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2017.07.14

新型寝台列車でバンコクへ・・・の巻

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  ビエンチャンの元「都バス」で帰路につく。ノンカーイゆき国際バスが2時間に1本程度運行されており、それに乗ればあれこれ考えずに済んでしまうが、それではつまらないと思ったからだ。

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  件の14番バスは運行本数も多く便利。ただし最終が18時台と早いので、利用のさいには注意したい(ビエンチャンの商店群もまた店じまいが早かったのと共通する習慣だろうか?)。ちなみに元「都バス」ではあるが、飛ばすことはまったくなかった。ごくごく限られたなかでの感想にすぎないが、交差点の信号はわりと安心して渡れたし、自動車の運転はわりと温厚な印象で、交通法規にしても守られているように思えた(あたりまえっていやいえるのだが、この点であまりほめられない国や街は決して例外ではないだろう)。もっとも、トゥクトゥクやバイクの往来が激しいなど、賑やかさという点で日本の感覚とはだいぶ異なっているのだが。

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  友好橋のイミグレーション。時間には余裕があるし、越えるのがもったいないような……。

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  旅行案内書などにも記されていることだが、ラオスのイミグレーションは週末やそれ以外の日でも時間帯によっては「手数料」を徴集される。往路のターナーレン駅では窓口で支払うとハンコを捺したパスポートが返却される流れだったが、こちらではパスポートコントロールを済ませるとご覧のような「自動改札機」が待ち受けていた。この左側に専用の窓口があり、そこで手数料と引き換えに手渡される通過用のカードを使って関所をパスするのである(頻繁に行き来するラオス・タイ人に向けには別途の通行証のようなものが発行されているようだ)。

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  いよいよ国境越え。友好橋区間は専用のシャトルバスが運行されている(青い看板のところがその切符売り場)。

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  前日に列車で越えた国境をバスで辿る。

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  友好橋ノンカーイ側イミグレーション。
  そこでイミグレーションカードに記入していてふと気づいた。タイ(ラオスも)のカードには「滞在先」を記入する欄があり、ホテルなどが予約してあればその名前を記入すればいい。ところが、今日はこのままノンカーイから夜行列車でバンコクに戻り、その日の夜行便で日本に帰国するため、「滞在先」などと問われても……という気もする。まぁ、適当にホテル名を記しておけばよさそうなものだが、念のため係員に訊ねてみた。すると、「ぁあ」と納得した表情で、件の欄に「Nongkhai」(ノンカーイ)と一筆。なんのことはない、なにかしら記してあればそれでいいということのようだ。

  もっとも、バンコク・スワンナプーム空港のイミグレーションに1泊目に予約しておいたホステルの名称「@Hua Lamphon」を書き込んでおいたところ、施設名だと理解してもらうまでにひと悶着が起きた(ヘンに疑われたふうではなく友好的な対応ではあったが)。ホステル名の「アットフアラムポーン」の「フアラムポーン」はまんまその地域の呼び名。バンコク中央駅であるクルンテープ(地下鉄駅はフアラムポーン)駅の真ん前という立地のよさから選んだホステルではあるが、知らなければ「フアラムポーンはわかったからそのどこなのよ?」と訊きたくなるのが人情というものであろう。とはいえ、昨年11月も同様のカードを提出したけれど、そのときはなんの問題もなかったし、ノンカーイでは単にノンカーイでよかったんだからねぇ……。

  コレには後日談(?)があって、スワンナプーム空港での出国のさい、順番まであと3〜4人というところでふとイミグレーションカード(ノンカーイで手続きした半券)に目をやると、それは出国用ではなく入国用のほうであった……。あの「Nongkhai」の係員が間違えたのである。仕方がないので、そしらぬ顔でパスポートとともに提示したところ、なにごともなく笑顔で通してくれたが、国や係員によっては不愉快な思いをさせられるネタになる可能性もあるのではアルマジロ?  まっ、ケンチャナヨである(゜゜;)(゜゜;)(゜゜;)

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  友好橋からは徒歩でノンカーイ駅へ。駅裏に広場というか更地があるのだが、週末ということだろうか、青空市場が開かれ賑わっていた。

