愚劣なる甲子園・・・の巻
この夏も、あの“うざったい”高校野球大会(甲子園)がはじまった。
野球観戦はキライではないし、一所懸命にがんばっている選手たちに文句を言うつもりもない。だが、個人的にあの野球大会が大キライなのである。理由は、高校生という一アマチュアの競技会を取り巻くバカ騒ぎが気にくわないというひとことにつきる。その背後に蠢く高野連という圧力組織の姿にも気持ちの悪さを感じる。
高野連による強権体質は、明徳義塾高校の本選辞退にも顕われている。上級生による下級生への暴力行為が発端だというけれど、やられた側の下級生もいっしょくたに辞退させられることの理不尽さ。こんなものは“指導”するにしても別の方法があると思うのだが、どういうわけか一律して競技する権利が剥奪されてしまうのである(まぁ、高校野球に限ったことではないかもしれないが)。今回は、それにくわえて同校の隠蔽問題も絡んでるとはいえ、最大の被害者が上級生にいじめられた選手を含めた生徒たちであることにはかわりはない。腹が痛まないのは高野連。なんだかクソミソ一緒のような気がしませんか?
で、6日に行なわれた開会式の場で、高野連の愚かしさをわかりやすく御披露する事件があったという。
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20050806k0000e040044000c.html
8月6日は、人類史上はじめて核兵器が実戦使用された世界的に重要な日である。原爆被投下地である広島県代表の出場校が、8時15分の投下時刻には開会式のために選手らが集結していることなどもあり、出場48チームでの 黙とうを呼び掛けたのはごく自然な考えだ。今年は戦後60年。あの野球大会は、少なくともタテマエ上は教育の一環となっているので、高校生らによる黙とうは、大会にとっても非常に価値のあるものになるハズだ。ところが、同校の主将がその黙とうのメッセージを伝えようとしたところ、高野連によって制止させられたというのはどういうわけか? 高野連の田名部和裕参事は「原爆は広島だけのこと。この場でみんなを巻き込むのはよくない」と語ったというのだが、こんなトンチンカンな歴史認識を持った男が参事を務める高野連が“人間形成”の類をしかつめらしく標榜するとはじつに片腹痛い。原爆は広島ばかりではなく、日本全体、さらに世界中の問題である。それを「広島だけのこと」としゃぁしゃぁと言いきるとは……。さらに、「今日の黙とうは1校でやるものと思って許可した。」という高飛車な感覚。まぁ、高野連というのはモトモトがそういう体質なのだから、いまさら驚いてみてもしょうがないかもしれないけれど、あらためて呆れ返るには十分なバカ事件であった。今後の責任追求(あればだが)を期待してみたいものだ。
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