静かな環境のなかで旨いモノにありついたら、心配していた体調は一気に改善した。なにをするワケでもない2日間ではあったが、久々にやってきてよかったと思ったものだ。
  つづく。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018.02.09

京江線ガンマン(下)・・・の巻

Jinbu_0241

  江陵からひと駅ソウル寄りに戻って珍富駅で下車。今日から開催中の平昌五輪における競技場が最も集まっているその玄関駅である。それを反映してか、訪問時(開業時ダイヤ)ではおよそ半数が通過となっていたが、五輪開催中は全列車が停車。そのあとどうなるのかはいざ知らずではあるが……。

Jinbu_0245

  なんと(?)ホームや駅前など一部で初期工事が完了していなかった(゜゜;)(゜゜;)(゜゜;)

Jinbu_0265

  五輪案内ブースも工事たけなわ。DKにあった大韓算をふと思い出したりしたが、こうしてみるとつくりはわりとシンプル。いかに世界的イベントとはいえ、過剰な飾りつけは日ごろから疑問を抱いているだけに、なんとなく好感が持てる。

Jinbu_0248

  駅コンコースもこれみよがしな派手さは皆無。ただ、列車の待ち時間を過ごすための施設(狭い待合室のほかはベンチもない)が必要なように思えた。会期中の混雑をはたして快適にさばけるのだろうかという気もする。

Jinbu_0251

  しかしまぁ、祭りのあとは単なる山あいのローカル駅。例の「冬のソナタ」で登場した龍坪リゾートなどへの観光利用は考えられるものの、ほかの駅や路線そのものを含め、“他山の石”という意味でも今後の様子が興味を引く京江線ではある。

Jinbu_0260

  シャトルバス乗り場も整備中だった。駅は高台に位置し、町(村?)が一望できるものの、やはり駅前は閑散として寂しい感じもする。

Jinbu_0255

  駅への取りつけ道路は一方通行の回廊式。

Hoengseong_0274

  つづいて、横城にやってきた。今回訪問の京江線6駅中で最後の下車駅である。

Hoengseong_0282

  横城は平昌五輪とは直接の関係はなく、径路上に新駅が設けられた格好だ。が〜……。

Hoengseong_0283

  駅前はこんな案配。右手の小屋は牛小屋である。さすが横城は韓牛の名産地といったところだが、駅に降りたところで町がどこにあるのかすらさっぱり覚束ないのがイカしている。それはそれとしても、手前の土嚢。どうも京江線横城駅開業が歓迎されていないような気もするのだがどうだろうか?

Hoengseong_0289

「ようこそ」と言われてもねぇ……。

Hoengseong_0291

  いちおう路線バスも走っている。それなりに大韓の交通には慣れているつもりではあるけれど、この情報をもってどこに行けというのか、ハタと考え込んでしまった。あとで調べてみたところ、市街地へは北西寄りに道のりで3〜4kmほど。だが、コレのどれに乗ればまがりなりにも市街地へと辿り着けるというのか……。おそらくは、とうの大韓人も地元民でもなければ同じ感想を抱くに違いない。たぶん「횡성(フェンソン)」ゆきに乗ればいいのだろうが、それとてどこに行くのか判然としないし、この時刻がこのバス停のものではない可能性も大韓では極めて高い(帰国後、DAUM地図で検索したところ、1日わずか5本の「2番バス」が市街地に到達していることがわかった……)。

Hoengseong_0296

  せっかくなので走るKTXでも撮るかと思い撮影場所を探してみたが、「ぁあ、汽車撮影にあたって遠景手前の樹を引っこ抜いた(所定の手続きを踏んでの話だが)のを自慢していた御仁がどっかにいたなァ……」などと思ったものだ。天気もこうだし、余興といえば余興ではあるが。

Ktx08_0324

  横城からはいまいちど江陵に戻り、最後はソウルまでKTXの「特室」で寛ぐ。江陵に戻ったのは単純に横城での待ち時間が長過ぎるということと、逆に江陵滞在が短過ぎるというダイヤ上の関係。「特室」ではおやつのサービスがある。

Seoul_0326

  京江線を行きつ戻りつしつつソウルに帰還。

Jinbu_0264

  京江線列車の運行地図。

Jinbu_0263

  五輪競技会場と最寄り駅案内。

Cheongnyangni_0357

「ぁあ、余興でなにかしら五輪グッズを買ってもよかったなぁ……」
  とあとで思ったが、文字どおりに後の祭り(とりたててほしいモノもなかったのだが)。そこで、いちおう仁川国際空港をざっと見回してみたけれど、残念ながら遭遇することはできなかった。まっ、ケンチャナヨ!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018.02.03

京江線ガンマン(中)・・・の巻

Pyeongchang_0159

  萬鐘駅のおつぎは平昌駅。五輪のタイトルになった地名であり、おそらくは京江線内でもっとも名の知れた駅名であるに違いない。御周知のように平昌はピョンチャン。ハングルでは「평창」。とりたてて特徴のある響きではないけれど、後輩Hは「ピョンチャンオリンピック」と最初に耳にしたとき思わず大爆笑したそうな。ぁあ、言われてみれば「ピョンちゃん」ってのはどことなく微笑ましいワケですね(゜゜;)(゜゜;)(゜゜;)

Pyeongchang_0164

  高速新線の新駅にしては珍しくも集落に近いというか暮らしのぬくもりが窺えるが、五輪開催に伴う開発は、こうして見える範囲では京江線開業のほかはまったく感じることがない。五輪終了後にでも再訪しつつ、こののどかな町を歩いてみたいような気もする。

Pyeongchang_0168

  マスコットキャラが五輪開催をほそぼそとアピール。五輪本番を迎えれば風景は一変するのかも?