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  ターナーレン発・国際列車の夕方便が到着。往路に乗った列車と同様に、通い慣れたふうなひとびとがホームに降りてきた。

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  バンコク(クルンテープ)ゆき急行78列車。左にいるのは快速134列車。ともに3等車(ボックス席)主体の座席車オンリー編成である。しかし、快速のほうは2・3等ともにデッキつきで、こと車両に関していえば、どう考えてもこちらのほうが格上。唯一、急行の2等車はエアコンつきではあるものの、どちらかを選べと言われたら、乗り心地から考えて迷わず快速のほうだろうなァ……。

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  急行につづき快速もバンコクに向けてノンカーイをあとに。

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  こちらはこれから乗り込む特急26列車(写真は食堂車)。11月にチェンマイで見送った新型車両であるо(^ヮ^)о

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  タイ国鉄公式サイトを通じて、2等寝台下段をキープしておいた。

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  走り出すとほどなく係員がベッドを設営。終着駅到着1時間ほど前に再び座席に戻されるというのがタイ国鉄流だ。しかし、この列車は19時発6時着と行程の大半が夜行時間帯。わざわざ走行中に作業しなくても、発車前(朝方にノンカーイに着いたまま駅構内でヒルネをしている)と到着後にやるほうが、係員・乗客の双方にとって有益ではないかと思うのだが……。
  とはいえ、かつては日本の国鉄でも見られた「懐かしの場面」がこうして現役でいるのは、鉄道愛好家としてはうれしいかぎり。

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  新型だけあって、食堂車も現代っ子といった風情。ノンカーイ駅構内にあったらしい食堂は廃業して久しいようで、駅前も閑散としていううえ、あえて入りたいような店がないため、列車メシを楽しみにしていたのはいうまでもない。タイの寝台列車では食堂車クルーが夕食などの注文に回っており、11月に乗ったチェンマイ〜バンコク間の特急でも、調理したてのタイ料理が心身を満たしてくれたものだった。ケータリングを頼んでもよし。食堂車に切り出してもよし。ワクワクしながら乗り込んだのでありMASITA。が〜。

  ベッドが設えられてからも来るハズの注文とりがやってこないではないか。なんにしてもこのままでは楽しい寝台列車の旅がすきっ腹を抱えた道中になってしまうところであった。再び、が〜〜……。

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  チェンマイ特急にあったタイ料理定食なんぞ写真入りメニューには陰も形もナシモフ。わずかにスープ料理系というかナベ系というか、そのテの料理が載っていたので頼んでみたところ、だいぶ待たされた挙げ句にお出ましになったのは「お湯を注げばケンチャナヨ」といった風情のコレであった。まぁ、味は悪くなかったが、メニューにもほかのテーブルにも酒のさの字もなく、食堂車を謳っていながら係員つきのラウンジカーと化してしまったようだ(スナック菓子の類やソフトドリンクの販売もある)。少なくともこの26列車に関しては。

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  洗面所やトイレもキレイ。やや手狭な印象も受けたが、トイレは安心して使うことができた。

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  かつては日本でもこういう情景があたりまえにあった。寝台列車という、こんなに快適で便利な乗り物をほとんど放棄してしまったに等しいわが国の現状は残念でありもったいないとも思うワケだが、まぁいい。去るものは追わず。こうして外国に繰り出せばいいだけの話である。
  ちなみに、この新型車両にはなんと車内放送がある。ビデオモニタまで天井から下がっているが、欧米人向けの観光案内でもしたいのか、英語によるバンコク案内、それも同じヤツが大音量で延々と繰り返される始末。まっ、イロイロあるさと放っておいたけれど、食堂車(こっちは静か)から戻ってもまだ同じのをループしたまんまだったので、さすがに車掌に申し出て止めてもらった(持参の「指さし会話ミニ・タイ」──田村社長、ご無沙汰しておりますm(__)m──の「うるさい」というのを本の狙いどおりに用いたところ、すぐにわかってくれて止めてくれた)。乗客の大半を占めていたと思われるタイ人にとってもうるさいのは一緒なのではないかと思うのだが、そういうのはあまり気にかけないものなのだろうか。そんなのを観察するのも外国旅行の面白さではありますね。
  つづくо(^ヮ^)о

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