Pyeongchang_0190

  ホームはほかの駅と同様に2面4線。ただし使われているのは2線のみ。五輪終了後は言うに及ばず、五輪期間中の時刻表をチェックしてもそれで十分という感じで、過剰な設備を持て余すのは目に見えている。この路線に限らず、どうしてこうも2面4線にこだわるのかと思う。
  いまひとつは、エスカレーターとホームとの間の妙な段差とスロープの狙いがわからない(ほかの駅でもみられる)。バリアフリーという視点からもそうだが、乗り降りや列車待ち乗客らの動線として不自然かつ不合理なのではアルマイトの弁当箱?

Ktx04_0195

  とはいえ、全体的にわりとシンプルに設計されている(?)ように見えるのは好感が持てる。

Ktx04_0197

  列車は終点の江陵を目指す。こんなあたりは夏場の列車撮影ポイントになるかもしれない?
  ところで、今回の京江線探訪では江陵駅には2度訪れた。これは、全6駅訪問の都合上ということがあるが、それを優先すると江陵滞在が30分ほどとなってしまい、駅と駅周辺を観察するにはやや覚束ないと考えたからだ(ほかの各駅はそれぞれ1時間程度以上を確保しておいた)。いまひとつは江陵や正東津で1泊するのが理想的ではあったものの、乗り降りが頻繁となるゆえ荷物を軽くしたかったことと、できればソウル〜清凉里間もこの日のうちに乗っておきたかったため、あえて日帰りとしたのでありMASITA(久々に正東津でなじみの「キャッスルモーテル」で1泊し、おいしいスンドゥブを味わいたかったのだが……)。

Ktx07_0300

  嶺東線の線路が合流。2014年9月以降、江陵〜正東津間が京江線工事に伴い運休中。あるいは同時に復活するかと期待していたけれど、残念ながらこの日までには間に合わず。いまのところ今年3月中旬の運行再開がアナウンスされているようだ。

Gangneung_0208

  江陵駅に到着。

Gangneung_0205

  乗客は意外なほど多かった。ビジネスや江陵に観光にやってきましたというよりは、単純に京江線に乗るのが目的という乗客が大半のように思えたがどうだろうか。

Gangneung_0209

  行く手は完全に行き止まり……。北朝鮮やロシア方面へというのはさておいても、せめて束草まで鉄路が復活してくれたらと熱望するのだが、この様子からするとそんなつもりがあるのかないのか……。

Gangneung_0303

  ターミナル駅なだけに、ほかの駅とは比較にならないほど施設は充実かつ立派。

Gangneung_0216

  円形の駅舎というのも、考えてみればユニークな存在といえそうだ。

Gangneung_0234

  それにしても、かつての面影はまったくナシモフ。ホームが半地下構造で、どことなく冷たく暗い印象を受けるのが残念だが、反面、街と駅舎との間に段差がなく、快適なエントランスになっている。

Gangneung_0231

  かつては路線バス網と分断されていた江陵駅だが、駅前広場にバス乗り場ができたのは大きな改善だ(拠点駅であっても、路線バスとの連携がほとんどあるいはまったくできていないケースが目立つ。「タクシー業界からの反発もあってバスの乗り入れをさせていないんです」という話を大韓人の知人から聞かされたこともあるが)。

Gangneung_0304

  2面4線のうち1面2線が嶺東線系統「ムグンファ号」の発着ホームとなるようだ。ソウル方面へは京江線経由の独断場になりそうだが、清凉里(청량리)の文字があるところからすると、ソウル(清凉里)〜江陵間の「ムグンファ号」が復活するのであろう。時間はかかるものの、乗って楽しいルートではあるし、この表示にはホっとさせられた。

Gangneung_0308

  江陵駅構内には京江線紹介コーナーも。

Gangneung_0315

  鉄道駅というよりは国際空港のごときである。だが、ほかの新駅が“秘境風味”であるだけに、この賑わいが好もしく感じられた。

Gangneung_0225

  とはいえ、駅前界隈はかつてのママ。じつはこの駅前通りは安宿街であるのだが、そのテ(どのテだ?)の商売を兼ねている「宿」が多い。単に歩くぶんにはどうってことはないけれど、こういう通りが醸す独特のムードにはそれ相応の味わいというものがあるというのも否定できず、その後の運命が気にかかっていたのであった(あえて“客”になるとどうなるか?  ネット上で、あれこれコトの顛末を記しつつ「後悔しMASITA」といったふうな大韓人若者<?>のリポートに遭遇したが、そのあたりが参考になりましょうか・笑)。さしあたりはこのとおり御存命の様子だが、一般的には歓迎されてないだろうからねぇ……(゜゜;)(゜゜;)(゜゜;)
  つづく。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2018年1月 | トップページ | 2018年3月 »